パザ日誌


2006年03月31日(金曜日)----すぎもと

合併

徳島県内の「平成の大合併」で三十一日、海部郡に「美波町」「海陽町」の二つの新自治体が誕生した。美波町は旧由岐、日和佐両町、海陽町は旧海南、海部、宍喰三町が合併。

わが故郷のこの合併。何故期末が明けた4月1日にスタートしないんだろう? と思っていたのですが、旧特例法は、平成17年3月31日までに合併申請して、平成18年3月31日までに合併した市町村が適用対象になるんですね。その最終日に滑り込み合併と。しかし、しっくりこない名前ですなぁ。定着するまでにどれくらい時間がかかるのでしょうね? 少なくとも、地元を離れているものにとっては、なかなか定着しないですよ、頭の中では分ってても。

例えば、数年前に電話番号が変わったんですよね。いや、番号自体が変わった訳じゃなくて、区切り方が変わったんです(市外局番と局番の桁数が変わった)。例えば、今までは01234-5-6789だったとすると、0123-45-6789になったんですが、わたしの中では何年経っても昔のままです。

焼き鯖寿司

それはともかく、やっと3月が終わった! って感じでホッとしております。夜ご飯には、高知県の焼き鯖寿司を頂きました。プラッツ近鉄の四国物産展で買ったものらしいです。高知県の寿司なら酢は柚子酢かな? と思ったら、普通の酢飯だったのは残念でしたけれど、美味しく頂きました。


2006年03月30日(木曜日)----すぎもと

論点

京都は来月9日に知事選があるので、市内にも駅前でチラシをくばったり、交差点にでっかいポスターが登場したり、電車内や市バスに案内がでたり、家のポストにチラシがはいっていたりしてるのですが、これらを見ていてもの凄い違和感があるのです。

あえて政党は言いませんが、ひたすら『女性知事を!』っていうような主張を1番にあげているからです。これはまったく論点が違うだろ! と思うのですが、何であんな事をデカデカと掲げてるんだろう? と感覚を疑ってしまいます。そんなことはどっちだっていいんだって!


2006年03月29日(水曜日)----すぎもと

自動採点方式

最近、本当に寒いですね。特に懐が。

20歳の大学生の男子と話をする機会があって、「趣味は?」と使い古された問いかけに、我ながら国外逃亡したくなる程ブルーになったりしました。この辺り、関根勤さんのように「好きな筋肉は?」くらい気の利いた問いかけを出来る様な大人に、はやくなりたいものだと思うのですが、今の自分には精一杯の質問でございました。

すると、その大学生は最近ボーリングに凝っているらしく、河原町のラウンド・ワンとかに、友達と良く行くらしいのです。ところが、よくよく話を聞いてみると、ボーリングの採点方法をまったく知らないで、プレイをしている事が判明。そうか、最近はコンピュータ・ボーリングで、自動的にスコアリングされるから、そんな事意識せずに、ただボールを投げてたらいいんですもんね。

今ではすっかりテレビのボーリング番組もなくなってしまいましたが、わたしがボーリングを良くしていた高校生の頃は、中山律子さん時代の絶頂期とは比べ物にならないにしても、プチ・ボーリング・ブームがあって、まだボーリング番組もありましたし、良くボーリングには通いました。といっても、うちの地元は田舎で、ボーリング場とかは無く、最寄りのボーリング場までは、車で1時間くらい離れた所に有ったので――たしか津乃峰ボールっていう名前の阿南市のボーリング場――、親父に連れてってもらうか、車の免許を持った学校の先輩と行くか、原チャリでビンビン行くかで、ちょっとしたイヴェントではありました。

勿論、まだコンピュータ・ボウリングなんていうのが普及する前だったので、スコアは自分で付けなくてはなりません。わたしはボーリングは下手だったけど、スコアを付けるのが大好きで、ボウリング絶頂期を知る親父に教えてもらったり、テレビを見て覚えたりして、スコア付けに励んでました。ボクにとっては、ボールを投げるのと同じくらい、スコア付けは楽しいボーリングの一部だったのです。それが、今では勝手に付けられる様になって、ボーリングの楽しさは半減しまして、そのせいで「ボーリングはしたいけど、スコアが付けられないんじゃなぁ……」とかって、ボーリング場に行く機会もしだいに無くなって来た今日この頃です。

それが、近頃のニュータイプな新人類(死語)は、採点方法も分らずやりますか。これにはビックリ。あっぱれなコンピュータ・ボーリングですな。ただ、やっぱり採点方法が分ってた方が、プレイも面白くなるというものですし、基本的な採点方法を教えてあげると、ちょっと喜ばれました。彼らもこれからは、スペアの後の第1投目がガータだと、転げ回って悔しがる事ができるでしょう。


2006年03月28日(火曜日)----すぎもと

未発表音源シリーズ

京都のCDショップJoe's Garageよりメール。登録してあるので、いつもセールや入荷の案内を送って頂くのですが、ロックにあんまり興味が無いわたしは、ほとんどのメールをタイトルだけで削除してしまいます(苦笑)。

今回のタイトルは「Zappa新入荷アイテム!」。これは見ない訳には行きません。見てみると、案内のはブートだったので、ブートまではそんなに興味が無いのでガッカリだなぁ……と思っていたのですが、公式からもザッパ未発表音源シリーズが2作品出るんですね。4月25日発売。『ジョーのクリスマスアージ』と『イマジナリー・ディジージーズ』(共に2CD)。とりあえず、『イマジナリー・ディジージーズ』は面白そうなので絶対に買います。解説がスティーヴ・ヴァイっていうのも楽しみですね。

そういえば、このシリーズの『ジョーのコサージュ 』も『ジョーのドマージュ』も、結局購入できてないのですよ。Joe's Garageに行けば置いてあるのですが、何故か購入欲が湧かないのです。

さらに、そういえば、一時アクセスログのリファラにwww.zappa.comからのが毎日有って、ちょっとビビった事があったんです。何事かと思って。見てみたら、だれかがフォーラムに2003年12月21日の日誌のザッパ・ケーキの写真を載っけたみたいでした。何故か海外からリンクされる時はですね、こういう感じで食べ物の写真へのリンクが多いのが不思議なんです。ちなみに海外からの1番人気な写真は2002年12月12日の日誌のパンの写真です。何故この写真が外国の方に人気なのかは、まったくもって謎なのですが、ザッパ・ケーキとは違って、色々な所からリンクされているんですよね。何が気になるんだろ?


2006年03月27日(月曜日)----すぎもと

『ユリイカ』を買った

こういう質問自体の是非はともかくとして、「無人島に1アーティストだけの音楽CDを持って行けるとしたら、何を持って行くか?」ともし聴かれたならば、迷う事無く答えるでしょう、「ティポグラフィカ」と。

海賊版を含めた100枚を越すザッパCD――ボクはそんなには持ってませんけれど――よりも、故人となったザッパよりも多く、自己レーベルからCDを出し続けているシュトックハウゼンの全集よりも、4枚のティポグラフィカのCDを持って行きたいです。枚数は少ないけれど、質では決して負けておりません。それくらいティポグラフィカには思い入れがあります。直接ライヴも見ていない、CDだけの体験しかありませんが、こんな凄いバンドは本当に無いと思います。

本日発売のユリイカの特集は『菊地成孔』。昼に某書店へ行くと、すでに先月号の『マドンナ特集』の姿しか無いのです。それはそれで非常に興味が有りましたが、買わずに帰り、夕方に四条のジュンク堂で発見し、1冊購入しました。まだ数冊の在庫は確認できました。考えてみれば、立ち読みはすれど、『ユリイカ』を買ったのは『フランク・ザッパ特集』以来でした。

流石にかなりの読み応えがあり、興味深い内容の記事ばかりですが、「ティポグラフィカ好き」という角度だけからしましても、かなり充実した内容だと思います。中でも大谷能生氏の書いた「『90年代は、俺たちはずっとリハだったわけ。』〜ティポグラフィカの遺産と菊地成孔」では、結成から初ライヴまでリハだけで1年かかったとか、ライヴが無い月でも毎週3回、6時間のリハをしていたとかという当時の様子も興味深いです。

それから、岸野雄一さんの記事中に出ていた言葉で、ポリリズムの事を『微分的変拍子』って言ってるのが、もの凄く興味深かったです。目から鱗って感じで。この辺りのまとめて、改めて書いてみたいです。とにかく、もうちょっと読み込むことにします。


2006年03月26日(日曜日)----すぎもと

香瑩

昨日の大阪の帰りの車の中で、FM大阪で神谷明がパーソナリティをする番組をやっていて、相変わらずこの人はええ声やなぁ……と思って聴いてました。特にガハハハハハハという笑い声がええ声でした。ゲストが稲垣潤一だったんですが、もうひとり、聞き覚えの有る女性の声がするなぁと思っていたら、なんとシャインさんじゃないですか。成る程。リョウ・パーパとシャインさんの番組だったのね。エンジェル・ハートの。

シャインさんの声は川崎真央という方で、番組は『シャインズ・カフェ』という番組のようですね。

その『シャインズ・カフェ』を聴きながら帰る道中、ちょっと小腹が減って来たので、車の中にあったチョコレートをちょっとだけのつもりで食ったら、これがやめられなくなって、ほぼ完食状態になってしまいました。片頭痛持ちになってから、チョトレートは封印していたのですが、嫌いで食べなかった訳じゃないので、食べだすと反動で押さえきれなくなってしまうんですな。いったれー! みたいな感じで食ってしまいました。こうなったら止まらずに、途中で寄ったセブンイレブンでえびせん――かっぱえびせんじゃなくて、丸いヤツ――も買い込んで、ポカリスエットと共に食いまくってしまいました。

そして、そのせいか、本日は起きてからずっと頭痛が続いております(苦笑)。頭痛持ちの方、チョコはほどほどに!

夜、『情熱大陸』はジャズ・シンガー与世山澄子さん。去年出たCDが欲しいと思って、まだ買えてないのでした。凄い歌声で、改めて欲しいと思いました。菊地成孔氏もコメントで登場。明日は『ユリイカ』の発売日ですね。


2006年3月25日(土曜日)----すぎもと

また大阪へ

ギター

天気もいいし、どこか出かけるか……と思って、着いたら大阪でした。2週連続です。先週は予定より遅く着いたおかげで、見たい所が全然見られなかったので、今週も来てみました。

でも結局着いたら夕方の4時。先週と同じ当たりの駐車場に停めたので、またOCATから地下におりてなんばウォークへ。OCATの地下ではフリーのジャズ・ライヴをやっていて、これは見て行こう! と行ってみたのですが、まったく詰まらない演奏でガッカリ。ちょうど4ヴァース・チェンジだったのですが、若いのに何でこんなおっさん臭い演奏するんやろ? という演奏で、周りのヒップ・ホッパー達も退屈そうでしたですね。

とにかく時間も時間なので、お腹も空いて来たという事で、まづご飯屋さんを探していたら、なんばウォークの中にMoe Gardenがオープンしていてビックリでした! どんぐり共和国の隣――というか一緒のスペースに――に! Moeっていうのは白泉社から出ている月刊誌で、この店ではバムケロのぬいぐるみとかが売ってるので、次に東京に行った時には行きたい所の上位だったのです。バムケロ・ファンとしましては。来月にはケロちゃんのぬいぐるみも発売らしく、予約を受け付けておりました。

カツ丼を食って胃袋を満たした後、大阪月光荘へ。月光荘っていうのは、銀座に有る画材屋さんなのですが、大阪にも直営店ではないのですが、月光荘の商品を扱ってるお店があるのです。初めて行ったのですが、こんな所にあったとは! というような、道頓堀のいかにも大阪を代表する様な場所にあってビックリ。月光荘の商品は、京都でも恵文社で扱ってるのですが、大阪月光荘はスケッチ・ブックとかの品揃えが多くていいですね。

その後、心斎橋の石橋楽器を覗いて難波へ戻り、ソフマップで太陽誘電のCD-Rを20枚(10枚380円を2セット)とDVD-Rを50枚(3480円)を購入。さて、これから現代音楽の中古CDを探すぞ! と思っていたら、ちょうど20時になってしまって、軒並みシャッターがガラガラと降ろされてしまいました。あーあ、2週連続目的果たせず……(苦笑)。その後、これではあんまりなので、アメ村へ向って、先週ライヴをしたセラーの横を通りつつ、タワレコ心斎橋へ行ってみたら、なんとここ、クラシック・コーナーが無くなってるではないですか! あちゃー、これは大ショック! 大阪のタワレコでは、ここが1番良かったのに!

写真は日本橋のジョーシンがやってるガンダム専門店の、ショーケースに飾ってあったギターです。ハムバッカーのピックアップとか付いてるけど、ちゃんと弾けるんでしょうか? 売ってるのかな?


2006年03月24日(金曜日)----すぎもと

次は5月

次回のライヴが決定いたしました。5月21日(日曜日)。京都Arcdeux

詳細はまだ未定ですが、分り次第ライヴ情報へアップいたします。次のライヴは新曲が出来るでしょう。


2006年03月23日(木曜日)----すぎもと

ショック

よみうりテレビの平成紅梅亭を予約録画したのですが、見てみてビックリ。最後が切れていて、途中までしか録画できてませんでした。ショック! DVDレコーダーで録画をするようになってからは、DVDレコーダーで出る番組表から予約をするのですが、これを信用したらこういうえらい目にあう事がたまにあります。特に1週間前くらいから予約したのは、その後時間や尺が変更になったりしても、予約時間を自動で変更してくれる訳でもなく、こういう事故になってしまうのですな。せめて前日くらいには予約のやり直しをするべきだなぁと反省。

なによりショックなのは、今回の平成紅梅亭は故桂吉朝氏の追善落語会だったのですが、切れてしまったのが、最後の吉朝氏の噺だったのです(涙)。あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、ショック!!


2006年03月22日(水曜日)----すぎもと

じゃ、頭から

作曲家の宮川泰さんがお亡くなりになられたのですね。

「恋のバカンス」「宇宙戦艦ヤマト」などを手がけた作曲家の宮川泰(みやがわ・ひろし)さんが21日、心不全で東京都内の自宅で死去した。75歳だった。

息子さんはよく出ておりますが、お父さんは最近めっきりテレビに出ないなぁ……と思っていたら。合掌。

僕らの世代でいえば、やっぱり『宇宙戦艦ヤマト』なのですが、あの曲、特にあのアレンジは名アレンジですね。以前、何かの番組でこの『ヤマト』の制作秘話――元ネタが何かというような事――をお話ししてましたが、あの元ネタは何って言ってたかなぁ? 忘れてしまいましたが、我が家のビデオ・アーカイヴにひょっとしたら残ってるかも。

そういえば、宮川泰さんは大変愉快な方で、駄洒落とか良く言ってたイメージなのですが、一番印象に残ってるのが、関西テレビで月1回、夜中に放送していた渡辺香津美さんがホストの音楽番組『夢の乱入者』に出た時に、ピアノを弾いてた宮川さんが、演奏が終わった後かなんかに「じゃ、もう1回。頭から」って言って、鍵盤に頭から突っ込んで行った事ですね(笑)。これは結構ウケました。皆に「ベタやなぁ……」とかって突っ込まれておりましたが。これも録画してあるので、整理――ちょっとづつDVD化してるので――がてらにまた見てみようと思います。


2006年03月21日(水曜日)----すぎもと

ドラムライン

大阪ライヴの数日前、京都のソフマップで2本のDVDを購入しました。

1本は『シザー・ハンズ』。ティム・バートンのファンと言いながら、DVDは持ってませんでしたが、これが新品で840円だったので購入。もう1本は、絶対に見たいと思ってて、ついに見に行く事が出来なかった映画『ドラムライン』です。これも何と840円。この2本共に、昨年、期間限定で999円で売っていたものですが、売れ残りなのか、それとも当時からソフマップ価格がこうだったのか、とにかく中古品より安いくらいの840円。2本でも1680円ですよ。ライヴが終わってから見ようと思って封印していたのですが、無事ライヴも終わったので、見てみました。

『ドラムライン』は学園マーチング・バンドモノ――そんなジャンルはない(笑)――で、ストーリーは実話を基にされているらしく、有る意味ベタなストーリーなんですが、何と言ってもパフォーマンスが素晴らしいです。正直、見る前までは、映画だし演奏シーンはそんなに入ってないと思ってたのですが、後半はたっぷりと演奏シーンがあって、充分にバンドのパフォーマンスも堪能できます。

何より随所にショーアップ技もちりばめられているので、(ドラムセットを演奏する)ドラマーも必見の映画だと思います。個人的にも、パクりたいネタが何個もありましたので、是非チャレンジしてみたいと思います。



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