パザ日誌


2008年09月24日(水曜日)----すぎもと

京響公演と『ミクロ』と『コスモス』

京都市交響楽団の定期公演。12月分のチケットはもう購入してたのですが、11月の分を買うのを忘れており、本日慌ててファミリーマートの端末で購入。

ワタシの基準としては、スケジュール的に大丈夫でも、近代・現代ものがプログラムに含まれてない場合はパスします。でも、そのへん京響はうまくプログラムを組んでくるので、結構行きたいと思う定期公演が多いので嬉しいです。来月の公演も現代ものとベートーヴェンの『運命』なんて、とても憎いプログラム。

ワタシ、ベートーヴェンは大好きで、昔からそれこそレコードが擦り切れる勢いで聴いていたものですが、今ベートーヴェンだけのプログラムにお金を払って行くのはちょっと躊躇してしまいます。選曲されてる方からすれば、どっちかっていうと近代までのプログラムの方が集客があるのかもしれません。ワタシみたいに現代よりのプログラムしか行かない人は、本当に少数派だと多いますし。現実、あの武満徹だけのプログラムで、指揮が故岩城宏之氏、吉行和子さんのゲストで休日だったにも関わらず、いまひとつの集客だったのですよ。岩城さんが振る世界のタケミツであれですよ。なんかちょっと悲しくなってしまいました。それにも関わらず、京響のプログラムはちゃんと現代よりの曲を入れてくるっていうのは、本当に素晴らしい事だと思います。きっと、現在進行形の音楽を無視する事は、未来のクラシック音楽界をダメにするという危機感もちゃんと持っているのではないかと思ったりしてるのですが、どうでしょう?

ひょっとしたら、来月の公演は現代ものがあるので、古典枠(?)は敢えて超ベタな『運命』で組んだのではないかと思ってしまいますが、現代ものメインで行くワタシとしても、久しぶりに『運命』を生で聴ける――多分、徳島に居た頃に聴きに行ったN響以来二十数年ぶり――というのは嬉しいものです。ただ、現代ものが嫌いな人も確実に大勢居る訳で、そういう人達は「現代ものさえなければねぇ……」なんて帰って行くのかもしれません。それはちょっと悲しい事ではありますが、逆に考えれば自分は(勿論曲に依っては古典も現代ものも好き嫌いはあれど)両方に感動できて幸せだなぁ……とか、そういう風に思っておくことにします(笑)。

昨日も右京中央図書館に行って4枚のCDを借りてきましたが、1枚がcapsuleで、あとは全部クラシック。プロコフィエフとバルトークとリゲティ。最近特にクラシックとジャズと電子音楽にしか興味がいかないのですが、そうやってバランスをとってるのかもしれません。

そうそう、昨日突然新曲のタイトルが決定! といっても、曲が出来た訳じゃなくてタイトルだけが決定しました。もったいぶらずに書いちゃいますが『コスモス』。またまたカタカナ・シリーズとなります(笑)。ただ、薄紅の秋桜なんかは出てこず、これは『ミクロ』と関連した曲にするつもりで、だから『コスモス』なのです。だって、『ミクロ』とくれば『コスモス』にしたいじゃないですかっ! ねぇ、バルトーク好きなそこのお方! あ、そうそう、テンポは速くしないので御心配なく(笑)←メンバー各位。



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