パザ日誌


2007年09月10日(月曜日)----すぎもと

次回ライヴに向けてシステムを若干変更

Fast Track Pro

週末のスタジオから、今までオーディオ・インターフェイスに使ってたYamahaのMW10をM-AudioのFast Track Proに変更。

MW10はミキサーとオーディオ・インターフェイスの2つの機能があって、そこが気に入って買ったんですが、実際にライヴではミキサー機能なんて使わないし、その使わない部分が持ち運びに不便というのがありました。でも、決定的な部分はやっぱり2アウトしかないっていう所です。このMW10を使ってライヴをした経験から、やっぱりちゃんと4アウトが欲しい。つまり、ベースの音はそれだけでP.Aに渡したいというのがあります。そうする事で、少ないリハの時間を効率的に使えるし、バンド側もP.Aさん側もやり易くなると思ったから、4アウトあるFast Track Proに決めました。

あ、あと、MW10にMIDI端子がついてないっていうのもありましたですね。特に最近はableton Liveを使ってライヴをしてるので、これからMIDIでの制御をリアルタイムでする可能性もあるので。Fast Track Proはそういう点でも選ぶポイントになりました。なにより安いってのもありましたし(本当はFireWireタイプのオーディオ・インターフェイスも検討したのですが、ライヴの再生専用だけの為にはちょっと買う余裕がなかったのです。)。ただ、バスパワーのUSB接続のため、その部分がネックにならないかっていう不安はありますが、今の所は問題無しです。しばらく使って様子を見ようという感じであります。


2007年09月06日(木曜日)----すぎもと

公衆電話

9月に入りまして、次回ライヴの詳細が分かってまいりましたので、ライヴ情報のページを更新しております。

今回のライヴはちょっと遅め、20時19時30分スタートのライヴでして、うちの出番は2バンド目となっております。おそらく20時40分20時すぎくらいのスタートになるんじゃないかと思われます。土曜日の夜という事ですし、是非足をお運びくださいませ!


さて、先日の事ですが、うっかりと携帯電話――PHSです。先のライヴの日より京ポンからAdvanced[es]に機種変しております――を持たずに外出。家に電話するのに公衆電話を探して、本当に久しぶりに公衆電話から電話をかけました。電話ボックスは街からすっかり姿を消しておりますが、よくコンビニの前にあるような、緑の電話だけがハコに入っていて、前に透明の扉があるようなヤツはまだ健在のようで、それを見つけてかけたのです。小銭入れから10円玉を8枚くらい探し出して。

で、ふと気付くと、その公衆電話っていうのが、ボクが18年くらい前に京都に出てきて、初めて1人暮らしをした部屋の向かいにある電話だったのです。学生向けの6畳一間のアパートで、風呂無しトイレと台所は共用。18年前って言っても、もうすでにそういう所は主流ではなくて、みんなワンルーム・マンションみたいな所に住んでいたのでしょう。そこに住んでいるのはボクだけでした。家賃は1万5千円だったと思います。

携帯電話なんてまだ無い時代でしたから、電話なんてありません。ボクに電話をかけるには、大家さんの家に電話をかけて、呼び出してもらうっていう、昭和なスタイルでした。そして、こちらから電話をかけるときには、勿論公衆電話という事になりますので、アパートの出口を出て、道を隔てたちょうど向かいにある公衆電話に、10円玉を何枚も握りしめて行ったものでした。そして、その公衆電話が今回かけた電話だったのです。

その部屋には、結局5ヶ月程しか住みませんでしたけれども、田舎者が都会に出て行って始めて暮らした場所ですので、色々な思い出があります。かなりしんどい思いもしましたが、そこは若さで押し切ったという所でしょうか。(本当は代替わりしてるのかもしれませんが)ここの公衆電話の受話器を何十年ぶりかで握った瞬間、ふと周りを見渡してこの5ヶ月の事が頭を駆け巡り――実際は1秒くらいの間でしょうが――懐かしいというよりも、何か変な気分になったのでした。

初心を思い出すために、この公衆電話から電話するっていうのも、たまにはいいのかなぁ……とか思ったりしました。あの時の自分に……と書くと格好良すぎますね(恥)。

ちなみに、当時住んでいたアパートは建て替えられていて、昔の姿ではありませんでした。



pazap研究室 all rights reserved.