パザ日誌


2006年05月31日(水曜日)----すぎもと

ジャスコ

座右の銘は? と尋ねられると『困った時はイズミヤへ行け!』と言う事にしようと思っているのですが、未だかつて座右の銘を尋ねられた事がないすぎもとです。

この格言は、例えば新しい靴が欲しくて、河原町やら京都駅やらの専門店や、はたまた大阪まで足を伸ばしても「これぞ!」という靴が見つからない時は、ふと買い物で立ち寄ったイズミヤあたりにこそ、好みの靴が有るものだという、1回や2回どころではない経験から導きだされたる名言なのでありますが、この金言を他の人が使ってるのをまだ聞いた事がないので、うししし、これはおいらのオリジナルだぜ! と喜んでこっそりと胸にしまっていたのであります。

今夜は知人宅の冷蔵庫がぶっ壊れたという事で、新しい冷蔵庫を探し求める旅に出たのですが、ジョーシンへ行っても、ヤマダ電機へ行っても、コジマにまでも、予算内でピッタリの冷蔵庫が見つからなかったのです。しょうがない、こういう時にこそこの格言だ! と思って「困った時にはイズミヤへ行け!」と叫んだものの、流石に電化製品にこのパターンは当てはまらないでしょう……と、いや、それよりももうこの時間だったら、(多分)営業時間内にイズミヤへ辿り着く事すらできやしまい……うむむむ………と悩んで、こうなったら試しに23時まで開いてるジャスコへ行こう! と思って行きました。結果はビンゴ! 特価とはいえ、競争の厳しい電化製品の専門店よりも2万円以上も安いという素晴らしさ。しかも、対応してくれた店員さんの知識や接客も完璧で、もう言う事はないです。これからは、もうジャスコさえあればいいやと思うくらいに。


2006年05月30日(火曜日)----すぎもと

京都は来ないのか……

そういえば、5月と言えば『アランホールズワースが来日する』というイメージがあるのですが、今年はどうだったんだ? と思って調べてみると、なんと7月にジャパン・ツアーをするらしいじゃないですか。最近は5月じゃないんですね。

で、京都では? Ragでは? と思ってみるも、もう京都にはこないのね……。寂しい。

近畿ではというと、大阪のBig Catにて7月4日(火曜日)18時半開場19時半開演らしいです。編成はトリオでベースがジミー・ジョンソンで、勿論ドラムはチャド・ワッカーマン! でもBig Catだったら、お気軽に声かけられないんじゃないの? やっぱりRagはその点最高の場所なのになぁ。なんせ、前にも書いたけれど、生野さんと見に行った時に、終演後にフラッとアランホールズワースがやってきて生野さんの横に座り、ボクの横にはチャド・ワッカーマンが座って来たんだもんなぁ。勿論、お気軽に声かけられなかったけど(苦笑)。だって、あのチャド・ワッカーマンですよ。ギター・キッズなら、隣にフラリとスティーヴ・ヴァイが座って来るようなもんですよ。夢の様な話ですよ。ほんと。ソロ・アルバムにサインもらうのがやっとでしたですよ。

でも、今回も見に行けないなぁ……。残念ながら。その数日前に同じくBig Catであるデートコース・ペンタゴン・ロイヤル・ガーデンのライヴには絶対に行く気ですが。


2006年05月29日(月曜日)----すぎもと

ホクナリン・テープ

あまりにも風邪が治りきらないので――特に咳。ゴホン。そんなに酷くはないのですが、ずっと咳が続いたまま。ゴホンゴホン――夜に内科を受診してきました。尿検査と血圧と検温(36.9度の微熱?)の後、診察室で受診。なんか今年の風邪は咳だけが残る人が多いのだとか。長い場合1ヶ月くらい残る人も居るそうで、なんだかヤな感じですな。

薬は4つ処方されました。5日分。気管支を広げるテオドール錠(100mg)と、アレルギーを抑えるキプレス10と、痰を出しやすくするムコダイン500。それから、1番面白そうなのがホクナリン・テープっていう体に張る薬。気管支を拡張する薬なのだそうで、ヴイックス・ヴェポラッブのノリで胸に貼るのだと思っていたら、背中でも腕でもいいのだとか。どういう事? と思ったら、何と皮膚から血液に吸収され、気管支に効くのだとか。凄い。ゴッホン。

「入浴後から次の日の入浴前まで貼っておいて下さい」という事なので、これから風呂に入って貼ってみようと思います。ゴホンゴホン。


2006年05月28日(日曜日)----すぎもと

バランス

本当に2週間おきに行ってるなぁ、図書館。

という事で、いつもの醍醐中央図書館へ。閉館ギリギリに滑り込んだので、本を選ぶ時間がまったく無かったのが残念なところですが、なんとかCDは借りられました。ケミカル・ブラザーズとセロニアス・モンクを1枚づつ。なかなか良いバランスですな。

風邪がまだ治りきってなくて、今日は頭が痛い。


2006年05月27日(土曜日)----すぎもと

コントロール

昨日Arcdeuxに行って受け取って来た、この前のライヴのCD-RをProToolsに取り込んで編集。トラック分けをしてCDに焼いたりしてました。あの悪夢の様なライヴなのに、今までで1番の音質で録音されているというのは皮肉なものですなぁ(苦笑)。あと、ライヴ前日のスタジオで録音したものも、MDからProToolsへデジタルでインポートしたりしました。

夜にはpazapのリハでスタジオ入り。ライヴ後1週間以内にリハなんて、初めての出来事じゃないでしょうか! 次のライヴも決まりましたし、気合い入れて行きましょうではありませんか!

しかし、練習してるとちょっと楽です。ドラムってバウンドをどうコントロールするのかっていうのが大事なんだなぁ……というのは、やっぱり練習してると分って来る気がしますね(逆にこれはエレドラばかり叩いてる人には、有る意味分らない感覚になってくるのかも……っていうのもちょっと考えてしまいました)。でもまだまだ。


2006年05月26日(金曜日)----すぎもと

ニューセカンドハンズ。てかビーバーレコード

ビーバーレコードというCDショップが京都にもありますが、百均のFlet'sがこのビーバーレコード系列だというのにビックリ。……いや、それはリンクしようと検索して、たった今気付いて驚愕しただけですが、それよりも京都のビーバーレコードは3月に移転したのです。前の場所のすぐ近くにですけれど。

で、前の店舗の隣にセカンドハンズっていう面白い系列店があって、なかなかいい感じのレコードやらCDやらヴィデオやら本やら(1970年の)万博グッズやらが色々とあって、見るだけでも楽しい店だったんです。それは新しい所に統合されるという話は知ってたものの、実際この2ヶ月ほど、なかなか行けてなかったので、本日覗いて来ました。

新しい店は河原町ヴィブレ――でも実際中はLoftという店――のはす向かい。ネオマートという雑貨屋さんの2階に、新しいビーバーレコードは移転したのですが、中古CDは前にはビーバーレコードにも有ったし、隣のセカンドハンズにもあって、ビーバーは普通のCD、セカンドハンズはアレゲなCDと分かれてたのですが、これが統合されて一緒になってしまいました。でも、そのへんは棚もちゃんと分りやすくなっていていい感じです。店内に居ると欲しいものがいっぱい有って、あっという間に1時間とか1時間半とか平気で過ぎて行くので困りものではありますが。

結局買ったのは、Childiscモノを2枚。竹村ノブカズfeat.アキツユコ『まほうのひろば』(TKCA-72263)とKoota Tanimura『Bluff Music Vaudeville』(CHCD-003)。『まほうのひろば』は以前聴いた事があって欲しかったのでラッキーでした。しかしこの曲は傑作ですね。ずっと聴いてます。

他にもChildiscモノの中古が色々とあって、また悩みに行こうと思いました。


2006年05月25日(木曜日)----すぎもと

さば定食

ボールペンの芯を買いに烏丸通の高辻を下がった所にある文房具屋さんへ。買い物が済んだ後、ここまで来たら地下鉄の四条駅より五条の方が近いと思って歩き出したものの、お腹が空いて来たので何か食べる所を探しながら歩いてたら、気がついたら京都駅まで出てしまいました。

そこで、前から気になっていた食堂へ。確か『ふく井』という名前だったと思いますが、昔ながらの食堂って感じです。こういう店に入るのは、有る意味カケなんですけれど、基本的には好きな感じの店ですので、思い切って入ってみました。入ってまずビックリしたのは、いかにもリアル・ジャパニーズ・レトロ食堂――最近は偽物のレトロなアミューズメントショップが多くて、辟易する事もありますからね――に不似合いな、外国人観光客の夫婦が。にしん蕎麦かなにかを注文してましたけれど、お味はどうでしたですかね?

偽物レトロ食堂にはまず無いような店内から、お茶を持って現れたのが第2のビックリ。所謂ギャルなおねいさんだったのです。ここは一瞬ひるむような凄い食堂だな! と思いながら、平静を取り繕いつつ『さば定食』を注文。暫くして出て来たのは、鯖の塩焼きとご飯と豆腐のみそ汁。それから肉じゃがとほうれん草のお浸しに漬け物で700円。歩いてる時に工業製品系24時間定食屋さんが有ったのですが、入るのやめて大正解。あぁいう所は夜遅くて他が閉まってる時に行くべきだと思いましたですね。鯖の塩焼きが焼き具合から味から絶品でございました。肉じゃがも美味しかった。是非また行こう。


2006年05月24日(水曜日)----すぎもと

教則本

この前のライヴの(個人的)敗因の多くは、練習不足だというのは分りきった事です。良い機会だという事で、ライヴの次の日から、毎日必ず練習するようにしてます。練習と行っても家でドラムセットを叩けるなんて、そんな恵まれた環境にはありませんし、毎日個人練習にスタジオに入れる訳もないので、練習パッドでルーディメンツとかをやったりしてるのです。

で、教則本を見ながら練習してるんですが、最近は久しぶりに2つの教則本を引っ張りだして来てやってます。1つはGary Chaffee著の"Patterns"シリーズの"Rhythm & Meter Patterns"。Gary Chaffeeはヴィニー・カリウタの師匠ですね、確か。で、この『パターンズ』も有名ですが難しいですね。この巻はポリリズムのエクセサイズがあるので、外せないのです。最近はこれのチェンジ・アップから練習を始めるようにしてるんですが、これだけでかなりの練習になります。『8連(32分音符)-8連-7連-8連』なんていうのは、難しいんですが、本当に良い練習になるのですよ。

あと、もう1冊も定番ものでCharley Wilcoxon著の"The All-American Drummer - 150 Rudimental Solos"。タイトル通り、150のスネア・ドラムのルーディメンツなソロ曲――だいたいが1ページに2曲とか――がのってるんですが、これもよい練習になります。150曲を叩きこなせるようになるには、どれくらいかかるんだろうと思うのですが(苦笑)、遅いテンポからちょっとづつやっていくってスタンスでやってみようと、今日もカタカタカタカタやってましたです。久しぶりにやったりしても、なんとなく覚えてたりして、ちょっとビックリ。


2006年05月23日(火曜日)----すぎもと

Mandamとニャピョンガ

以前予告した通り、21日のライヴでS.Eに使った、この為に作った曲を公開しました。曲名は『Mandam#3』です。『その他の音楽』よりどうぞ。今回からクリエイティブ・コモンズのライセンスでの公開に致しました。次はエレクトロニカっぽいのに挑戦したいなぁと思ってるんですが、さて、どうなるか……。

さてさて、ライヴ・レポートは記憶の消失によって書けないとしても、一応今回初演した新曲『ニャピョンガ』については、ちょっとだけ書いておきましょう。

『ニャピョンガ』はBPM120の4分の4拍子。変拍子なし。ポリリズムなし(次のライヴではポリリズム導入予定)。しかも3分台の短い曲です。作曲中は「全米でヒットしそうな、セクシー系ダンスミュージックだぜ、これは!」って思いながら、pazapのカラーじゃないよな? って思って完成したんですが、なんのなんの、蓋を開けてみると『どこがビルボードやねん!』というようなコテコテのpazapサウンドだったりして(苦笑)。

メンバーに渡したデモにはギターが入ってなくて、生野さんにお任せだった訳ですが、初めてのリハで生野さんが弾いたパターンは、なんとモントゥーノだったのでした。びっくり。という事で、ワタシは最も苦手で出来れば避けて通りたいと思って来た、ラテンを叩く事になってしまったのです。

で、基本のパターンを『ソンゴ』にしまして、どうせならと左足(ハイハット)は2-3のソン・クラーベ。カウベル(右手)とリムショット(左手)とキック(右足)とハイハット(左足)がバラバラで、しかもラテンですから頭にアクセントが来ないという(つまり頭にキックが鳴らない)、まったく地獄のような、必死で練習してもオカズを入れると次の頭で崩壊するという、体にラテン・グルーヴが染み付いてない野郎にしてみれば、まったく余裕がない演奏を、初演でもしてしまった訳です(ライヴ見てない人に補足しますと、だから今回のライヴが崩壊した訳ではないです。もっと大きなのがあったんですよ。多分。記憶が飛んでますが……)。

いつも『変拍子が難しい』とか『だから凄いですね』みたいな言われ方をするんですが、変拍子なんか本当に全然難しい事じゃないですよ。ポリリズムに比べれば。ラテンなんかに比べれば。変拍子が難しいってのは、きっと思い込みなんだと思います。4拍子と一緒ですよ、ホント。ラテンのがよっぽど難しいです。


2006年05月22日(月曜日)----すぎもと

魔物に憑かれたライヴ

という事で、やっちゃいました、昨日のライヴ。結成9年目にしまして悪夢の様なライヴ。こんな事が起こるとは! という様な凄まじいライヴにお越しくだすった皆様、それから、対バン目当てで来たら何だよこれ! という様なライヴを目の前で見せられてしまったという皆様、勿論Arcdeuxスタッフの皆様も、本当に申し訳ありませんでした。

次回はこの借りを必ずや返しますので、是非次回のライヴにも足をお運びくだされば幸いでございます。まずはお詫びかたがた、次回への決意といたしまして約束をいたします。次にArcdeuxでライヴをする時には、来場された方には特製CD-R(非売品。pazapのレア音源およびデモにリミックス。それから私すぎもとの書き下ろしエレクトロ作品を収録予定)をプレゼントいたします。勿論、今回のライヴを見た方には5割増で楽しめる、リベンジ・ライヴ演出付きの素晴らしいライヴにいたします。この大失敗は実はこのライヴへの演出だったのか! って思って頂けるように、是非ご来場ください。

さて、今回のライヴを振り返ってみようなどと思っておりましたが、悪い所だらけで鬱に成るばかりなので、こういう時にはいっそ笑いとばして忘れてしまった方がいいと思い、ひとしきり自己反省をした後には、記憶を完全に消去してしまいました。それと同時に、次回へのアイデアが沸々を湧いて来ておりますので、もう気分はこれからの未来へ向いております。考えていたら楽しくてしょうがないくらい。だから、今回のリポートはこれくらいで勘弁していただきます。

それに致しましても、Arcdeuxスタッフの皆様。暖かい拍手をくださった皆様。メールにて嬉しい感想を書いてくださったAさん(本当に勇気づけられました。本当にいつもありがとうございます!)。それから、出番前にArcdeuxに来られてて、メンバーに声をかけて下さった、前回の対バンcore select companyのヴォーカリストさん。終演後、外で車を待ってたメンバーに暖かい声をかけてくださった、対バンさんを見に来られてたお客さん。本当にありがとうございました!

次回のリベンジ、是非に!!!!!!!!!!

日時
2006年05月21日(日曜日)
会場
ARCDEUX(河原町通高辻下る清水町454-1 林ビルB1)
開場
18時30分
開演
19時00分
前売り
800円
当日
1000円
出演
Beach Star / pazap / Forth Down Gamble
pazap セットリスト
  1. Toy Boy
  2. ニャピョンガ(初演)
  3. ボク
  4. Hell Ditty
  5. くらむぼん

2006年05月21日(日曜日)----すぎもと

ライヴですよ

ライヴ当日という事で、ゆっくり寝ようと思っていたにもかかわらず6時起床(苦笑)。これではダメだとBozoのCDを聴きながら無理矢理寝るも、やっぱりダメで、結局は8時に諦めて起きる事にしました。まさに大人の遠足のよう。

早起きしてみたものの、結局やる事といえばネット巡回とメールチェック、それから掲示板のゴミ掃除に笑っていいとも増刊号を見る事くらい。いやぁ、チュートリアル徳井のボケは天下一品ですなぁ。涙が出る程笑いました。『題名ののない音楽会』という題名の番組も見まして、ツィゴイネルワイゼンを美形のおねいさんが弾いてるのも聴きました。お清め代わりにバッハも聴いたし、考えてみるに良い朝ではないですか。

いつもライヴ当日にはギターの生野さんへのモーニング・コールが欠かせないのですが、なんと今日は逆モーニング・コールが12時前にありまして、受話器を置いた後にシャワーを浴びて身を清め、いざ出陣! ……っと、その前に、ライヴの前に気持ちを盛り上げるためには、やっぱりデートコースペンタゴンロイヤルガーデンの『ミラー・ボールズ』でしょう! というお約束があるので、DVDで『ミラー・ボールズ』を流しつつ身支度。

曲が『サークル/ライン』になった所で、さてそれでは行って来ます!



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