昨日はpazap今年初ライヴでした! わざわざpazapのライヴを見る為に来場していただいた方々、他のバンドが目当てだったのに、変なバンドのライヴを見せられて困った方、勿論、いつも気持ちよくライヴをさせて頂くArcdeuxのスタッフの皆様、そして対バンの皆様。向かいのセヴンイレヴンの店員さんも含めてありがとうございました!
セットリストはこんな感じでした。
さてさて、この日はいつもより1時間遅い入り時間だったせいか、いつもの時間感覚で1台の車に乗り合わせて会場を目指したら、河原町通りが五条から大渋滞。いつもならライヴハウス前に車を停めて機材をおろした後、車を駐車場へ入れに行くのです。しかし、今日はそんな事が出来る状態じゃなかったので、直接駐車場へ行って、車を停めてから機材は各自もって歩こうという事になりました。
で、高島屋の駐車場待ち大行列をかき分け、会場最寄りのいつも停める駐車場――ちなみにいつも上限1500円の所に停めてます――に向うと、なんと満車! うそぅ……。いつも空いてるのに……。1時間違いでこう成るのか! と思ったら、上限が1200円に下がっておりました。これのせいなのか?
落胆しつつも、入り時間は迫っている。渋滞に引っかかったせいで時間がない。そしてこういう時に限って出番がトリなので、リハがトップだ……(笑)。あせりつつ、しょうがないので五条通りを西に行って、烏丸通りの1本東のあたりにある駐車場を発見。しょうがないのでここに停める事にしました。ちなみに上限1400円也。
入りまでの時間はすでに15分を切っているので、あわててみんなで機材を担ぎ、河原町高辻を目指しました。わたしは肩にシンバル5枚が入ったケースを担ぎ、片手にハイハットスタンド、もう片一方の手にツインペダルとかカウベルとかが入ったかばんを持って歩きました。鉄の固まりばっかりで、これが重い重い。会場にはなんとか2,3分遅れで到着できましたが、もうこれで今日の体力は全部使い果たした! という感じでしたですね。そういう抜け殻や出がらしみたいな状態で、なんとかセッティングを開始。なんとか無事にリハは持ちこたえられました。一時はどうなる事かと思いました……。
リハの時にふと気付いたのですが、ハイハットスタンドのハイハット・クラッチ(Yamaha製)のロックナット部にひび割れが入っているではありませぬか! リハはそのまま行けましたが、念のために後で持っていた旧式の方のに交換しました。危ない危ない。しかし、この部分だけ売ってるのでしょうか? これだけのためにアッセンブリ交換なんてもったいないしなぁ。3000円弱もするので……。
他のバンドさんのリハも見学して、あとはスティックを買う為に楽器屋へ。わたしはPromarkの739のナチュラルを使ってるんですが、先日いつもの店へ買いに行ったら売ってなかったのでした。まづは一番近い楽器屋という事で、河原町Vivreビルの6階にあるKeyへ。ここではこのスティックを買った事があるので、多分あるだろうとは思ってたのですが、あって良かった! 2セットを購入して帰りました。
そんな事をしているうちに会場の時間。買って来たおにぎりとかを食い終わると、そろそろ開演の時間です。本日の対バンさんは歌ものハイテク・ハード・プログレ・バンド――でいいのでしょうか?――のCRIMSON RIDERさんと、カッコイイPop Rockバンドの Core Select Company さん。なんと、両バンド共に打ち込み(?)が入ったバンドでして、完全生演奏はうちだけでした。リハを見てると音のバランスとか色々と、やっぱり大変そうでしたですね。長い事打ち込み同期ものをやってたpazapが唯一完全生演奏なんて変な感じでしたです。いつも逆の立場でしたからね。それに、CRIMSON RIDERさんはドラムありの同期ものだったので、もちろんヘッドフォンでクリックを聴きながらって感じでした。あれ、結構大変なんですよね。数々の失敗を思い出して、身震いがしました(笑)。
本日のpazapは、久しぶりにライヴでやる『ひらけごま!』ではじまり。いつも5曲でやってるんですが、今日は思い切って6曲。実は時間がオヴァーするんじゃないかってヒヤヒヤだったので、M.Cもそこそこに、ひたすら突っ走った感じでしたけれど、後で聴くとなんと計った様に持ち時間ピッタリだったとビックリされました。良かったー!
しかし、クラシックの、しかも現代音楽ファンのわたしが言うのはなんですが(苦笑)、音楽は踊ってなんぼじゃ! って思っているのに、pazapで人々を踊らせる日がくるのか? これが本当にわたしの目標だったりします。これからも精進いたします! そう心に誓ったライヴでございました。
今日はpazapの今年初ライヴという事です。今知った! という方は今からでも間に合いますよ(笑)。是非に!
まぁ、そういう訳でして、昨日は夜の10時から最後の練習をしてた訳です。で、スタジオに行く直前まで、2つの曲をほぼ同時進行で完成させまして、1つはpazapの歌ものの新曲。ひとつは今日のライヴのセッティング時に流すS.E用の曲です。
この曲は、最近ハマってるMという一風変わったシーケンス・ソフトを使って作ったんですけれど、このソフトは本当に使えば使う程、面白さがわき出して来る素晴らしいソフトです。20年位前のソフトが現役でこれだけ面白く使えるっていうのは良いですね。ただ、MacがIntelに移行しようという時ですから、このソフトがユニヴァーサル・バイナリ化されるのかが心配な所ではあります。Gibsonに買収されて放置され、今のMac OS Xでは使えなくなってしまったVisionからすると、MはちゃんとOS Xヴァージョンを出してくれたし――しかも前ヴァージョンからは無料でアップデート出来た!――、未来はそんなに暗くないとは思いますが。お金出しても良いので、是非Intel Macで使えるようにして欲しいです。ロゼッタでは動作するのかどうかも気になる所。
で、これで作った今回の「男十四匹」っていう曲ですけれど、本当は作るときのコード・ネームみたいなのは「House A」っていう曲名でした。四つ打ちのハウス風で、キーがAっていう単純な事なんですけれど。一つ前の曲も「M16」っていうコード・ネーム名で出してしまって、なんのひねりの無さに目を噛みたくなったんで、今回は何にしようかな? と考えるも何も思いつかないので、前日に見たドラマ『時効警察』で東幹久が持ってたタオルに書かれていた文字からとりました。「男一匹」って書く所を『匹』を『四』って書いてしまい、そのまま『十四匹』にしてしまったっていうエピソードに、夜中に大爆笑してしまったので(それに、東幹久の演技も最高だった)。
曲の尺が4分くらいなので、ライヴの時は他の曲と繋いでかけますけれど、この「男十四匹」もぱざサウンド:その他の音楽から聴く事が出来ますので、良かったら聴いてみてください。
でもこの曲、まったく意識しなかったんですが――というより、Mというソフトの特性上、意識した形のまま曲が出来上がる事はあまりないのですが――改めて聴き直してみると、ザッパの『Gスポット・トルネード』のバッキングに似てるような気がします(苦笑)。だから、エンディングだけはそれを意識した終わり方にしてみました。