パザ日誌


2005年12月07日(水曜日)----すぎもと

流石に師走にもなれば

あっという間に1週間くらい経ちますね。

この前の日曜日には、京都教育大のオーケストラのコンサートを聴きに行こうと思ってて、会場をすっかり東山の辺りだと思い込んでたのですが、前日に調べてみると山科でした。これは思ったより遠い……いや、有る意味では思ったより近くだったなと思ったのですが、それを決めるのは交通手段なのでした。つまり電車で行くと(とても遠回りなので)遠いけれど、車で行くと近いという場所なのです。はて、どちらにするかな? と悩んでいたら寝坊してしまって、結局行けませんでした(苦笑)。なんだそりゃ。

その夜、NHK教育で小澤征爾指揮のNHK交響楽団の演奏を聴いてたら、曲がベートーヴェンの交響曲第5番『運命』でした。久しぶりに聴くとこれはこれでええもんだなぁ……と中学時代の思いでを懐かしむような気分で見ていたら、そういえば今日のコンサートの演目がこの曲だったのを思い出しまして、生で聴いてみたかったもんだなぁと思ったりしてたのです。そういえば、『運命』を生で聴いた事が1度あったような気がしたのですが、記憶が確かならば、あれもN響(徳島公演)だったような気がします。

しかし、後でやってた千住明氏の『日本交響詩』を聴いていて、思わず録画していたヴィデオ・テープを取り出して、床に叩き付けてテープを引きちぎってしまいました。

翌月曜日は、夕方から同志社大学の今出川キャンパスまで、アッセンブリー・アワーの『チェチェンで何が起こっているのか』へ。実際にチェチェンで取材をしているジャーナリストの林克明氏と、チェチェンニュースというメール・マガジンを発行している大富亮氏の講演を拝聴。

3度のジェノサイドを受け、今も占領状態にあり、テロリストの汚名を着せられ、それ故に911以後のアメリカの「対テロ」路線で、世界から無視されつづけている国チェチェンの歴史と現状を聴きました。興味深かったのは、当事国のひとつであるロシア内では、マス・メディアが政府下にあるので、まったく報道がされていないという事。そして、その状況は有る意味今の日本に似ているという事。

途中にチェチェンの子供達へのインタヴュー映像を見たのですが、子供らしい無邪気な所と、地獄を見ている大人っぽい部分を同時に持っているのが印象深かったです。最近ニュースを賑わせてる日本の子供の地獄と照らし合わせて考えてしまいました。ちょっと違うかもしれませんが、ロシアとチェチェンの関係は、トルコとクルド人との関係を連想させられました。

昨日火曜日は、限界に達してるヴィデオ・テープというメディアの事を思い、DVD-RやDVDレコーダーの価格もこなれて来た事だし、そろそろ移行しようかと電気屋を数店調査。土日はもの凄い人なので、なかなか行く気がしないのですが、平日の夜はどの店もガラガラで見やすいですね。実はもう欲しい機種を決めていて、だいたいの市場価格も知っていたのですが、どの店も店頭価格は思っていた価格よりも1万円も高い。この価格であれば即買いしようと思っていたものの、1万円も高いんじゃしょうがないので、ジャスコのCoxで安売りの服を1着かって帰って来ました。

帰宅後、すぐにネットで検索して、数分後にはポチっと注文。勿論、リアル店舗価格よりも1万円安い値段です。しかも送料も無料なので、今まで何の為に時間と労力を使ったのだ? という気分になってきました。注文した店はリアル店舗も展開している電気屋さんの通販部門。さっきまで見て回った店とほどんど同じような店なのに、この価格差は何なんだ? という感じです。

勿論、価格だけで決めれば良いのか? という所は疑問がある所なのは重々分っておりますが、だからってリアル店舗が素晴らしい訳でもないのだよなぁ。注文したネット店舗の対応がまた良いのですからね。しかも修理とかの窓口もちゃんと近くにあるし。場合によって上手く選んで行く時代という事なんでしょうね。



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