パザ日誌


2005年11月30日(水曜日)----すぎもと

新生『アンリコ』

アンリコのジェラート

うわぁ、もう明日から12月だぁ……。

最近は家では武満徹作品のヴィデオ――N響アワーとかを録画したもの――を見たり、外ではiPodで武満作品や月刊シュトックハウゼン――最近はシュトックハウゼン全集から月に1枚ずつ、Sternklang-Diskで協同購入していて、次の1枚が届くまでの1ヶ月間は何度も繰り返し聴いているのでこう呼んでおります。ちなみに今月の月刊シュトックハウゼンは全集57の「フルート&シンセサイザー」。これも強烈にカッコいいアルバムでありました――を聴いております。

さて、11月が終わる前に書いておかねば。今月は徳島の実家に帰省したのですが、そういう時にはいつも寄っているジェラート屋さん『ジェラテリア アンリコ』へ行ってきました。

いつも行ってるって言っても、このお店は移転しまして、新しいお店に行くのは今回が初めてでした。いつもここのサイトが更新されないなぁ……。もう移転してる頃なのに……。と思っていたら、いつの間にやらドメインを取得して新しいサイトが立ち上がっていたのですね。今でも『ジェラテリア アンリコ』で検索してみると、1番上に旧サイトが来て、そこが前の店舗の状態のままというのはどうも頂けないですが(苦笑)、でも、ここのジェラートはかなり美味しいのです。京都の某高級デパートなんかの地下にある、「(世界的なジェラートの)コンテストで金賞」 なんていう売り文句を見つけても、それはアンリコが出品してなかったからでしょ! なんて思ってしまうくらい、ボクにとっては世界一美味しいジェラートです。

ボクはいつもここで注文する時には、ダブルで必ず一方は『なると金時』を注文してしまいます。この『なると金時』が1番のお気に入りなのです。今回はもうひとつに『クルミきなこ』をチョイス。そして、ワッフルとシリアルが入ったものを注文してみました。3ヶ月ぶりのアンリコのジェラート。やっぱり美味しかったです! 通販も出来るので、お取り寄せにもお薦めですよ!


2005年11月28日(月曜日)----すぎもと

ドライヴ

スヌーピータウン鶴見はなぽーと”ぶろっさむ”

土曜日は夕方から車で鶴見はなぽ〜とブロッサムへ。道はちょっと混んでたけれど――特に枚方あたりが――ブロッサムの駐車場渋滞がないのはありがたい。スヌーピータウンがメインなんですが、ここの無印良品へ行くと、他の無印では買う気がなくなります。安いです。

スヌーピータウンでは2000円以上買うとオリジナルのクリスマス・ステッカーを貰えるので、色々と細々としたグッズを2000円ちょっと超えるくらい買って、ちゃっかりステッカーをゲット。隣のスパイク・カフェのホットドッグで小腹を満たして21時前くらいに帰る事に……したのですが、前の道が南行きだったので、そのままドライヴがてらに南下したら、気がついたらフェニックス通りだったのです(笑)。こんなんだったら、弟にゆーのす(柚子酢)を持って来るんだったよ(苦笑)。

しょうがないので26号線を大阪駅まで北上。久しぶりのスーパー玉出に目がチカチカしながらのドライヴでした。折角なので23時まで開いてるNU茶屋町のタワレコで、シュトックハウゼンのご子息が参加してるアルバムを買おうと思って――帰省から戻った次の日の夜に、NU茶屋町であった菊地成孔トーク&サイン会でCDにサインしてもらった後、見つけて買おうと思って結局やめたのです――NU茶屋町辺りで駐車場探したのですが、流石に土曜日の夜はどこも一杯だったので諦めて、セブンイレブン守口京阪北本通店でおにぎりと六甲のおいしい水とブルボンゆずガムを買って、MBSラジオで明石家さんまのヤングタウンを聴きながら、おとなしく帰りましたとさ。


2005年11月24日(木曜日)----すぎもと

怒りのブドウ球菌

航空会社のテレビCMを見ていると「マイル2倍」と言っていたので、世の中には1000マイルの距離で飛べる所を、わざわざ遠回りして倍の2000マイル飛ぶサーヴィスがあるんだなぁ……と、そしてそれを喜ぶ飛行機ヲタが居るのか……と、自分の視野の狭さをしみじみと感じる初冬の京都でございます。いやぁ、世の中にはまだまだ知らない事があるなぁ……。

そういう本日は、ポストに注文していた本が届いておりました。永吉克之氏の『怒りのブドウ球菌』という本です。

私が「好きな文章書きを無理矢理2人あげろ」と言われたら、答えるのはこの永吉克之氏と山口優氏です。このおふたりの文章の面白さのセンスにはいつも脱帽です。もし自分にこんな文章センスがあったとしたら、もう文章なんて書かなくてもいいくらいだと5分に1回は思うくらいです。

永吉さんの文章は、私が愛読してるメールマガジン『日刊デジタルクリエーターズ』の木曜日で毎週拝読してまして、このデジクリから永吉本が出ると聞いた時には、絶対に欲しい! と思ったんですが、2000円という金額に、懐も寂しい事だし、ちょっと躊躇してしまいました。でも先週11月17日のデジクリの『政令指定都市はいいかもしれない』という堺市が政令指定都市になるっていう話――もうこれは堺市民必読ですよ。堺市民の広報誌に載せて欲しいくらいです――を読んで、駅のホームで大爆笑した瞬間に、これはこの本を買ってしまおう! と心に誓ったのでした。

この「怒りのブドウ球菌」と十河進氏の「映画がなければ生きていけない」は、限定各500部で、通常の書店では流通していなくて、デジクリの通信販売のみで購入できます。興味の有る方は是非に!

さて、今日の夕飯にかまぼこを使ったのですが、これが久しぶりに板付きかまぼこだったのです。板に付いているのはなんとも情緒深くもあるのですが、かといって料理に板付きのまま使う訳も行かないのですね。この板がまったくもって不憫になってきたので、今日届いた永吉本のためのしおりに使う事にしました。


2005年11月23日(水曜日)----すぎもと

2(ni) Live @ Cafe-Independants

カフェ・アンデパンダン

帰省するちょっと前の今月10日の夜、Cafe-Independantsに2(ni)のライヴを見に行って来ました。

流れとしては、滝本晃司ソロ→知久寿焼ソロ→知久+滝本Duo→2ni(知久+滝本)という感じ。実はエセたまファンな私といたしましては、あんまり滝本さんの曲を知らないので(苦笑)、滝本さんのセットの曲名があまり分りませんでした。曲はもちろん知ってるのですが、曲と曲名がまったく一致しないのです。よって滝本さんのセット・リストは省略……というか分りません(土下座)。

知久寿焼セット・リスト
  1. ゆめみているよ
  2. らんちう
  3. ねむけざましのうた
  4. 電車かもしれない
  5. おるすばん(ウクレレ)
  6. いちょうの木の下で(ウクレレ)
  7. 月がみてたよ(Over Stay)
知久寿焼+滝本晃司 Duo セット・リスト
  1. 月のひざし
  2. ぎが
  3. レインコート
  4. はだしの足音

知久さんのソロでは必ず聴ける『らんちう』――少なくとも私が行ったライヴでは全てやってました――ですが、今回は間奏部分の語りがなしでした。『電車かもしれない』では途中からダンサーが乱入するハプニング。これはかなりのお客さんはムカついたんじゃないかと思いますが、個人的にはこんなのもアリな感じはしました。だけど、あの踊り自体が面白くなかったのが非常に残念。石川さんバリの変な踊りにしたほうが効果的だったと思いました。

知久・滝本Duoセットでは『月のひざし』が聴けたのが非常に嬉しかった! この曲は大好きな曲なのですが、なかなか聴けなかったので、生では何年ぶりかで聴けました。次の『ぎが』もそうですが、滝本さんの鍵盤ハモニカが入ると、一層感慨深いです。ほぼ『しょぼたま』の音になりますからね。滝本さんの曲も知久さんの素晴らしいマンドリンやコーラスが入ると、これまた一気に『たま』の音になるのが凄かったです。

歌のコーナーが終わると、休憩を挟んでインスト・コーナー。というか、今回はこっちがメインなんですよね。知久さんと滝本さんのインスト・ユニット2(ni)のコーナーです。2(ni)を『フォークトロニカ』って表現してたのをどこかで見ましたが、言い得て妙ですね。今回はDub Marronicsがサポートに入っての5人の演奏で、いかにもアンデパンダンっぽい(?)素晴らしい演奏でした。

2(ni) with Dub Marronicsのセット・リスト
  1. かんがえなおしておくれやす
  2. ホイホイホイ
  3. つぼみ
  4. ハモニカギター
Encore(知久寿焼+滝本晃司Duo)
  1. 学習

まず、知久さんと滝本さんが向かい合って机に座って、鍵盤を弾いているっていう絵自体が感動的でした。その後方にはDub Marronicsの面々。そして歌は無しで、知久さんはアナログ・シンセのフィルターをウニウニウニウニと操作してるっていうのがもう、有る意味知久さんのイメージではないんですが、これがカッコいいのなんの。知久さんってこっち方面も絶対やって欲しいと思いました。

でも純粋な『たま』ファンの皆様におかれましては、こういうのはどうなんだろう? って思ってしまいました。『たま』にも何曲かインストはありますが、例えば『しょぼたま2』の中に収録されているフリー・インプロが好きか嫌いかで違って来る感じでしょうか? アンコール前の曲『ハモニカギター』で知久さんが口でハモニカを吹きながらギターを弾いて、足下に置いたシンセを足で演奏してるのが面白かったです。

アンコールはDuoで『2』をやって、2回目のアンコールでは歌もので『学習』――これは2人ともにギターを弾いておりました――を演奏して終了。是非またアンデパンダンでやってほしいライヴです。


2005年11月22日(火曜日)----すぎもと

今日買ったCDたち

夕方に河原町辺りにあるCD屋さんでCDを4枚購入。

4枚で200円也。Mahlathini & Mahotella Queensは裏ジャケを見て、民族音楽かと思って買ったのですが、聴いてみると思ってたのと全然違ってちょっとがっかりでした。歌とかは良いのですが、太鼓がアフリカっぽくなくて違ってたのです。このCDはパルコがやってるクラブ・クアトロのレーベルでした。

Toshi Nagaiさんのアルバムは、まだちゃんと聴いてないのですが、ヴォーカルものが多くて「ドラマーのソロだぞ!」というんじゃなくていい感じです。Re-Mixを 松前公高さんが手がけていてカッコいい。

love pandarinsはジャケ買いしたのですが、みごとに当たり! という感じ。人は見かけによるものだというのを再認識(笑)。

『Break Out祭'98 大阪』というCDは3組のバンドの曲が1曲ずつ入ってるのですが、最後に入ってるバンドが『かまぼこ』というバンドでした。前にクレヨンしんちゃんのエンディング・テーマを歌ってたバンドで、MBSラジオでレポーターとかやってたりしましたですね。1回タワレコのインストアを見た事があります。もう解散してる……というか、ギターの方は数年前にお亡くなりになってるんですね。もっと続けて欲しかったバンドでした。


2005年11月21日(月曜日)----すぎもと

京都コンサートホール

最近はチケットぴあのチケットもファミリーマートで直接買ったり出来るんですね。先週の金曜日の昼間、ファミリーマートにて京都市交響楽団の2月18日の定期演奏会のチケットを購入しました。京響は何度か聴いてますが、恥ずかしながら京都コンサートホールには1度も行った事がありませんです。楽しみ。

この日の公演は『没後10年 武満徹特集』という事で、武満徹の曲ばかりのプログラムで、あのストラヴィンスキーから評価を得た名曲『弦楽のためのレクイエム』、ニューヨーク・フィルからの委嘱作品で、尺八や琵琶とオーケストラが競演する名曲『ノヴェンバー・ステップス』、そしてナレーションには女優の吉行和子さんも登場するという、しかも指揮は岩城宏之となれば、これは行っとかないと行けないでしょう! いやいや、本当に楽しみ。

今まで何故行かなかったかっていうと、ほんとチケットを取るっていう行為がどうも邪魔臭いのですよ。ストラヴィンスキーの曲をやったりする時とか、本当に行きたかったんですが、結局行けてませんでしたし。で、これがファミマで直接取れる――ただし、Pコードは前もって調べておかないといけないですが――っていうのは、ホント楽ですよ。最近チケットぴあの窓口っていうのも減ってますしね。

で、気になるコンサートをメモしてるbloc:pazapを整理していたら、こりゃ12月は忙しくなりそうです(苦笑)。毎週末コンサートに行く感じですかね。アマチュアのオケのコンサートがやたらと多い月なんですね。安いですし、そのうえマーラーの1番とか、ブラームスの1番とか、ちょっと生で聴いてみたいなぁ……と思う曲もあって、本当は実際行けるかどうかは分りませんが、出来るだけ行ってみたいです。

あと、京響の1月定期(井上道義指揮のロシアものプログラム)もpブロック席が取れたら行ってみたいと思ってます。p席はパイプオルガンの前の席で、オケの後ろ側になるんですよね。実はこの席が1番興味有るんですよね(武満特集もこの席を取ったのです。1500円ですよ。岩城宏之さんの指揮が前から見えるし!)。しかも安いし。



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