パザ日誌

コラムというほど大袈裟でなく、日記というほど更新もできない。
ただ、pazapのメンバーが思ったことを書き綴るページです。


2005年04月19日(火曜日)----すぎもと

方向

京都辺りでは、ソメイヨシノが満開だった頃から、花粉症の症状がピークです(涙)。

名前に「杉」が入ってるのに花粉症なんて……。いやいや、そんな事は関係ないぞ。84歳の「若杉」さんも居るんだから。でも、ボクは杉よりもヒノキ花粉のアレルゲンに敏感なので、今の季節がかなり辛いのでした。

冬の厳しい寒さも和らいで、暖かくなりだすっていう、おそらく1年で1番良いシーズン、生命の誕生の様な季節を満喫出来ないなんて、まったくもって不幸でありますね。花粉症じゃなかった数年前までは、本当に好きな季節だったのになぁ。今花粉症じゃない皆様は、明日は我が身ですので、今のうちにこの季節を、たっぷりと満喫しておいて下さいませよ。

それにしても、まったく不自然にこの国を杉だらけにした張本人には、日本耳鼻医師会――そんなものが有るのかどーか、まったく知りませんが――みたいのから、表彰してあげるべきですね。すごい貢献度だ!

そういう花粉症の苦しみに耐えながら、本当に我ながら忍耐力がメキメキとアップして、すっかり大人になった様な感じですよ。例えば先日も、とある事で「小技」を使ってみたら、側に居た人に「お! 小技!!」と言われ、咄嗟に「春風亭小技!」と言いたくなるのを、唇を噛み締める勢いで我慢出来るくらいに大人になりました。この調子だとあと20年もすれば、成人映画だって見られるでしょう。

さて、そんな辛い季節は外出を控えて、作曲などをして過ごしてます。と言っても、実際には作曲の為の環境設定や実験みたいなものでしょうか。

現代の作曲作業というのは、パソコンの使用法から、DAWソフトのマニュアル読み、Sample選び、昼寝、正しいおやつの選択――甘いものが良いのか、辛いものにするか等――から散歩、家電屋さんでのマッサージ・チェア争奪戦などなどが、その大部分を占めているという状況なのです。

で、これからのpazapのサウンド作りの基礎を考えていた訳なのですが、結論は見えないものの、方向としては見えて来たかなという感じです。でもableton LiveとLogic ExpressとProTools LEとMとBatteryをどう使ったらベストなのか……というのが、いまいち見えてこないので試行錯誤状態ではあります。その前に、もうちょっとスペックの高いノート・パソコンが必要なのですが(苦笑)。とりあえず、Tiger(Mac OS X 10.4)がプリ・インストールされたiBookの登場を待つしか無いかな。


2005年04月16日(土曜日)----すぎもと

東京のフェス?

リニューアルしたくずはモール本館のHMVにて、Miles Davisのアルバム"Agharta"を購入。1354円(税込み)。輸入盤だったんですけれど、2枚組のこのアルバムが新品でこの値段ってのは安いですよね。間違いじゃないの? ちなみにAmazonではこのAghartaの輸入盤が2473円ですからね。1000円以上安いです。おまけにオープン記念として、500mlペット・ボトルのジュースとアルカリ単三乾電池2本も付けてくれました。これは限定で先着順のサーヴィスだそうです。らっきー。

このアルバムはエレクトリック・マイルス時代の1975年2月1日の日本でのライヴの昼公演を収めたもので、"Pangaea"というこれまた2枚組のが夜公演を収めたものとなってます。場所は大阪フェスティバルホール……のはず(苦笑)。というのも、このアルバムのライナー・ノーツを読んでると、次の様な記述が。

the two double albums--Agharta and Pangaea--recorded on a single day in Tokyo, February 1, 1975.

英語苦手なもので、変な所から切って引用してるかもしれませんが。でも東京って書いてあるんですよね。ちなみに後に録音データとかが載ってるんですが、それにはこう書いてあります。

Recorded live at Osaka Festival Hall, Japan, February 1, 1975.

まぁ知らない外国の土地勘なんでこんなものかもしれません。大阪フェスティバル・ホールってのが東京にあると思ったのかな? まぁ、日本には東京しかなくて、ちょんまげに刀さしてる侍が、芸者衆とフジヤマ見ながら寿司や天ぷらを食って、ハラキリしてますからね。まぁそりゃそうだ。アメリカにはニューヨークとサンフランシスコしかないんでしょ? 東半分がニューヨークで、西半分がサンフランシスコ。首都って確かニューヨークでしたよね?

オーガニック・ダンス・ミュージック

土取利行『オーガニック・ダンス・パーカッション』(徳間ジャパン/TKCA-71484)を図書館で借りて来ました。 棚においてある時には、このCDの帯が見えなかったんですが、借りて聴こうと見てみると、なんと帯のコメントを書いてるのが緒川たまき嬢じゃないですか! 緒川たまき嬢がお薦めのCDなら、聴かずとしても良いものに間違いは無いです。もうこの世の中の全てが緒川たまき嬢の言う通りです。もうボクは、もし緒川たまき嬢が「行ってこい」と仰るなら、反日デモの横で露店を出して、寿司でも天ぷらでも、たこ焼きでもゴム草履でも売って来ます。いや、本当に「行ってこい」って言われたら、切れ痔が痛いだとか、249歳になったおじいちゃんの誕生日パーティーがあって、そこでドラグ・クイーンをやるからだとかって言い訳して、結局行かないんですけれど。そして言われるんですよ「嘘つき」って。緒川たまき嬢に「嘘つき」って言われる為なら、どんな嘘でもつく用意はできてます。これは、そういうCDです(どんなCDや!)。

「オーガニック・ダンス・パーカッション」って言うからには、オーガニックじゃないパーカッションがあるって事ですね。organicっていうのを手元に有る翻訳コンニャクで訳してみると「有機的」。まぁ、一般にも「有機野菜」の事で良く使う言葉ですよね。現在のダンス・ミュージックのリズムっていうのは、打ち込みのinorganicなものっていうイメージがあるので、それに対するorganic、つまり実際にアコースティックな楽器を肉体で演奏するっていう、一番原始的でシンプルで、それでいて神秘的で呪術的な方法によって演奏されるダンス・ミュージックだっていう事でしょうね。ここ数年のボクのテーマはまさに「ダンス・ミュージック」であって、音楽っていうのものの根源はやっぱりダンスという気がします。いやむしろ、音楽っていうのはダンスの伴奏であって、本来はダンスが主とも言えるのでしょう。ダンスの為の音楽。これが本来の音楽の姿かもしれません。音楽史とか不勉強なので感覚的なものですけれど。とにかく、このパーカッションのCDは紛れもなく最高のダンス・ミュージックです。


2005年04月14日(木曜日)----すぎもと

レンタル詐欺

横浜にあるヨコハマ・セーラスタジオにて詐欺事件が発生したそうです。ギター・アンプを1日レンタルして、そのまま中古楽器店などに売るというもの。他にも同一人物と見られる被害があるそうで、注意を呼びかけるページ「レンタル楽器(ギターアンプ)を狙った詐欺に御注意!!」が出来てます。

ほんと、許せないヤツだ。レンタル業の方はじゅーぶんに注意を!


2005年04月13日(水曜日)----すぎもと

Coral

Mac OS X用コマンドラインHTML画像レンダラCoralを使ってみました。コマンドラインからURIを指定すると、画像ファイルとして保存してくれるというソフトです。これは素晴らしい! 面白いですね。

ただ、いちいちアプリケーションのフォルダ内にあるbinフォルダを指定するのはスマートじゃないので、.bashrcでパスを通しておくってのは大丈夫なんだろうか? とやってみました。というのも、このアプリケーションはCocoaアプリケーションなのだそうで、通常のコマンドラインとは違うところが多いので、注意してくださいという事だそうだからです。で、.bashrcに

PATH="${PATH}: /Applications/Coral/bin/coral.app/Contents/MacOS"

を追加してみました。binフォルダ内にはcoralというファイルがあるんですが、これを指定しないで、アプリケーションだからパッケージの中身の実行ファイルがあるフォルダを直接指定してみました。結果、バッチリ、パスが通りました! これでTerminalでどこに居てもcoral一発で実行出来るようになりました。これは更に便利です。

それから、デフォルトではjpgファイルで保存されるのですが、個人的にはpdfで保存したいです。pdfで保存すると、文字もコピペできるし、拡大しても滑らかです。それに表示サイズがフルサイズで保存されるのもありがたいです。でも、pdfで保存するならcoralコマンドにオプションを追加しないといけませんです。これも面倒なので.bashrcにエイリアスを追加してみました。

alias coral='coral -f pdf'

これで% coral www.apple.com/jpとかするだけで、フルサイズのWebページがpdfで保存されるのです。これ、本当にもの凄く便利です!

ただ、ボクはUnixに精通してる訳じゃないので、やりかた悪かったりするかもしれませんですが(苦笑)。念のため。



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