パザ日誌

コラムというほど大袈裟でなく、日記というほど更新もできない。
ただ、pazapのメンバーが思ったことを書き綴るページです。


2005年01月31日(月曜日)----すぎもと

Expressで行くか……

去年のドラムマガジン誌上ドラムコンテストに応募すべく、スタジオで課題曲に合わせてドラムを叩いていた時に、ふと思いついたドラムパターンがありまして、それを不完全なままヨタヨタで録音して応募した気がするんですが、あれは応募したのだろうか? 入賞にボクの名前が無かったので応募してないのかも(笑、大嘘。あんな自分で聴き直しても酷い出来のものを、例え数名の審査員さんのお耳を汚したかと思うと、自分の耳でも鼻でもヘソでも、噛み切って死んでしまいたいくらいな気持ちであります。ひょっとした間違いで、例えばガッツを買われたとかの、ありえない何かの間違いで入賞でもして、あの演奏が付録CDになったりした日の事を考えると、このまま朝が来なければいいと、何度枕を濡らす日々を過ごした事か……)。

まぁそんなこんなで、当然の事ながら入賞もしなかったので、あのリズム・パターンを眠らせておくのは勿体ないので、自作曲への有効利用をしようと、さらにパターンと手順を整理し直したりしてるっていうのが近況であります。それがそろそろまとまって来たので、そのパターンを客観的に聴きたいのと、曲への発展をさせるべく、MIDIデータへの打ち込みをしたいのですが、これがまたなかなか出来ません。この作業を阻む要因とは、そうMac0S9を起動するのが嫌なのです。出来る事ならもう使いたくない。ProTools(LE)もOS X環境に移行したし、もうそろそろMIDI環境もOS Xへ移行したいものなんです。Visionは良いソフトなんですが、そろそろ潮時かな?

で、デジパフォもかなり魅力的なのですが、ここは今元気の良いLogicで行きたいところなのですね。Visionを買う前は、本当はLogicが欲しかったのでした(でも、結果としてVisionで正解だったとは思いますが)。もちろんLogicと言えばLogic Pro。10万円するソフトですが、内容からしたらかなり安いです。ただ、ボクは本当はMIDIだけでいいんです。オーディオはProTools(LE)があるからいいんです。今、こういう時にMIDIのみの機能だけに特化したOS Xのソフトが欲しいものです。だから、LogicをProじゃなくて、Expressでいってみようか……とか、ちょっと考え中です。いくらお値打ちと言っても、Logic Proはやっぱり高い買い物には違いないですし。あぁ、どうしよう……。


2005年01月30日(日曜日)----すぎもと

鯖寿司

夜、ジャスコ久御山店まで車で買い物に行こうとしてたら、途中の信号待ちをしてる時に、見事に後ろから追突されました。ゲポポ号かわいそうに。というか、前回追突されたのは1年ちょっと前だったと思う――正確には2003年12月11日――のですが、我ながら良く追突されるもんだと感心してしまいます。これで何回目だろう?

前回は「当たる」に引っ掛けて、その日の内に年末ジャンボ宝くじなんて買っちゃいましたけれど、これが見事に外れまして、がっくりだったのです。でも、今日はその後で買い物に行きまして、昼間に見てた京都のテレビ番組に出てた鯖寿司が美味しそうだったのもあって、ジャスコで半額になってるのを買おうと思ったのですが、こういうの宝くじには当たらないくせに、鯖には当たりそうなものじゃないですか(笑)。だから、鯖寿司はやめましたですよ。基本的に縁起とか担いだりするタイプじゃないんですが、ひょっとしたら鯖食ってブツブツとか出たら面白いかなぁ……とかもちょっと思い直したりして(笑)。でも、晩飯に餃子をたらふく食ったって言うのも有って、お腹がすいてなかったので、やっぱりやめましたが。

ゲポポはそんな大した事なさそうで良かったんですが、逆に微妙な感じです。あと2ヶ月くらい前だったら、またまた「あぁ、これくらいなら別に良いですよ」で済ます所なのですが、今回は買ったばかりの車なので、気持ち的にちゃんと直して欲しいんですよね。勿論、ちゃんと直してくれる事にはなったんですが、もうちょっと分りやすい傷が付いてたら、お互いに納得がしやすいのになぁと思ったんですけれど。

とりあえず、明日は車屋さんに行って見てもらう予定です。ついでに連絡もらってた用事もあったので丁度いいし。


2005年01月29日(土曜日)----すぎもと

守山玻璃絵館

昨日の日誌で紹介したレクチャーコンサートシリーズ11・ピアノはいつピアノになったか? 第8回「ピアノとテクノロジー」で、リゲティやナンカロウ作品がプレイヤーピアノによって演奏されると書きました。このプレイヤーピアノという楽器の定義がどうなっているのか、ちょっとよく考えずに「プレイヤーピアノ」という言い方で書いてしまった――ボクの中では自動演奏ピアノ全体を指してのプレイヤーピアノとして書きました――のですが、このレクチャーコンサートで使用される楽器――ヤマハのC3LとYU50――を調べてみると、どうもコンピューター制御の自動演奏ピアノの様です。ですから、このレクチャーコンサートでは、ピアノロール紙にパンチ穴を開けたプレイヤーピアノによる演奏が聴ける訳では無いみたいですね。

さて、暖かい1日だった今日は、昼から車(ゲポポ号)に乗って、滋賀県守山市にあるクラブ・ハリエ(守山玻璃絵館)というお菓子屋さんまで、ドライヴがてらケーキを買いに行きました。このお店はバームクーヘンが有名で、そして、なんと言っても喫茶コーナーのペイストリー・ブッフェ(ケーキバイキング)は、ここの美味しいケーキなどを好きなだけ食べられるというので、土日には朝から何時間も待たないといけないくらい人気があるので有名な店です。ボクが初めてここに行ったのは、確かおととしだったと思うのですが、土曜日に行ってブッフェが食べられずにケーキ・セット(フリードリンクとケーキが3品)にして、2回目は気合いを入れて平日の朝から行って、やっとケーキ・ブッフェを食ったのでした。あと10歳若かったら、もっと食いまくったのにぃ……と歳を感じてしまったのを思い出しました。今ならケーキ・セットで十分かも。

琵琶湖わんわん王国が今月末で閉園(閉国?)なのもあってか、周辺の道はかなり混雑しておりまして、かなり時間がかかって守山玻璃絵館に到着。京都からは1号線を通って、瀬田から琵琶湖沿いを琵琶湖大橋の辺りまで。やっぱり、一杯水が有る風景っていうのは気持ちいいねぇ。途中には風力発電の大っきい風車があって楽しいし。

守山玻璃絵館ではクラッシック・ショコラっていうチョコレート・ケーキの大っきい方を購入。そしてすぐに、今度は琵琶湖大橋を通って帰ったんですが、ちょうど時間が夕方6時半くらいで、琵琶湖バレイで花火大会があったらしく、山の上から花火が上がるのが見えました。音も無く、山の上で静かに上がる色とりどりの花火を見ながら、エリック・ドルフィーの"Out To Lunch"っていう、それはそれは素晴らしい、1964年に録音されたアルバムを聴きながら途中越えで帰って来ました。ドルフィーの曲も演奏も最高だけども、若きトニー・ウィリアムスのドラムも凄いなぁ。

「途中越え」っていうのは、先週だったかにトリビアで「終点なのに『途中』っていう名前のバス停がある」っていうので紹介された所です。途中の辺りに差し掛かると、いきなり――ビックリする程いきなりなんですよね――道の両サイドに結構な雪が積もってるんですね。昼間暖かい日だったので助かったかも。しかし、トリビアってネタよりもVTRでどれだけ掴むかっていうのに命かけてますね。タモリ倶楽部の「空耳アワー」みたいな感じ。でも、トリビアはゴールデンなだけあって、予算やしがらみみたいなのが有るんでしょうね。やっぱり、ちょっとハングリーな方が面白いのかも。


2005年01月28日(金曜日)----すぎもと

京都賞

NHKを見てたら、明日の教育テレビ22時からのETV特集は、「歴代京都賞受賞者からのメッセージ」らしい。

京都賞と言えば京セラの稲盛財団が創設した人類の科学の発展、文明の発展、又精神的な深化、高揚の面に著しく貢献した人々に対し贈られる賞だそうで、確かジェルジ・リゲティも受賞してるので、「をををををを!」と喜んで、でんぐり返しを6回もしたのですが、ETV特集のサイトを見てみると、インタヴューはされていない模様ですね。残念でした。こんなんだったら、でんぐり返し3回までにしとくんだったよ……。

ちなみに京都賞のこれまでの受賞っていうページを見てみると、音楽家では第1回目(1985年)にオリヴィエ・メシアン、第5回(1989年)にはジョン・ケージ、第9回(1993年)にヴィトルト・ルトスワフスキ、第13回(1997年)にイアニス・クセナキス、第17回(2001年)にジェルジ・リゲティです。

リゲティと言うと「第35回サントリー音楽賞受賞記念コンサート・野平一郎#3〜室内オーケストラの夕べ〜」というコンサートが、2月23日(水)19:00からサントリーホール・小ホールで催されるのですが、そのコンサートでリゲティのピアノ協奏曲が野平一郎氏のピアノ独奏――高関健指揮ジャパン・チェンバーオーケストラ――で演奏される模様です。これは是非聴きたい所ですが、何回でんぐり返りしても行けそうにありません。

でも、もひとつリゲティもののコンサートを紹介しますと、レクチャーコンサートシリーズ11・ピアノはいつピアノになったか?第8回「ピアノとテクノロジー」という催しが、3月19日(土)18:00から、大阪のザ・フェニックスホールにてあります。ここではコンロン・ナンカロウのプレイヤー・ピアノのための「スタディ」第6番・第7番・第19番や「タンゴ?」、ジョルジ・リゲティの「終わりの無い柱」などが、ピアノや自動演奏ピアノによって演奏されるのだそうです。うっひゃー! これは行く! 多分行く! いや、絶対行きたい!! こんなプレイヤーピアノなんて生で聴けるチャンス、あんまり無いですからねぇ。

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2005年01月24日(月曜日)----すぎもと

タワーレコードRCAプレシャス・セレクション1000

最近よく聴いているCDは、小野リサさんの去年出たアルバム"Naima〜meu anjo〜"(東芝EMI/TOCT-25409)です。ブラジルだけじゃなくて、世界各地の曲をとりあげていて、これがとってもいいです。どこの国の何て言う曲かは知らなくても、どこかで聞いて、いつの間にか知ってるような曲が多いです。個人的には"Mustafa"という曲が大のお気に入りで、かなり繰り返して聞いてます。そうそう、それから"Nkosi Sikelel 'Iafrica"っていう曲は、とってもカッコいいアフリカン・ポリリズムです! ヴォーカルのバックでポリリズムになってるの、カッコいいですねぇ! しかし、「小野リサ」って声に出して言う時に、「モナリザ」って曲の節でついつい「おっのりっさー」って歌ってしまうのはボクだけではあるまい!

このアルバムは図書館で借りたもので、他にも今は「初恋のきた道」のDVDや「どですかでん」が入ってる武満徹のCD――映画「どですかでん」は高校の頃に学校で見たんですが、音楽は武満徹さんだったんですね。知らなかったです。いや、それよりも、この曲を演奏しているのが渡辺香津美さんだっていうのも驚きましたが(これはボクの勘違いで、このアルバム「どですかでん 武満徹/鈴木大介」(fontec FOCD-9145)はサントラじゃなくて、武満徹作品を鈴木大介氏と渡辺香津美氏とかが演奏したものでした。)――も借りてるんですが、借りるばかりじゃなくて、結構CDも買ってます。最近では 「ジョン(犬)へ、たっこむディスク凸」と、ヒカシューの「人間の顔」を買いましたです。いや、ヒカシューカッコいいねぇ。巻上さんの声もいいけど、詩がまた最高なんですよねぇ。そういえば、「トリビュート・トゥ・ヒカシュー」っていう「20世紀の終わりに」を色々な人がカヴァーしてるアルバムがずっと欲しいと思っていて、結局まだ買ってないなぁ……。

そうして今日は、夜にタワー・レコード河原町店を覗いてみたのですが、もう欲しいCDが山の様に有って困ってしまってワンワンワワンです(苦笑)。財力さえあれば「あ、これ、こっからここまで貰える?」って言ってしまいそうです。ここは現代音楽系の試聴まであるので、余計に困りものです。クセナキスとか、すんごいカッコいいプリペアド・ピアノのCDとか色々あって、試聴コーナー全部欲しかった(笑)。あまりの誘惑に、一切なにも買わずに、intoxicateっていうフリー・ペーパーだけ貰って帰ってきましたです。うへー。もう、物欲の固まりが腹の辺りにとぐろを巻いていて、その毒にやられて、逆に「もう金輪際CDなんざ買わねーぞ!」と誓ったくらいであります。

でも試聴に置いてあった「スペース・シアター」っていう、70年の大阪万博の為に武満徹と高橋悠治とクセナキスが作曲した3曲が入ってる再発CDがは買うかもしれません。これはタワーレコードRCAプレシャス・セレクション1000っていう、RCAの音源の中から名盤を再発していくというタワレコの企画らしいのですが、古典に偏らない所がいいですね。シュマンIV/ベリオ作品集っていう1976年録音のベリオ本人指揮もなんて、こりゃ絶対に買いですな。値段も1050円とお買い得でっせ!



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