パザ日誌

コラムというほど大袈裟でなく、日記というほど更新もできない。
ただ、pazapのメンバーが思ったことを書き綴るページです。


2004年02月10日(火曜日)----すぎもと

コルク

サントリー・ストラップ

この前にラジオを聞いていたら、河内家菊水丸氏がマリア・カラスと美空ひばりの共通性について、面白い持論を展開していて興味深く聞いていました。そのひとつに「ふたりとも名前に鳥の名前が入っている」っていうのがあったんですが、それはどうでしょう……(笑)。

それはさておき、昨日書き忘れたんで続きを。「とりさん」のと同じく買った携帯ストラップなんですが、これはサントリーの非売品っぽいものです。多分ワインを買ったりした時に付いてくるようなものなんでしょうね。キャラクターはコルクだと思うのですが、なかなか可愛いので購入しましたです。30円也。安い!


2004年02月09日(月曜日)----すぎもと

とりさん

とりさん

昨日は近くの小学校まで投票に行った後、そのまま散歩がてらに百均まで買い物に。最近ちょっとハマってる「豆乳ドーナツ」を買いに行ったのです。これは愛知県安城市にある山田製菓さんという所で作ってるもので、220g入り。モチモチとしててとっても美味しいのです。百均に着いてみると他の姉妹品(かりんとうとか)は結構残ってたのですが、この「豆乳ドーナツ」は残りわずか。やっぱり人気があるのかなぁ……と思い、いっそ全部買い占めてやろうかとも思ったのですが(笑)、それはやめて3袋だけ購入しました(それでも、あと2,3袋しか残ってませんでした)。

その後、リサイクルのお店へ寄って色々と物色してたら、松本零士作品の食玩のフィギアがあったので、その中から「とりさん」を180円で購入しました(いや、本当は「とりさん」と一緒に「トチロー」も付いてます。というか、どっちかっていうと「トチロー」がメインかも?)。これが欲しかったんですよね。

あとは「Jazz Life」というJazz専門誌の1999年8月号を100円で購入。Fragileの4枚目のアルバム"No Wet"をリリースした頃のもので、全曲紹介を矢堀孝一さんがしてる記事"fragile featuring Mike Stern"っていうのがあったのです。それから、「”手数王”菅沼孝三のスペシャル・ドラム・クリニック」という記事も4ページありました。これはタワー・オブ・パワーのドラマーとして有名なデイビッド・ガリバルディと孝三先生がヤマハ「ドラム放題」で競演した時のもので、リニア・フレーズについての解説とかが面白いです。それからブレッカー・ブラザーズの名曲"Some Skunk Funk"(テリー・ボジオが叩いてる名盤「ヘビー・メタル・ビ・バップ」にも収録されてる曲ですね)の譜面とかも載っていてお得なのでありました。


2004年02月08日(日曜日)----すぎもと

38.58%

投票率です。38.58%。京都市長選挙です。なんですか、これは? 苦笑も出ません。……で、ひとつ提案なんですが、これからテレビとか新聞とかで首長の名前を出す時には、その横にカッコで括って投票率も表示する様にしませんか。例えば、今回なら「桝本頼兼氏(63歳/投票率38.58%)」とか。ちったぁ京都市民も恥ずかしいと感じるんじゃないですかね? とりあえず、75日間はボクは京都市民と公言するのは差し控えさせていただきますので、どうぞご了承ください(苦笑)。

ところで、21世紀になっても人の噂は75日なのでしょうか? ちょっと早くなりました?


2004年02月07日(土曜日)----すぎもと

自動演奏楽器のための作品集

「100個のメトロノーム」のための“ポエム・サンフォニック”(Poème symphonique)という面白そうな曲があるではないか。しかも嬉しいことに録音物もあるらしい(調べた限りでは,“リゲティ・エディション 5” というCDに収録されている。)。

関堂さんにリゲティで反応してもらってるんですが、まさにその「リゲティ・エディション5」の「自動演奏楽器のための作品集」っていうアルバムを図書館で借りてきて聴いております。はっきり言いまして、これまた素晴らしいアルバムです! 「自動演奏楽器のための」というタイトルからも分りますように、このアルバムはバレル・オルガンとプレーヤ・ピアノという、プログラムどうりに自動演奏する楽器を使った演奏が収録されておりまして、それに「100台のメトロノームのための『ポエム・サンフォニック』」っていう、メトロノームによる、これまた一種の自動演奏の曲が収録されております。

バレル・オルガンの方は、紙に穴をあけて行くタイプの、メカニカルな制御の自動演奏の様で、プレーヤー・ピアノの方は、その同じ方法と、何曲かではMIDIによるエレクトリカルな制御による自動演奏になっている模様です。

実際に鳴ってるのは、どの曲も本物の楽器なので、今の「打ち込みもの」のコンピューター・ミュージックという訳ではありません。でも、2曲目の「ハンガリアン・ロック」っていう曲なんか、繰り返されるリズミックなオスティナートに乗ったメロディの感じは、Frank Zappa御大のシンクラヴィア作品を聴くかのようで感動しました。いやいや、かなりリゲティにはまりそうな予感です!

「100台のメトロノームのための『ポエム・サンフォニック』」は、ピラミッド形に配置された100台のメトロノームが鳴って、それがだんだんと消えて行くという曲なんですが、メトロノームの合奏が響くと、ドラム・コーのマーチング・スネアの乾いた音の様な感じがするんですね。面白かったです。

後半のピアノ曲は、「ピアノのための練習曲」からの曲です。実際にピアノで弾く為の曲を自動演奏させてるのですが、この練習曲は左手と右手でポリリズムを弾くとかで、かなり難しいそうなんですが、自動演奏によって、その辺りも素晴らしく演奏されているのだそうです。確かに凄いです。この練習曲とかのスコアが見てみたいです。それと、この「リゲティ・エディション」シリーズで、この練習曲の全曲が入ったのがあるので、それも購入したいですね。


2004年02月06日(金曜日)----すぎもと

満月

相変わらずウィルス・メールがワンサと届いてて、メールボックスはとっても賑やかです(笑)。ヘッダー見てみると、うちに来るのは全部infoweb.ne.jpとYahoo!BB経由の送信アドレス詐称のメールの様です。

さてさて、今日は阪急電車に乗ってドラム道場へ向かってたんです。いつもの様にドアのそばに立って、図書館で借りてる「ジェルジ・リゲティ論」(神月朋子:著/春秋社/ISBN4-393-93160-2)を読んでたんですが、電車が進むたびに気分が悪くなって来て、ちょっと今日は欠席して帰ろうかと思うまでになって来たんです。とりあえず桂駅で席が空いたので、席に座って続きを読んでたんですが、やっぱりクラクラしてきたので読むのをやめて、持っていたiPodで枝雀師匠の落語「三十石」を聴いて、なんとか持ち直しました。淡路に到着して北千里線に乗り換えたのですが、駅の様子がおかしくて、何かなぁ? と思ってたら、アナウンスで「人身事故があってダイヤが乱れてる」との事。その場所が気分の悪いマックスの辺りだったので、ちょっと複雑な感じでした。

ボクは霊感とかそういうのは全然無いのですが、例えば昔使ってた脳の機能の名残りの様なものがあって、そういう脳波みたいなので感じ合う部分っていうのはありそうな気はします。ひょっとしたら、何かそういうパワーみたいなのを感じたのかなぁ? とちょっと思いました。家に帰ってニュースで見たら、ひとりの方が亡くなったとの事で、ご冥福をお祈りいたします。そして今日が満月だっていうのも、何か関係があるんでしょうか。


2004年02月05日(木曜日)----すぎもと

ウィルス・メール

世間はウィルス・メールが蔓延してるとか言ってますが、うちには1通のウィルス・メールも来てなかったので、なんか村八分的な心地よさと疎外感を共存させつつ楽しんでたのですが、今日辺りからバシバシ来る様になってます。なんだ、仲間はずれにされてたんじゃないのか。ちぇ。皆様、ネズミ叩きゲームを楽しむように、ピシピシと駆除して遊んでください(笑)。


2004年02月04日(水曜日)----すぎもと

ブーレーズいろいろ

ピエール・ブーレーズ作曲の「ル・マルトー・サン・メートル」(Le marteau sans maitre)をヘッドフォンで聞きながら、ブンブンとブーレーズの本――「ブーレーズは語る」――を読み終わって、枝雀師匠のCDと共に返しに行きました。それで、勿論またCDとかを借りてくる訳ですけれども、今回はリゲティ(György Ligeti)のピアノ協奏曲(Pierre-Laurent Aimard,Piano)とチェロ協奏曲(Jean-Guihen Queyras,Violincello)とヴァイオリン協奏曲(Saschko Gawriloff,Violin)が入ってるCDで、演奏はピエール・ブーレーズ指揮のアンサンブル・アンテルコンタンポラン(Ensemble InterContemporain)のもの(ポリドール/POCG-1811)。

リゲティは1枚しか持ってなくて、しかもあんまり聴いてないのです。でも、このアルバムは凄く良いですね。それにリゲティってポリリズムな人だったんですね。これはちょっとCDとかスコアとか買いたいかも。とりあえず図書館にあと何枚かあるので借りてこなくては。Amazonでリゲティのスコアって売ってないのかなぁ? 春祭のスコアが欲しいんですけれど、Amazonの洋書で見てみたら800円くらいで、送料無料にするには他にも買わないとなぁ……と思ってた所なのです。後で調べてみよっと。

ブーレーズの本を読んでて、「ブーレーズ音楽論」っていう本があるっていうのを今更ながら知りました。無性に読んでみたくなってAmazonを調べても売ってないんですね。ひょっとしてもう入手困難なのかなぁ……と思って色々と調べているうちに、沖縄にある古本屋さんの「 古書さりい」さんというお店で発見して即注文してしまいましたです。メールでオーダーしたら本当にすぐに返事が来て、商品到着後に入金するシステムのお店なので、すぐに送ってくれるとの事。嬉しー。こういうお店大好きです。そういう事で、「春祭」のスコアも欲しいのでした。

で、最近の我が家の早口言葉は「赤アンテルコンタンポラン、青アンテルコンタンポラン、黄アンテルコンタンポラン」なのは言うまでもないでしょう。

関連サイト

2004年02月03日(火曜日)----すぎもと

牛丼の行く末

ニュースを見ていて思うのは、今の日本を支えているのが牛丼だという事です。この騒動で日本国民が気づいたのは、これからの日本を変えて行くのは、妄想癖な議員を担ぎ上げたというオチがついてしまった民主党じゃなくて、きっと吉野家だという事でしょう。民主党なんて名前はやめてしまって、牛丼党とかにすればいいのに……。何年後かには新聞に「牛丼大手企業からのヤミ献金」とか「牛丼族議員」なんて文字が踊ると予想してるんですが、同じ思いの人は居ますか?


2004年02月02日(月曜日)----すぎもと

律動

返却日が近づいて来てるので、今借りてる「ブーレーズは語る 身振りのエクリチュール」(ピエール・ブーレーズ:著/セシル・ジリー:聞き手/笠羽映子:訳/青土社/ISBN4-7917-6075-1)を超高速でブンブンと読んでます。現代音楽の作曲家で指揮者のピエール・ブーレーズのインタヴューを本にしたものなのですが、その中のブーレーズの発言から引用。

音楽においては、クロノメーター的な時間というものは存在せず、存在するのは、柔軟な心理学的時間ですし、絶対的なダイナミックスというものもなく、相対的な値があるだけです。

初めて菊地成孔さんのリズムについての講義を聴いた時、まず「クロノス時間」と「カイロス時間」というキーワードからリズムの話が始まるのが、ボクにとっては衝撃的でした。いままでドラム・クリニックとかでリズムの話は色々と聴いてますが、そういう独特の切り口で展開したのはまったく初めてだったのでした。勿論これは、菊地さんの精神分析論を絡めた、極めてユニークな論法なのですが、それでいて音楽史と理論に裏打ちされた(ボクが言うのもおこがましすぎなのですが)至極まっとうな律動論で、目から鱗だったのです。

つい最近のpazapのリハでも感じたんですが、いつものテンポでシーケンサーを走らせてるのに、「今日は早いなぁ……」と感じたり「今日は遅いなぁ……」と感じたりするんですね。この前は体が重い感じで、クリックに付いて行くのがやっとだったりしました。ブーレーズが「クロノメーター的な時間は存在しない」と言ってますが(この発言は、会話の単なる切れ端だという事をお断りしておきます)、シーケンサーという一種のクロノメーター的時間によって成り立ってる音楽と一緒に演奏してても、実際の生演奏っていうのはやっぱり、どっちかっていうと相対的な時間感覚に近い感じがします。この狭間でシンクロしきれずに居るボクも統合失調ですかね? (いや、ただのリズム音痴です! ははは)

そうそう、この前の道場の後でパーカッション・セミナーがあって、ボクは終電に間に合う様に泣く泣く中座したのですが、初めにラテン音楽の歴史を簡単にさらってる時に気がついたのですが、ラテン音楽っていうのは初めはヨーロッパ音楽なんですね。その中に「ワルツ」っていうのが出て来て、そのワルツの音楽を聴いてたら、菊地さんの講義を思い出しまして、それと同時に恵良真理さんの日記を思い出しました。そして、その2つはまったく同じ内容なのです。

ワルツの踊りでは、男女一組になって1・2・3拍の1・2の部分で一気に加速をつけて大きく回転する。3拍めは、ほとんど次の加速のための準備であり、3拍めだけで単独の動きをすることはない。ワルツ曲のリズムも、まさにこれと同じなのだ。一人一人が「何拍めを食って・・・」など考える方法より、オケ全体がダンスをイメージし、ダンスのために演奏することが、より確実にワルツを成功させる秘訣なのだ

ウィンナ・ワルツっていうのは、2拍目をちょっと食い気味(均等にリズムを打つんじゃなくて、2拍目がちょっと早く打たれる)に演奏するので有名ですが、これは演奏の為の音楽じゃなくて、踊るための音楽だからというのですね。踊りやすい様に演奏してるのですね。菊地さんはここの所を「カイロス時間」つまり「相対的なリズム」という説明でしてました。

で、何が言いたいかっていうのがあるのではないのですが、この本を読んでて思い出した事をツラツラとメモしてみたという所なので、何のまとめも実はないのです。まぁそれが日記ってもんです(苦笑)。


2004年02月01日(日曜日)----すぎもと

プリン

レマン館というお店のプリンをごちそうになりました。「生みたてたまごのプリン」というプリンで、たまごの形の容器を開けると、白身に見立てたプリンと生クリーム、そして黄身に見立てたアプリコットが真ん中に入っていて、ちょっと変わったプリンです。そんなに大きくないものなので、プリンの量が少なくて、プリン好きには物足りないですし、アプリコットが入ってる事も有って、プリンを食べたという気になりませんが、でも美味しかったです。「プリン」というのを意識せずに食べた方がいいかも? というプリンでございました。



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