パザ日誌

コラムというほど大袈裟でなく、日記というほど更新もできない。
ただ、pazapのメンバーが思ったことを書き綴るページです。


2003年10月20日(月曜日)----すぎもと

ラテン・コーナーより

まだちょっと体調が戻らないせいか、まったく本を読もうという気にならないのが我ながら面白いです。それでもちょっとルーディメンツの練習とかをして、水戸黄門なんかを見つつ、図書館で借りて来たCDを聴いてました。今回借りて来たCDは、アントニオ・カルロス・ジョビンの「ジョビン・アンド・フレンズ」っていう一九九三年のブラジルでのライヴ盤と、シャキーラの「ランドリー・サーヴィス」という二枚。

「ジョビン・アンド・フレンズ」は、メンバーがハービー・ハンコックやロン・カーターやゴンサロ・ルバンカバやらで、ドラムはハーヴィー・メイソン、パーカッションはアレックス・アクーニャです。まぁ一応「ラテン・コーナー」に並んでたんですが、どっちかっていうと「ジャズ・コーナー」に置いた方が良い様なアルバムです。ジョン・ヘンドリックスが歌う「ノー・モア・ブルース」が渋くて素敵です。

シャキーラは全然知らなくて、「ジョビン・アンド・フレンズ」の隣にあったので借りてみたものです(笑)。でもこれも「ラテン・コーナー」よりも「ロック」や「ポップス」部門の方が似合いそうなアルバムでした。もっとラテンっぽいのを期待してたのでちょっと外れたんですが、良い曲もあって面白かったです。

それから色々な意味で、この前に公開した「ぱヲカビ#1」という曲を何回も聴いてるんですが、聴いてたらだんだん慣れて来てしまうという恐怖も感じています。いつまで公開かは、まだ未定。


2003年10月19日(日曜日)----すぎもと

スッキリ

朝六時半に起床。寝たのが四時前だったので三時間もたってないのですが、もの凄く頭が痛くてバファリンを飲んで、もう一度横になりました。次に起きたのが十一時頃で、薬が効いてるからかだいぶ楽になってました。昼ご飯を食べて、一時過ぎに家を出て、西本願寺の南隣にある 興聖寺 こうしょうじ でひろさちや先生の講演会を拝聴しました。

ひろ先生の前に講師としてお話されてた龍谷大学の先生の話の中で、北海道の浄土真宗のお寺では「お内仏スッキリ運動」というのを行っているという話があって興味深かったです。これは仏壇の中にある不要なものをお寺に持って来てもらって処分しようというものなのだそうです。つまり、仏壇には不要なものが置かれ過ぎてるという訳です。それは位牌であったり、どこかで貰って来たお札であったりとか。位牌は何でダメなの? とかって不思議に思う人も多いかと思いますが、仏壇は位牌置き場ではないのです。まだまだ仏教に対しては(も?)「先祖供養」という世俗的信仰がくっついてしまって、本質をすっかり隠してしまうんですね。特に浄土真宗でいえば、親鸞聖人自体が「先祖供養」を否定してるので、位牌も(仏壇には)必要ないという事になるのです。

お墓参りに行った時とかに面白いと思う事が、日蓮宗の人のお墓です。何故その墓が日蓮宗の人の墓と分かるかと言うと、墓石の正面に「南無妙法蓮華経」と書いてあるんですね。普通は「なになに家之墓」とかって書いてあるでしょう? 日蓮宗の人達はこういう所が徹底してて、先祖よりも法華経なんですね。これは先祖供養ばかりに熱心な日本人には変な感じがするかも知れませんが、宗教の本質だと言って良いのでしょう。キリスト教でもイスラム教でも、「神」が絶対なのですから。

「神」といえば、ちょっと前にラジオで浜村淳が紹介してたニュースが面白かったです。インターネットでその情報のソースを探して見ましたが見つらなかったんですが、こういう話でした。阪神のヒーロー・インタヴューの時に、インタヴュアーがムーア(だったと思いますが)に「日本では『お客さまは神様です』と言いますが、この甲子園のお客さんを神様だと思いますか?」とかって聞いたというのですね。で、ムーアはこの質問自体の意味がまったく理解できなくて困っていたというんです。こんなのは当たり前なんですね。ムーアの信仰は何かは知りませんが、大雑把にキリスト教とかの一神教としても、人間と神様っていうのは絶対に違うものなんですね。そんなものが一緒だっていう発想自体が無くて当たり前な訳です。

それで帰って来てからテレビでやってた劇場版のTRICKを見てたんですが、村の人々が「神を選ぶんだ」とかってやってる訳ですね。人間が神を選ぶって……(苦笑)、これぞいかにも日本的だなぁ……って思いましたです。TRICKは面白いですけどね。今のシリーズはガッツ石松とかの余計なCG要らないと思いますけれど……。TRICKもスッキリさせて欲しいですね。


2003年10月18日(土曜日)----すぎもと

ぱヲカビ#1

新たに本を四冊ほど借りて来たものの、ちょっと読書は休止中です。読み出すと依存症の様になってしまうので、たまには酒飲みの人の休燗日みたいな日もないとねぇ。

依存というと、酒にしても煙草にしてもそうですが、最近は携帯依存症の人も多そうですね。昨日の電車の中でも携帯をずっと手に持ったまま、しょっちゅうパカパカ開けて何かを見てる若い男の子が居ましたが、あれはまさしく依存症でしょうね。しばらく観察してましたが(また本の内容が頭に入らないのでした)、あれは何か急用で連絡を待ってるとかそういう雰囲気じゃなかったです。この子はきっと携帯が無いと生きて行けないんだろうなぁ……とか思うほどでした。別にそれを批判してる訳じゃないですよ。同時に今のボクにとっての(手に持ってる)この本も、ひょっとして一緒じゃないのか? とか思いながら観察してましたです。この世の中に、何にも依存せずに生きている人って居るのかなぁ……とかも思いながら。まぁボクの場合は軽いネット依存症の気はあるのですが、携帯依存症にはなる事はないとは思います。


さて、今日はpazapのリハのある日。スタジオに向かう前に練習パッドで練習をしてから出かけました。"Hell Ditty"っていう曲は、もう一年以上やってるのに、練習前に練習をしてないと全然叩けないのです。いや、練習してからでも八割くらいしか成功しませんが(苦笑)。もっと練習量を増やして、なんとかしないといけないなぁ……とはずっと思ってるのですが。それからパラディドルの練習もしました。シングル・パラディドルの手順で、アクセントの位置をひとつづつずらしていく練習とかです。そのうちの一つが昨日の譜例になります。パラディドルの練習っていうと、普通にストレートだけをやりがちになってしまうのですが、ヴァリエーションは一杯あって練習しがいがあります。

そして今日のリハの中からの一曲をmp3のページにアップしてあります。インストの「ぱヲカビ#1」という曲ですが、期間限定の番外編という事ですので、良かったら聴いてみてください。あんまり面白い曲ではないかもしれませんが(苦笑)。


2003年10月17日(金曜日)----すぎもと

三駅間のバトル

やっぱり、おっさんはどうしようもないですね。

阪急電車の淡路駅で北千里線に乗り換え、関大前まで。淡路駅から乗る人は多くて、ドアが開いてほどなく、車内はほどほどに混雑状態。進行方向を向いて左側のドア前に陣取っていた、作業服っぽい服を着たおっさんの前に立って、安部公房の「他人の顔」の続きを読んでました。最初の駅に着くと、まさに潮が引いて行くように人がホームへ流れて行きます。そのおっさんは立っていた横の席が空いたので、その席へ座りました。すぐ左横には若い女の人が座っていて、今では普通の風景ですが携帯でメールを打っています。

電車が動きだした頃、このおっさんは隣のおねいちゃんのメールが気になるのか、覗き込むのです。しかもチラチラと覗き見してるって感じじゃなくて、結構露骨に見入ってるという感じで。メールに集中してるおねいちゃんもすぐに気付いて、両足と携帯電話の間に挟んである鞄がずり落ちそうなのを直すフリをして、六割の自然さと四割の抗議を込める感じで、おっさんにプチ肘鉄をくらわしました。その時だけは自分の無罪を主張するような顔をして、正面に向き直すんですが、このおっさんはそんなのには懲りず、すぐに覗き出します。ボクは文字は目で追ってるんですが、まったく頭に入らない状態で、このバトルを静かに見てました。いや、本当は何度も「おっちゃん、やめときや」って言うたろうと思ったんです。でもそんなに深刻な事でもなく、ましてや「知るか! それにどっちにしても、電車のなかでそんな事するんが悪いんちゃうんか!!」って言うのは目に見える様だったんで、やめました。

「抗議」の割合を増やした二回目か三回目のプチ肘鉄を食らったおっさんは、やっと諦めたのか、懐から自分の携帯を取り出して、なにやらいじり初めました。しかし、それもつかの間、今度はおねいちゃんの携帯を覗き込んで、その後で自分の携帯に何かを打ち込むという動作を繰り返しはじめました。カムフラージュの為に自分の携帯を出したっていう風にも見えるし、おねいちゃんの携帯の画面に表示されてるもの――例えばメールアドレスとか――をメモしてる用にも見えます。まったく困ったおっさんは、そろそろ九割を超えそうな抗議の肘鉄を受けて、自分の携帯を仕舞い、それでも覗くのをやめません。ボクの関心は、もうおっさんよりも、そんなに覗き込まれても延々とメールを打ち続けてるおねいちゃんに移って居ました。ひょっとして読まれてるのを分かりながら、友達とかに「今隣に座ったクソ親父がさぁ、ずっと携帯を覗いててめっちゃきしょいねん!! 覗くなおっさん!!!」とか打ってるんじゃないかとか。

そんな事を考えてると、もうすぐ目的の駅「関大前」に着きそうです。結局ほとんど頭の中に入らなかった本を閉じて、降りる準備に入ろうとした時、やっとおねいちゃんが携帯をパチっと閉じました。ちょっと怒った様な閉め方で。


ドラム道場のレッスンはパラディドルの応用の興味深い内容でした。特に個人的にはディドル・アクセントが苦手なので、課題にして練習しようと思いました。

シングル・パラディドルのディドル・アクセント

パラディドルのディドル・アクセントは、ディドル部の二打ともにアクセントする場合もありますが、譜例はシングル・パラディドルの三つ目にアクセントが付いたものです。ダブル・ストロークの一打目にアクセントを置くのは難しいですね。特にテンポが速くなればそれだけ困難になります。これが苦手なので、今月は強化月間にしようと思います。あと、パラディドルでなくて、単純にダブル・ストロークでの一打目アクセントも練習しなくては……。

これが出来るとなにが良いかって言うと、16ビートの曲とかで、スネアのバック・ビートの後すぐにゴースト・ノートを入れられるようになるんです。ボクは練習パッドとかでは難なく出来るんですけど、実際のドラム・セットではなかなか出来ないんですよ。これは手癖が出てしまうせいもあるんですけど……。


2003年10月16日(木曜日)----すぎもと

オイル交換

ちょっと前に車が故障した時に、そういえば最近エンジン・オイルを交換し忘れてるなぁ……と思い出したので(ダメダメだ)、この前の日曜日に久御山ジャスコに行ったついでに、隣に有る「久御山ニック」で犬を見ました。いやぁ、子犬のシーズー犬が可愛かった! あ、脱線しましたですね。ニックでオイルとかを買ったのでした。

思い返してみたら、オイル交換はいつも自分でやるので、そういえば今までお金を出して、人に交換してもらったりした事はほとんど無いです(あ、車検のついでに替えてもらった事は一、二回あったかも)。これは高校の頃からバイクとかいじったりして遊んでたので、その流れで自分でできることは自分でやるもんだと、自然に思ってしまってるのだと思います。それより何より、今乗ってる車はもの凄くオイル交換がしやすくて、ジャッキアップする事も、車の下に寝っころがる必要もなくて、片膝をつくくらいで簡単に交換できるっていうのもあるのです。

そういう話をすると「廃油はどうするの?」とかって聞かれる事があるんですが、ホームセンターとかカー用品屋さんへ行くと、ちゃんと処理出来るものが三〇〇円くらいで売ってるので、それに廃油を受けてゴミの日に出せるのです。買った日に交換しようと思っててすっかり忘れてたのを今日思い出して、これは思い出した時にしとかないと、またズルズルと日本の政治家並みに先送りの応酬になりそうだったので、今日やってしまいました。オイルを抜きやすいようにエンジンを温めてから、ヤケドをしないように交換。本当はドレン・ボルトのワッシャも交換しておきたい所ですが、今回は再利用しました。自分でやる人は、このドレン・ワッシャには気を付けてください。ドレン・ボルトを外した時に無くしやすいです。これが無いと、ポタポタとオイルが漏れてしまいますですよ。

その後「燃えつきた地図」(安部公房/新潮文庫/ISBN4-10-112114-1)を読了。読んでる方が行方不明になりそうで、これまた安部公房ワールドに引き込まれました。次に読む本がなくなってきてので、図書館へ行こうと思ってたのですが、都合がつかずに断念。明日が期限の本が数冊あるので――読めてない本もあるのですが――なんとか行かないとなぁ……。

そういえば、図書館のパソコンで「あべこうぼう」って検索したら、「あべこうぼう」と「あべきみふさ(本名)」とかって出てくるので、あぁ安部公房ってペンネームで、本当は「きみふさ」っていうのか……とかって記憶に押し込んだとたんに、ネット上の情報では「実は本名が『こうぼう』だ」というのがあって、さすが安部公房! プロフィールまで思考回路が混乱しそう!! などと、とても嬉しくなったのでありました。

関連サイト

2003年10月15日(水曜日)----すぎもと

新米

この前、ジャスコへ行ったっていう事を書きましたが、その理由はCD-Rが欲しかったのと、そろそろ米が無くなりそうだったからでした。CD-Rは三井化学のフタロシアニン系を愛用していた頃はSofmapとかで買ってましたが、入手できなくなってからは、SONYとか太陽誘電のを使ってます。例えばSONYのCD-Rをボクの行動範囲内の店で比べてみたら――特価品は別として――一番安いのがジャスコの中に入ってるSNAPS!という写真屋さんで、二十枚九九〇円なので、最近はいつもここで買う様にしてます。ボクの中でのCD-Rの価格の基準は、一枚当たり五〇円なんです。勿論ノーブランドとかだったら、もっと安いのもありますが、信頼性と価格のギリギリの妥協点という所です。でも最近行った二つの店では、ジャスコ久御山店では購入できましたが、ジャスコ洛南店では、もうこのSONYのCD-Rは置いてないようで残念です。

いや、まぁそれはいいとして、問題は米の方です。CD-Rと同じく、米もジャスコで買ってたのですが、この前行くと全部新米になってて、秋やねぇ……なんて悠長な事を言ってたのは初めだけで、値段を見てビックリ。いつも買ってた無洗米は一気に一〇〇〇円くらい高くなってたのでした。しょうがないなぁ……じゃあ普通の米でもいいや……と見てみると、こっちはさらに高いのでした。だいたい今までの十キロの値段が五キロの値段という感じでした。これは逆に分かりにくいですね。つまりという印象でしたね。もう「ひえ〜」と叫びそうになりましたよ。

結局その時は買うのを保留してみて、その後他の店もちょっとだけ見てみたら、どうも新米じゃないのは前の値段なんですね。だから新米じゃないのを購入しました。この夏は冷夏で、その影響もあるのでしょう。前にニュースで「前回の米不足の教訓で、かなりの備蓄があるので心配ない」みたいな事を言ってた記憶があったんですが、これは「不足にならない」と言ってただけで、同じ価格を保証するという意味ではなかったのですね。こんなのだったら、もっと心配して買いだめでもしときゃよかったですよ。

しかし、あまりに腹の立つ各地での農作物の盗難のつけまでも、結局は消費者にかかってきてるのだったら嫌な話ですよね。そして、さらに盗難が増えるっていう悪循環にならなければいいのですが……。


話変わって、最近気になるニュースのひとつです。

日本人が鯨を食うのは許せないくせに、自分達が「国益」という軍事目的によって殺すのはしょうがないのだそうだ。それも日本周辺に限って。こういうのを見ても「国益」という言葉の危うさを感じてしまうので、政治家が「国益」と発言する時には、充分に注意して聞かないといけないと思いますね。


2003年10月14日(火曜日)----すぎもと

三点リーダ

「R62号の発明・鉛の卵」(安部公房/新潮文庫/ISBN4-10-112109-5)を読了。この本はタイトルの二作品を含め、全十二話の短編がおさめられたものです。個人的には「変形の記憶」という話が面白かったです。もうすっかり安部公房にはまってる今日この頃。次は「燃えつきた地図」です。


三点リーダっていうのがありますが、「…」というやつで、一文字分の中に点が三つあるやつです。普通はだいたい二つ並べて「……」のように使うやつです。こいつを入力する時はいつも「てん」と入力して変換して出してたんですが、最近Option+で入力できる事を初めて知りました(苦笑)。ちなみにMacでJISキーボードです。「・」(中黒)がOption+で入力できるのは知ってたんですが、三点リーダも出来たのですねぇ。それでは他にもあるだろうって思って試してたら、色々と出て来ました。「√†£¢∞§¶【】」とか。でもそれならば「――」(ダッシュ)も出る様にして欲しいのですが、これは無いんですね。残念。

これどうやって入力すんねん! っていうのは色々とあるもので、その代表はやっぱり「々」ですね。これだけを入力したい時に何て打って良いか分かりません。しょうがないので一旦「時々」って打って「時」だけを消したりするという、非常に効率の悪い事をしておりました。そうしたら最近「おなじ」で変換したら出て来ることを知りました。おまけに「〃」まで。そうか、そうだったのかぁ。今まで何をしてたんだぁ……と思ってしまいます。こういうのも色々とありますね。

あとは漢字が難しくてどうやって入力すんねん! と悩むパターンもありますね。例えば、京都の老舗ライヴハウスに「磔磔」(たくたく)っていう店があります(今ちょっとすんなり変換できてビックリしましたが、辞書に登録してたのでした)。こういうの困りますよね。ちなみにこの「磔磔」の「磔」は「はりつけ」という字なので、「はりつけ」で変換できます。


まぁ、そういう事を考えながら、体調も順調に回復してきたので、昨日買ったドライ納豆を食べてみました。両方とも食べるのも勿体ないので、とりあえずTOPVALUの方から先に。うーむ、確かに納豆だ……。噛んでたらネバネバして来ますね。ボクは納豆が嫌いでないので美味しいと思いましたけど、実際の納豆よりは食べやすいと思いました。やっぱり特に酒好きな人には、おつまみに合いそうですね。TOPVALUのサイトを見てたら「ねぎ入り」もあって笑いましたけれど。


2003年10月13日(月曜日)----すぎもと

おっさんへのウラミとかツラミとか

ここ数日、体調が悪いです。体がだるくって目の辺りが重くてくしゃみが出たり、ヴィデオに録っておいた「マンハッタン・ラブストーリー」を見ていても、自然と鼻水がタラーっと。てやんでぃ、そうはさせるかい! と鼻をすすってみても、鼻がつまっていて情けなく鼻水がツーっと垂れるのでした(汚くてスミマセン)。

風邪をもらってくるのはだいたい図書館です。特に冬場の図書館は危険です。その中でもおっさんは要注意人物です。くしゃみをする時も平気で「ふえーっくしょーん!!」と手も添えずに思いっきりやってくれます。手を添えるだけでどれくらいの効果があるのかはよく分かりませんが、少なくとも手を添えないよりはマシかと思います。でも図書館で片手に本を持っていたり、両手で本を持って読んでいたりするおっさんはそんな事はおかまい無しです。いや、もともと何もなくても手を添える様なデリカシーがおっさんにあるかどうかが一番問題です。おいおい、別におっさんに限った事か? という意見もありましょうが、おっさんがヤバいのです。何故なら、この風邪の元の持ち主かと思われるのは、数日前に図書館に居たそういう無神経なおっさんに間違いないからです。チクショー、あのオッサン。

ドライ納豆

不思議な事に、一日中うちで寝てても、いっちょまえに腹は減るものなんですね。この摂取したカロリーはどこへ行くのでしょう? しょうがないので夕方から買物がてらにジャスコへ行きました。

実は目的は本屋さんで、今月のドラマガがすでに出ている筈で、それが見たかったからです。前にうちのBBSでも話題になってたオープン・ハンドの特集でした。父親ゆずりの手数娘。のsatoko嬢(FUZZY CONTROL)がオープン・ハンドなのでインタヴューがあって、ドラム・セット拝見のコーナーにも載ってたので見ました。ツインペダルがボクのと同じ感じの改造したFP720S(YAMAHA)だったので嬉しかったです。このペダルのフット・ボードが大好きなんですが、同じ思いの方は居るもので、この前もそういうメールを頂いて嬉しかったのですが、あのフット・ボードが現行モデルから無くなってしまった今、予備のボードを今のうちにキープしといた方がやっぱりいいんじゃないかと思ってます。

薬のせいか頭がボーっとしてて、何書いてるかよく分かってないんですが、そんな事を書きながら思い出したのは、最近近鉄の駅に「十三日に谷町九丁目で不発弾の処理が行われる」っていう案内があったんで、谷町九丁目と言えばドラム専門店の ACTがあるなぁ……と思ってサイトを見てみたら 10月13日(月 祝) は不発弾撤去作業による避難勧告のため 営業開始時刻を 午後2時頃から と させて頂きますという事で、とんだ災難だよなぁ……と思ったのでした。

あれ? 何の話でしたっけ? そうそう、ドライ納豆の話でしたよね? まだ書いてなかったかな? まぁいいや。ジャスコに行った時にMUJIがあったので、 fujiiさんの好物だというドライ納豆を買ってみたのです。その後にいつの間にかコージー・コーナーが撤退しててショックを受けつつスーパー内を見て回ってたら、なんとジャスコのPBのTOPVALUでもドライ納豆を発見。MUJIのは十八グラムで一五〇円、TOPVALUは二五グラムで九八円でした。今は体調のせいでまだ食べてないのですが、元気になったら食べようと思います。

あ、今ニュースステーションで谷九の不発弾やってます。大雨の中の避難は大変そうですねぇ。しかしデカい爆弾だ……。アメリカからの大迷惑なタイム・カプセルといった所ですね。中からびっくり箱の要領でビヨーンと、ふざけた人形が出て来るくらいの、気の利いた演出はないのですかね。

関連サイト

2003年10月12日(日曜日)----すぎもと

秋晴れ

ナイロン100℃の芝居 「ハルディン・ホテル」の大阪公演(近鉄小劇場)のチケットの発売日だったのです。本命は大阪での楽日だったんですが、すでに完売。しょーがないので、その前の日のソワレの方を何とかとりました。でも後ろの方で残念。凄い人気だなぁ……。つかこうへい作・演出の「飛龍伝」(筧利夫・広末涼子 ほか出演)もあるんで非常に見に行きたいのですが、宝くじでも当たらない限り無理です(苦笑)。こちらは今月十八日に発売なので、行く人はがんばってゲットしてくださいませ。

それから醍醐図書館へ行って、アントニオ・カルロス・ジョビンの最後のアルバム「アントニオ・ブラジレイロ」と、「カチャオ マスター・セッションズ Vol.1」っていうラテンのCDを借りました。

本は図書館内の棚だけでなくて、書庫にしまってある本も多いので、パソコンで検索して見つけた本を三冊を借りました。

「リズム」っていうキーワードの検索で見つけたのを借りたのですが、タイトルだけで決めたので、借りてみてビックリっていう本もあったのです。でもまぁ、それも楽しいのでいいです。

しかし今日は天気予報では雨って言ってたのに、秋晴れの青空でしたですね。どこかの学校の運動場からは、玉入れの玉を数える声が響いてたので、雨にならずによかったですね。


2003年10月11日(土曜日)----すぎもと

ハレの日

夜店 獅子頭

すっかり秋になってしまったみたいで、色々な所で運動会や秋祭りの音が聞こえてきます。ボクの夏はどこへいってしまったのだ? と言いたい気分ですが、まぁそれは置いておいて、いままで一回も行った事がなかった御香宮のお祭りに(正確には夜店見物に)、散歩がてらに行って来ました。

伏見大手筋商店街には結構出没するのですが、商店街から南側(寺田屋とかがある辺り)や踏切りを超えて東側は何故かあんまり行かないんですよね。久しぶりに踏切りを超えて御香宮へ行ったんですが、ドラッグユタカとかが出来てたりしてビックリ。いやそれよりもなによりも、数日前に Bargainsのヴォーカリストである ユッキーさんの日記(2003/10/06)を読んでたら、 ペッパーランチっていうお店が美味しいっていうのが書いてあって、何しろ鉄板の上で肉とごはんをマゼマゼしてハフハフいいながら食べるというその説明を読んでるだけで、小さい頃から肉に執着が無くて、親に「大きいなってから食わせろ! って言うても食わせへんぞ!!」としょっちゅう半分冗談ながらも言い続けられていたボクでも、今にもお腹がグゥって鳴りそうだったのです(ボクは両親がステーキを食いに行った田舎のレストランで、「うどん」と注文するような嫌なガキだったのです)。どうせ東京の話だからってそのままグゥグゥ言わせてたんですが、何と大手筋に出来てるではないですか! こりゃビックリ!! それじゃ京都市内にもあるのかなぁ? と思ってサイトを見てみると、なんとこの伏見の店が関西初の店だったのだとかで、京都では今の所ここだけなのだとか。暫しメニューを見ながら腹をグゥグゥとかガルガルとか、野生の本能を覗かせる秋の夕暮れ。でも祭りの屋台はいつもある訳じゃないというので、そっちを優先する事にしました。

御香宮に足を踏み入れるのも、実質的には初めてといっていいほどです。まだ陽は落ちてませんでしたが、それでも参道には沢山の屋台と人で溢れて居ました。お祭りなんかホント久しぶりなので、ひととおり歩いてどんな屋台があるのかを観察しました。面白かったのは、一番目に付いたのが鳥の唐揚げを売ってる店だったという事です。唐揚げを紙コップみたいなのに入れて売ってて、ローソンのカラアゲくん感覚で食べるのです。定番のたこ焼き(一個二五〇円の大きいのを売ってる店が面白かった)とか焼そば、ベビーカステラや金魚すくいもありました。ボクの田舎の屋台では無かった「射的」や「スマート・ボール」なんてのもあってビックリでした。こういうのも定番なのかぁ。あと面白かったのはタイ焼きの型で焼く「ベーコン・エッグ」とかがあったり、団子みたいに串に刺したこんにゃくとか、ビー玉くらいの小さくて丸いコロッケとか。いや、それよりも着物とか帯とか売ってるのは、これは京都ならではなんでしょうかねぇ?

そんな中から買ったのは、大きくて食べごたえのあるじゃがバターと、チーズ入りのちくわを揚げてあるやつ(これは美味しかった)、それからベビーカステラの三つだけなんですが、それだけでお腹がいっぱいでした。そのせいで帰り道のペッパーランチの前では、次に来た時に食べるものを決めただけでした(さすがにお腹は鳴らなかったですが)。踏切りのところのお店で、本物の竹の皮に包んだサンマのお寿司が売ってたのでそれを買って、太鼓がドンドン鳴り響くパワー全開のハレの日の商店街を通って帰りました。久しぶりにお祭り気分に浸った夜でありました。



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