コラムというほど大袈裟でなく、日記というほど更新もできない。
ただ、pazapのメンバーが思ったことを書き綴るページです。
今日は、早朝から蝉がミンミンと鳴く中をラジオ体操に行って、用紙にはんこを押して貰い、青空に入道雲を見ながら清々しく帰宅。なすびの漬け物でサラサラっとお茶漬けを食べて、高校野球のテレビを付けたまま縁側で一眠り。鐘を鳴らしながらやってきたおじさんを呼び止めて、わらび餅を食べて、海水パンツを履いたまま自転車で海まで。ひとしきり泳いだ後は、晩ご飯に素麺を食って、蚊取り線香の匂いと虫の音の中、冷たく冷やしたスイカを食う。遠くには花火のドーンっていう音が、うるさ過ぎない音量で、心地よい夏の夜の空気と一緒にすだれの向こうから入ってくる……。えーと、京都ではそういうのがとっても似合いそうな「真夏」の一日でしたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
似合いそうな「真夏」だっていうだけで、今日ボクが実際に体験した事は1つも無いです。あはははは。確かに小学生や中学生の頃は、こういう夏休みを過ごしておりましたが、今の子供達はどう過ごしてるんでしょうねぇ。そういえば、「ラジオ体操」なんて、今の小学生とかは通ってるんだろうか? って思って聞いてみたら、一応まだやってるみたいで、でも今は行く度に何か「景品」が貰えるんだそうですね。ボク達が小学生の頃は、確か夏休み中を通して通った人だけ、ノートかなにかが貰えたっていうのはありましたが、今は毎日なんだそうです(どこもそうじゃないかも知れませんが)。そこまで子供に媚びて、毎日ラジオ体操に通わせないと行けないのかと、まったく笑えます。
そういう「真夏」な今日は、実際になにをしていたかと言いますと、このあまりの暑さには「氷」がいいという事で、「 中村軒」まで出かけたのですが、もう店の前に人が一杯で、それを見ただけで却下。そのままダイエーへ行きまして、悔しさまぎれに、金曜日にスタジオジュエルでおつりに貰った、ババ抜きのババの様な二千円札を、レジで出してやりました。かっかっかっかっか。あぁ、せいせいした。
一昨年劇場で見て、DVDまで買ってしまった「
不思議惑星キン・ザ・ザ」。タイトルからすると惑星が不思議という意味なのでしょうが、実はこの映画自体が不思議すぎで、何とも表現しにくいのですが「とにかくもう一回見たい」と思ってしまった映画だったのです。ちょっと間をあけてからジワジワとジャブが効いてくるくる感じで。そして、そのサントラっぽいCDを聴いてみました。
「サントラっぽい」っていうのは、このCDの表も裏も「キン・ザ・ザのサントラですよ」ってな感じで写真とか入ってて、帯にも「不思議惑星キン・ザ・ザ」って書いてあるので、この1枚が全部「キン・ザ・ザ」のサントラだと思ってしまうのです。でも実はそうじゃなくて、「キン・ザ・ザ」の音楽を担当したギヤ・カンチェリ(Giya Kancheli)という人の映画音楽四本の音楽を収録したものなのでした。
ギヤ・カンチェリという人はよく知らないのですが、ライナー・ノートを見ると、一九三五年生まれのグルジアの作曲家で、演劇のための音楽が二十五本、映画音楽は四十三本あるのだそうです。現代音楽としては七つの交響曲を作曲していて、その中でも第七番が有名らしいです。
このアルバムを聴いてたらギヤ・カンチェリという人の作品の独特の「色」というものが感じられますが(これもなんとも説明しにくくてもどかしいのですが)、それが映画音楽だからなのかなぁと思ったりもしますし(もちろん映画音楽といえど、その人の特色は出るでしょうが)、他の作品も聴いてみたいと思いました。このアルバムは短い曲が三十曲入ってて、いつ録音されたのか記載されてないのですが、音はそんなに良いとは言えませんね。特にドラムセットが入ってる曲なんか、バスドラの音が割れてたりします。それに「キン・ザ・ザ」の曲は四曲しか入ってなくて、あの「マーマ、マーマ」っていう曲とかも入ってないので、このアルバムを「キン・ザ・ザのサントラ」として買ってしまうのは場合に寄っては危険かも知れませんですね。勿論「キン・ザ・ザ・マニア」な人とかが居たら必須アイテムなのかもしれませんが。でも、ボクとしては興味深く聴けました。
写真のマッチ箱は、CDのサイズを示す為じゃなくて、映画館でゲットしたカッツェ(マッチの事)です(鼻につける「ツアーク」も買ったんだけど、あれどこにいったんだろう?)。分からない人はDVDなどを見る事をおすすめしますですよ。クー!!
台風が向かって来てる実家へ夕方電話をしてみたりしましたが、「たいしたことない」という事でちょっと安心。こういうNHKなんかがずっと台風の情報を放送してる時っていうのは、ボクの故郷の周辺の海が映ったりしてちょっと嬉しかったりします。室戸岬とか海部とか、お決まりの日和佐の大浜海岸と、その近くの断崖の上にあるホテル「白い灯台」とか。勿論被害なんかが出てるので「嬉しい」なんて思うのは不謹慎なのですが、子供の頃なんてそういう事を考えずに、なんか台風がくるとワクワクしたもんです。海に波を見に行ったり、大きい波がザッブーンとかかりそうな港で、それが楽しくて友達と逃げ回って遊んだりとかしましたし、実際堤防で釣り人が波に飲まれるのを見たこともあったりします。都会と違って娯楽がそんなにない田舎では、台風は子供にとってイヴェントだったです。でも何故か台風になると、マーラーの交響曲代一番「巨人」を聴きたくなるんですよね。これは条件反射です。中学の頃、自分のお金で買ったこの曲のレコード(確かカラヤン指揮のベルリンフィル)を聴いていた時にちょうど台風が来てて、外が嵐でビュンビュン行ってる時に、このマーラーを聴いてた印象が、何故か今でも残ってるんですよね。嫌なガキだ……(笑)。
そういう台風の今日は、夜から大阪まで。もうこういう日で、しかも「近畿地方には日付けが変わる頃に暴風域に入る」なんて聞かされてたから、ひょっとして帰れずに阪急電車の中で一夜を明かしたりして、アホなおっさんが「何時になったら出るんだ!」って車掌さんにつかみかかってる絵を勝手に想像しつつ、そして実際覚悟して出発したんですが、まったく影響なし。しかも帰りなんか傘も必要なかったし、相変わらず関大前のブックオフの前には「台風って何? 合コンより楽しい? へへへへへへ」ってな感じの大学生が群れをなしても居ましたね。ただ、電車はいつもよりかなり空いていて楽でした、座ってないけど。
それにしても鉄道会社の不手際じゃなくて、安全が確保できなくて足止めをくってる状況があったりしたときに、怒りを駅員さんにぶつけてる人とか居ますが(最近もそういうので暴行ふるって逮捕されたっていうニュースあったけど)、ちょっと発想が凄いと思いますね。ちょうど「お客さまは神様です」っていう、ボクの大嫌いな言葉の発想と似てる。きっと「お互い様」っていう言葉を知らない、インチキ宗教拝金教の信者なんだろうなぁ……。「お客さまは神様です」って、「誰のお陰で飯が食えてると思ってんだよ!」っていう言葉と同じ発想で、まったく嫌な言葉。
今年の太平洋高気圧は情けない、弱ッチィ奴なのかねぇ。この時期に台風ですか。なんか四国の南部では、明日の降雨量の予想が700ミリだそうで、うちの実家は大丈夫なのか? ちょっと心配であります。しかし700ミリって、単位が「ミリ」だったら、なんだたいした事無いやんって思ってしまいそうだけど、70センチって事ですよね(多分一日の降雨量ですよね)。70センチ雨が降るって言うと、ちょっと「おぉ!」って思います。でも、それなら「0.7メートル」って言ってほしいなぁ、と思うのはワタシだけでしょうか? その方が「気をつけなきゃ!」って思う用な気がします。大体700ミリなんて、普段の生活で使わない言い回しで言われても、現実感ないんですよね。必要以上に不安感をあおらない、なんていう意図があるとかでしょうか?
普段Web上の色々な掲示板を見てて、もの凄い個人的に嫌いなフレーズがあるのです。それは「管理人さん、不適切ならば削除を」っていうアレです。これは一見へりくだって謙虚なフリしてるという、実に日本人的な感じで(笑)、かつ自分が不適切かも? とちょっとでも思ってるフシがあるのに、でも書き込んでるという、非常に微妙な所なのですね。なんといっても、悪気が無くて書いてる人が多いので、そこが一番厄介なのですよね。明らかに不適切ならば、そんな事言われなくったって管理人さんは削除するだろうし、「じゃぁ書き込むなよ!」とか言えないし……という。
でもボクは個人的に、このフレーズを何度見さされても嫌な気分になるので、せめて自分とこのサイトでは撲滅しようと思います。つまり、「俺ルール」な訳です。はははははは。なんて言っても、もともとそういう書き込みが少ないBBSなので、ほとんど関係ないのですが、これからひょっとしたらあるかもしれませんしねぇ。という事で、これからここのBBSでは「管理人さん、不適切ならば削除を」っていう書き込みを不適切な書き込みとします。よって、そういう書き込みがあれば、それ自体がうちでは「不適切」なので、削除対象になります。悪しからず。
強調しときますが、「俺ルール」作って偉そぶりたいなんてんじゃぁないですよ。こういう書き込みをスタンダードにしたくない、ただそれだけです。「夏休みの掲示板書き込み講座」なんていう初心者対象のハウツゥもので、「ひょっとして自分の書き込みが、その掲示板にとって不適切かもしれませんので、マナーとして"そういう場合は削除してください"と一言付け加えるのが一般的です。」なんて教えられる日が来る事を考えてみてください。あぁ、ゾっとするぅ!!!
夏っぽい日々が続いておりますが、夏の風物詩と言えば、 菅沼孝三ドラム道場スクールコンサート(通称は道場発表会?)。全国の道場生が神奈川県川崎市梶ヶ谷にある、 川崎市民プラザのふるさとホールに大集合! なのでありますが、ヘタレ道場生のワタシは三年連続参加させて頂きましたが、今年は予定が付かず不参加となってしまいました(涙)。この発表会はとっても楽しくて、毎年楽しみにしてて、この発表会を中心に一年が回ってる感じなので、とても残念で、今も畳をかじりながら悔しがっております。お近くの方、時間があれば足を運んでみて下さい。場所は東急田園都市線の「梶ヶ谷」もしくは「溝ノ口」からバスで「市民プラザ」まで。
Bob長嶋さんの新しいバンド「PulseMaster111」の演奏もガッツリ聴く事が出来ますよ! ボクも聴きぁたい!! そうそう「PulseMaster111」さんの演奏は次の日曜日、金沢の「クイーンズ・コート」という所でライヴがありますので、お近くの方は是非どうぞ!!
来年はまた書き下ろしの曲で、絶対に参加するぞ! あ、ちなみに発表会は正午に始まる訳ですが、多分全部が終わるのが夜八時を越えたりするかも知れませんので念のため。
テレビを見ていたら近鉄バファローズのCMに 大西ユカリさんが(関西ローカルのCMなのだろうか?)。それで思い出したのですが、今年の四月に京都駅の大階段で大西ユカリと新世界のライヴを見た時に、アンコールで大西ユカリさんが肩から大きなそろばんを下げて、ギターみたいにジャカジャカ弾いてたんです。で、これがなんと「エレクトリックそろばん」でして、ちゃんとストラップ(?)もついてて、ちゃんとシールドを差してP.Aからジャカジャカ音を出しててかっこよかったのです。何で音を拾ってるのか興味ある所ですが、あれってオリジナルなんでしょうかね? もう、トニー谷も真っ青って感じでした。
でも、やっぱり最初に「そろばん」を楽器にした人って凄いですね。楽器じゃないものを楽器にするっていうのは、どういうモノがあるんでしょう? 「おーまーえーはーあーほーか」で有名な横山ホットブラザーズのは、ちゃんと「ミュージック・ソー」っていう楽器なんですよね? それ以外でいうと、やっぱり「ちくわ」を笛にするとかですか? 何か「そんなもん楽器にするかぁ?」ってなもんを楽器にして見たい様な気もしてきますね。例えば、米粒に穴をあけて「世界最小の笛」とか(笑)。
今日の素朴な疑問。何故 volvicは日本の公式な表記が「ボルヴィック」なのか? という事。つまり「ボルビック」や「ヴォルヴィック」じゃなくて、「ボルヴィック」なのかという事です。
今日の京都市内も35℃を越える猛暑。ボクとしては気持ちいい、スカっとするような暑さで気持ち良かったです。折角の短い夏ですから、これくらいでなくっちゃ。京都でこう思えるのは、いつもの夏よりも湿度が低いのかもしれませんが。そんな夏の暑い時に、うちの近所のとあるお宅。ここには犬が居て、ボクを見ると絶対に吠えるんです。だから、いつも通る度に「ほうら、吠えるぞ、吠えるぞ」と心の中で思いつつ、ワクワクしながら近寄って行くんですが、最近何故か全然吠えてくれなくて、まったく拍子抜けなのであります。夏バテかなぁ。あ、ボクに対して犬のほうが拍子抜けしたのか?
そういう犬にもみはなされたボクとしましては、この前に申し込んだ京響のコンサートとはまた別に申し込んだ京響のコンサート( 京都コンサートホールでの音楽祭の開会記念コンサート)も当たらないかなぁ(五百組ご招待なのです)。なんせ、珍しくこのまえに「ビリーコブハムのTシャツ」が当たってしまったところなので、もう完全に運は使い果たしてると思うしなぁ。久しぶりにチャイコフスキーのヴァイオリン・コンチェルトやら、ドヴォルザークの八番やらを聴いてみたいもんです。
今日は「笑わせて笑わせて桂枝雀」(上田文世 著/淡交社/ISBN4-473-01989-6)を読み終えまして、今週末に図書館へ行ったら、絶対に枝雀師匠の落語のCDを借りてこようと、心に決めました。
今公開中の映画で見てみたいのは、何と言っても「 えびボクサー」ですね!
この映画、江口洋介が出ていたドラマ 東京ラブ・シネマの中でも出て来てましたが、実際に存在する映画だとはしりませんでした。しかし、予告をみるともう「絶対に見たい!」という気持ちがフツフツと湧いてきますね。実際に上映されてるのは、今現在は東京だけで、今月末ぐらいから大阪でも上映されるらしいのですが、京都の上映は無いんですかね? これは大阪まででも見に行きたい映画だと思います。いや、多分行くでしょう。この映画はイタリア映画らしいのですが、動物愛護の観点から実際に上映されるのは日本くらいのものなのだそうです。そう聞くと、さらに見たくなるのでした。いや、必ず見に行くでしょう。さらに見た人の感想を見ていると、どうもB級ギャグ映画というよりも「感動もの」の様子。へぇ、それは余計に興味が湧いてきて見たくなりますね。いや、絶対に行くでしょう!
公式サイト内にある予告編では、映画を見た人が感想を言う場面で、「かっぱえびせん」を持ってるのがわざとらしくて素敵ですな(笑)。
今日は古本市場で さだまさし 氏の「噺歌集」っていう本が売ってました。この本はさだ氏がコンサート中で喋ったM.Cを集めて本にしたもので、ボクも学生時代に何冊か持ってて、爆笑しながら読んでたものです。コンサートのM.Cでは定評のあるさだ氏は、何故かこの本だけでなくて、M.Cだけを集めたCD(勿論一枚だけじゃないです)なんてのも本屋さんで偶然発見した事があって、その時にはビックリするより、「この人ならそれもありだろう」と思ったものです(笑)。だいたいボクの見たライヴで、涙流して大爆笑した事があるのは、今の所さだまさし氏と FRAGILE だけですから。
この前に立ち読みしたインタヴューでは、今年行われた三十周年記念の八夜のコンサートでは、まったく曲のダブリ無しで、M.Cのダブリもなしだったと言ってましたが、M.Cだけならあと八夜はダブらずに喋れると冗談っぽく言ってて、これも「この人ならそれもありだろう」と思ってしまいましたですね。そういうM.Cのネタが詰まった「噺歌集」ですが、今日発見したのが5冊目に出たものだったと思います。持ってなかったので、これは買いだ! って思ったんですが、他にも見たかったので、手に持たずにいて、10分くらいして戻って来たらすでに有りませんでしたとさ。はははは。やられた。甘かったか。この人のコンサートは、いまだにチケットが取り難いほどの人気だったのでした。今の日本の音楽シーンでトップに居る人で、実際二十年後とかにそこそこの本数の大ホールでのチケットが取り難い人って何人居るのでしょうね?
で、「ついてない日」という事で、先週の予告でも見ていて、さだ氏のメルマガの情報も目にしていて、個人的な予定表にまで書いてあって、朝も確認したにも関わらず、N響アワーが終わってもそのままにしていて、さだ氏が出演の「 おしゃれカンケイ 」を見逃がしてしまいましたとさ(笑)。まったくツイてないなぁ……。
この前まで涼しいと思ってたら、今日の京都は35。1℃なんていう暑さでした。そうとは知らずに カナート洛北の 島村楽器まで、車のエアコンも付けずに、行って来たすぎもとです。今ニュースで今日の最高気温を知って、汗がどっと出て来た所でございます。そんなに暑かったのか……。
ボクがpazapで使用している音源はYAMAHAの MU500 というヤツ。MUシリーズのハイパフォーマンス・モデルであるMU2000やMU1000とは、プリセットされている音色はまったく同じ、1396楽器音+58ドラムキットを内蔵しています。ただ拡張性やGUIが省略されている代わりにちと安いという、そういうのが必要ない人にはお買得なモノであります。デジタルアウトやUSB接続出来るっていうのはちゃんと備わっていて、中古でMU128なんかを買うよりはいいですよね。もちろんGUIが必要ないのならですが。
ただ、家で作曲とかに使うだけならいいのですが、スタジオやライヴで使うのなら厄介な仕様があったりもします。それはアウトプットがRCAピンジャックになってるんですね。よくヴィデオデッキとかを接続したりするタイプのジャックです。これだといわゆる「シールド」っちゅうやつが使えないのです。ちょっと前まではこの音源を2Uラックに入れて、一緒にパッチベイを入れていたので、そこで変換してたのですが、2Uラックが無意味に重くて1Uラックに変えたので、困ってしまってワンワンワワンとなった訳なのです。それで今日この変換するのを買いに島村楽器へ行って来たのです(ボクが探した限り、ここにしか売ってなかったのでした)。
買って来たのは Busker'sっていうブランド名の、PHP-480というもの。「ピンモノプラグーフォンモノJK」という名前(?)が書いてあります。価格は四八〇円で、結構安い感じがします。これを二つ(L/R分)買って帰っ来て、早速取り付けてみた訳であります。
ボクの予定では、この変換ジャックをMU500に差したままにしておいて、セッティングする時にシールドを抜き差ししようと思ってたのです。でも、この変換ジャックとシールドの仲が良すぎて(しっかりとくっつくんです)、抜くと根元から(変換ジャックごと)抜けてしまうんです。これでは使い物にならないのですな。何故なら、1Uラックに入ってるのと、後ろに結構スペースがある為に、手が入れ難いのでした。シールドごと差したままにしておこうかとも思ったのですが、変換ジャックだけでも結構MU500本体のピン部分に負荷がかかってる感じがするのに、それにシールドをつけるとヤバいことになりそうな感じがします。で、結局ボツ。というより、レギュラーにするのはやめて、控えとして置いておこうかなという立場ですな。
しかし、何故にこんな厄介な仕様にしたんだろ……? まったく厄介です!
昨日は「元祖手数王」とも言われる、 ビリー・コブハム 御大のドラムセミナー@京都へ行ってきました。
生でビリー・コブハム御大を見るのは初めてでした。いやぁ、凄かった。もういわゆる還暦も近いお年だとは思いますが、この手数ぶりですか。しかも、叩き終わってからも息があがっていないのが凄いと思いました。今日のpazapの練習だけで、ハァハァ言ってる自分に反省です。あ、一緒にしたら駄目ですかね(笑)。勿論手数だけではないってのは、言うまでもない事ですが。
セミナーの構成は、始まる前に質問用紙に聞きたい事などを書いて提出。お決まりの使用ドラムセットの説明(及びプロモーション・笑)。そしてビリー・コブハム御大が登場して、まず長めのドラム・ソロ(二十分くらいは叩いてたと感じました)を一曲。そして、ドラマーでもある本日の通訳さん(お名前失念)を通して、質問用紙からの質問にビリー御大が答えて、その後マイナスワンで曲を1曲。つづいて質問に答えて、最後にまた短めのソロで終わりという、二時間弱のセミナーでした。
ソロでは、片手に二本ずつスティックを持って、合計四本というマリンバのバチを持つ感じで、長いソロを叩いてました。しかも叩くモノによってスティックの開き具合も変えて(まさにマリンバのよう)、しかも左からハイハット、スネア、スネア、フロアタム、とかを同時に叩いて、真ん中の二本でロールとかを入れたり。よくそんな事できるなぁ……という感じで唖然として見ておりましたです。試しに今日やってみましたけど、出来る訳がないですね(笑)。というかそれ以前に、ボクみたいな手をクロスさせるタイプのセッティングには向いてない感じですかね。ビリー・コブハム御大は、オープンハンドという、ハイハットとかライドとかを左手で叩く叩き方をするので、ハイハットとスネアの位置が同じ位置にあります。だから、スティックをハイハットに挟んでスネアの上に置いて、そのスティックを叩くなんて技も出来るのですね(これも面白かった)。ソロの中では変拍子のフレーズもけっこう登場してて、特に7拍子が多かったです。ドラム・ソロだけでも全然飽きない、それだけで素晴らしい作品のような感じでした。
質問内容は「スティックの持ち方」から「姿勢」、「パラディドルの応用」など。「4ウェイ」と「パラディドル」の練習法としては、まず1、3拍にバスドラム、2、4拍にハイハットを踏んで、これを基本として、その上で「シングル・パラディドル」「ダブル・パラディドル」「トリプル・パラディドル」のチェンジアップをするというのを紹介していました。お決まりでアクセントはタムなどに応用。こういうのを26のルーディメンツで応用するといいと仰っておりましたです。
最後にアンケートの提出者の中から、五名にサイン入りヤマハTシャツがプレゼントされたのですが、なんと当たってしまいましたです。ラッキーな半面、こういうの当たった試しがないボクとしては、今年の運をこれで遣い果たした感じがしてしまいました(笑)。それにしても、今日の練習で右腕が上がらない……。これを「年のせい」には出来ないぞ! というのを改めて感じましたですね。
十月で たま が解散ということです。非常に残念。もっとライヴ見たかったなぁ……。
ただ、ボクはたまをちゃんと聴く様になって、そんなに長い事ないので、古くからのファンの方とは思い入れが違うと思います。そのせいかボクには残念さ半分、そして期待が半分です。「たま」としての独特な所は、三人の徹底的なキャラクターで作り出される楽曲と、そのパフォーマンスだと思いますが、逆にそれが武器であり、そして人によってはネックになってる場合もあった訳です(例えば知久さんの歌が好きな人は、知久さんの歌をもっと聴きたいとか)。勿論今までもソロ活動などはされていて、それは三人ともに独特なものだったのですが、これから(良い意味でも悪い意味でも)「たま」の縛りが無くなった、三人の活動を楽しみにしたいと思う事で、残念さを紛らわせたいと思います。いや、実際楽しみなのです。
とはいえ、この三人の個性がぶつかる「たま」というもののインパクトというか、パワーは凄くて、世界でただひとつのものだった訳で、「たま」が解散ということは、日本の音楽業界にとっても大損失だと言って、言い過ぎではないと思います。ボクは少しだけですが、それを体験できて幸せだったと思います。ありがとうございました。