パザ日誌

コラムというほど大袈裟でなく、日記というほど更新もできない。
ただ、pazapのメンバーが思ったことを書き綴るページです。


2003年05月31日(土曜日)----すぎもと

人間のベーシスト

もう5月も終わろうとしておりますね(正確にはもう終わってる)。ちょうど1年ほど前に前任者のベーシスト氏が脱退して、もの凄い従順なベーシスト「QY700氏」で一回、その後この「QY700氏」も脱退し(笑)これまた従順なベーシスト「PB1400+Vision氏」を向かえ一回ライヴをした我がpazapですが、ようやく人間のベーシストが決定しました。(詳しい事はプロフィールを見て下さい。)

彼は滋賀県からわざわざ片道1時間くらいかけて、練習に通って来てまして、「ひげの魔法」よりも「Hell Ditty」を先にコピーしてくるような、かなりメンバーは度肝を抜かれた人です。うちのベースパートで一番ややこしいと思われる「3拍14連」(Hell Ditty)を、説明しなくても理解をしてくれたのにも関心しましたです。彼はネット環境に無いので、ほとんどサイトには現れないとは思いますが、どうぞひとつよろしくお願いいたします!

で、今日はpazapの練習日。いつもスタジオのドラムセットはチューニングが無茶苦茶な事が多いんですが、今日はいい感じにチューニングが出きてて良かったのです。張りたてのヘッドじゃなくても、ちゃんとチューニングすれば気持ち良く叩けるのです。ドラム叩いてて楽しいと思えるかっていうのは、結構チューニングで決まってしまう所があるんじゃないかっていうのを、今日は改めて感じました。録音したのを聴いてても気持ちいい感じだし、自分の技量の無さをカバー出来てる感じです(笑)。

ただ、ベースが人間になった事で(この言い方はどうかと思いますが・笑)、演奏中に生音を集中して聴きにいってしまう時が多くて、ここ最近の練習はクリックを聞き逃す事が増えております。気が付いたらクリックを追い越してたり、追い抜かれてたりとかするのです。こういうのは前にクリックの音が小さかった時には多かったのですが、それが解消したらちゃんと出来るかっていうとそうじゃなくて、こういうように慣れからクリックの存在を忘れたりして、他に集中してたら失敗してしまうのでした。気をつけないと。


2003年05月30日(金曜日)----すぎもと

斉藤秀雄 講義録

台風がきてるせいか、今日は風が強かったですねぇ。そんな中、自転車に子供を乗っけたお母さんが強風にあおられ、見事に倒れるのを目撃しましたけど、危ないので気をつけましょう! ダメージはお母さんの方が大きそうでしたが。子供は身軽です。


で、今日はドラム道場のレッスンの日だったので、関大前まで。行き帰りのお供は「斉藤秀雄 講義録」(小澤征爾・堤剛・前橋汀子・安田謙一郎・山崎信子 編/白水社/ISBN4-560-03743-4)。そういえば、中学の頃のボクは小澤征爾さんに憧れて、指揮者になりたいなんて戯けた事を思った事がありますが、そういう頃に斎藤秀雄さんの「指揮法」の本を買ったような記憶が有ります。実家にまだあるんだろうか?

そういう懐かしい事を思い出しながら読んでましたが、この本は面白いです。講義を編集してあるので、専門的でボクなんかにはよく分からない所もあるにはありますが、音楽だけには留まらない内容にとれる様な部分も有りますし、「クラシック音楽」だけにあてはまる内容でもないと思われる部分もかなりありますし。そしてこの斎藤さんは教え上手だというのがよく分かります。教え上手な人っていうのは、例え話が上手いですよね。

中でも一番興味深かったのは(って、まだ全部読めてないのですが……)、バロック音楽は装飾音符をつけたりとかいう表現の部分は、演奏者が決めるものだったのだそうです。作曲者はおたまじゃくしだけ書いたら良かった。クレッシェンドとかいうようなものは演奏者の権利だったのだそうです。ベートーヴェンの頃になると、そういうのはきっちりと書かれる様になるのだそうですが。へぇ、そうだったのか! という感じで、目から鱗なお話しが一杯の講義録であります。なんせ斎藤さんの物事に対する柔軟さというか、頭の柔らかさというか、そういうのを凄く感じて面白いです。とても魅力有るお人柄が伝わってくる感じです。


それから、アイコンは色々と作って遊び中。Developer ToolsのIconComposerは使わなくても作れそうですね。IconPartyだけで十分な感じ。ただOS X用の32bitなアイコンをつくるのは、専用の例えばPhotoShopみたいのが有った方がいいというだけです。これもOS XではGimpという強い見方を、使おうと思えば使えますのでラッキーです。しかしGimpはパレットがフローティングしてくれないのかなぁ? そういう所、ちょっと使いにくいです。


2003年05月29日(木曜日)----すぎもと

サクラマイネーム(ツイン式)

何かと愛用しているいわゆる「マジック」というか「サインペン」というか(この辺の一般的な言い方はどうなんでしょ? 例えばNHK的には……)、そういうのは サクラクレパス の「 マイネーム マイネーム(ツイン式)」だったのですが、どうもここ最近は見かけなくて困っていたのです。

サクラ マイネーム(新旧)

学生の頃は「マッキー極細」を使ってたのですが、何故かすぐにダメになっていつの間にか使わなくなってて、そういう思いからか使う気になれず、とりあえずキープしてあった「マイネーム」もあるし、そのうち見つかるだろうって思っているうちにキープの最後がそろそろヤバい感じになってきました。百均とか文房具屋さんとかを通りかかる度に、気をつけて見ていたのですが、他のはあっても「ツイン式」(細いのと極細とがツインになったタイプ)のがなかったのですが、やっと今日見つける事ができましたのです。よかったよかった。でも、デザインが変わっててちょっと寂しい感じ。

ツイン式はちょっと高いので(多分二十円くらい)、百均には置いてないのかもしれないのですが、他で見かけないのは何故なんだろう? という疑問はあるのですが、最近は安いのが一杯あるので競争も激しいのでしょうねぇ。でもいくら三本百円とかで安いのが売ってても、そんなもんは買いません。少なくても個人用には。それくらいこの書き味は気に入っておりますです。いや、たいした事に使ってる訳じゃなくて、CD-Rとかのラヴェルを書いてたりするだけなんですけどね。

それから、今日はMac OS X用のアイコンの作り方について色々と実験をしておりました。色々と悩みましたけれど、結構ベストな方法が見つかってラッキー! って感じです。一番の課題は「無料」で作るという事だったりするのですが(笑)。難しいかなぁって思いましたが、Developers Toolに付属のIconComposerと、フリーの素晴らしいツールIconPartyのOS X版(パブリックベータ版)で出来ました。「情報を見る」のコピペだけで作るのは嫌だったので、色々と悩んだのです。単なるコピペだとアイコンサイズによって画像を換えられないので。このあたりの詳しい所はまた書いてみても良いなぁ、なんて思ってます。検索しても情報が少ないので。


2003年05月28日(水曜日)----すぎもと

こゆず?

こゆず缶詰

腹痛てー! 昨日当たりからまた暖かい日が続いているので、調子に乗って風呂上がりにパンツ一丁とTシャツでテレビ見てたら、トイレとお友達。いっその事、iBookを抱えてトイレから更新したいところ。


ボクは学習しないタイプなのか、この日誌でも何回か書いた様に「日新のラーメンは定番以外は外れ」というマイ・ジンクスを持っているのに、新しいのが出たらつい買ってしまうのです。で、また最近出たのかスーパーで特価だった「カップヌードルしお」なんていうのを買ってしまいました。でもこれは食ってみた所、結構いけました。カップヌードルはシーフードが一番好きなのですが、これはカレーと並んで二位にしても良いくらいではありますかね? 定番になるのか! ちょっと期待したい所です。じゃがいもとかが入っていて美味しかったです。もう一個買ってあるので、それ食べた時に「あれ?」ってならなければいいのですが……(笑)。こういうのも体調のせいか、ビギナーズラックみたいなのがあるからねぇ。

それからスーパーのレジに並んでいる時に、近くに「こゆず」っていう缶詰を発見。「ゆず好き」にとっては「ゆず」という文字に反応してしまうという悲しい性。百円くらいだったので、衝動的にカゴの中に放り込んでしまいました。また食べてないのですが、「こゆず」とは何かというのがよく分からなかったりしています。単に「柚子」の小さいやつなのか、それとも全然別ものなのか? 「甘夏」なんていう文字も入っていて、ちょっと柚子好きとしましては微妙な所ではありますが、検索をかけたり、ましてや冷蔵庫でよーく冷えているこの缶詰を、今食べてしまうのは非常に危険な状態なのでちょっとおあずけであります。


2003年05月27日(火曜日)----すぎもと

サイト内の大掃除中

「株式運用、失敗ばかり」サンリオ、無配に転落 なんていう朝日新聞のサイトの記事が載ってましたけれど、やなせたかしさんが編集をしていた月刊誌 詩とメルヘン が休刊になるのは、こういうのも関係あるのでしょうか?  (参照:休刊のお知らせ) それにしても三十周年だなんて、ただ凄いなぁと思うばかりです。残念ですが、ただお疲れさまでしたという感じです。

今日は色々と地味にサイト内を修正しまくりました。地味になので目に見える変更は「サイト・マップ」くらいですが,スタイルシートとかはこれからいじろうと思ってるので、かなりあっさりめという所。実はちょっと前にpazapの曲の歌詞とかもアップしてあるんですが、こちらもスタイルシートとかがちゃんと出来てないので、リンクはかけてませんです。あと、前に「人のドラムセットはどないやねん」という事で、スタジオで見かけた他人のセッティングをアップしていくなんて、そんな事を言ってたんですが、実はこれもアップしてあります。でもどうも面白い企画とは思えないので(笑)、これまたリンクをかけないで放置中。これは多分ボツですな(苦笑)。全然おもしろくない。他には日記のナヴィゲーションとかにaccesskryを付け忘れてたのを追加したりしましたのです。

あとFlash作品はまだ出来てなくて、出来たら Bak@Fla にも参加したいなぁと思ってますが、先に壁紙をアップするかも。アイコンも考えてますが、Macオンリーになるかも。ほしがる人も少ないとは思いますが……。

で、sound.jpから登録者全員に「警告メール」が来ていたので、それも移転。音楽サイトに限り無料で20Mのサイトスペースが借りられるSound.jpなのですが、どうも、というかやはり(笑)、mp3とかの倉庫にしている人が多いらしく、直リンク禁止措置がとられるらしいのです。ボクはそんなつもりでは置いてなくて、日記で使ったネタをSound.jpの「変態太鼓叩き」のページでまとめようと思ってて、まだ出来てないので、事実上は倉庫代わりに使ってる状態だったので、それをこのサイト上に一時移動。またまとまったら再度アップするつもりではいますが、あっちも長い事更新してないので、なんとかせねば。このサイトの容量も1/3も使ってないし、別にもうひとつ使ってなくて、しかも堂々と倉庫代わりに出来る20Mのスペースもあるので、Sound.jpを倉庫代わりに使う必要なんてまったくないのですが。

そういえば昨日書いた「コミコミ・コース」ですが、一時間のコースでもメール・アドレスとホームページ容量がついてくるのだろうか? これついてくるんだったら、お得度がさらにアップしますですね。契約したらFlash作品発表のページでも作ろうかなぁ? このサイトではFlash使いたくないし。


2003年05月26日(月曜日)----すぎもと

コミコミコースの使い道

ボクはずっとプロヴァイダはDionなのです。

一番はじめは「コミコミ・コース」の十時間のダイアルアップで、毎月時間オーバーになるので、いっその事一〇時間のコースを二つ契約した方が安いと、利用時間を気にしつつ、二つのアカウントを切り替えて使っておりました。多分同じくらいの値段で二十時間っていうのもあったのですが、十時間を二つにしたほうが、ホームページ容量が二倍になるのでそうしてたのでした。

ボクがDionを選んだのには色々と理由があります。まづ一番大きかったのは、クレジットカード決算でなくてもいいこと。クレジットカードっていうのがあまり好きでなくて、持ってないボクにとってはこれは必須でした。それから次は「コミコミ」だということ。今みたいに定額制が一般的でない時で、普通はプロヴァイダに接続料を払って、NTTに通信料を払うというものでしたから、このDionのやりかたは画期的だと思いました。多分ここぐらいなんじゃなかったのでしょうか? 通信料も「コミコミ」の場合何がいいかと言うと、支払いがスマートっていうのもありますが、サイトから確認できる「利用時間」だけで使用料金が分かりやすい事。それも時間が「秒単位」というのも面白いところでした。

それよりも面白いのは、例えば実家とかに帰った時とかに、実家にはパソコンの「パ」の字もないのに、持っていったノートパソコンにジャックを指すだけで自宅と同じ様に使えた事ですね。Dionはアクセスポイントが全国共通なので設定を変える必要も無く、しかも「コミコミ」なので実家で使った通信料もNTTから実家に請求される訳でなく、全て「コミコミ」だという事。これは凄く面白かったです。例えば人の家でも気兼ねなく電話回線を借りられるのです。迷惑をかけずに。こんなの未だにDionくらいじゃないでしょうか?

で、今では常時接続なのでそんな事もすっかり忘れていたのですが、久しぶりにDionのサイトを覗いてみると、「コミコミ・コース」に一時間のコースが出来てるのですね。料金は一か月たった三百八十円。 (Dionコミコミコース参照) しかもこの頃じゃぁ翌月までは、あまった時間を繰り越しできるじゃないですか。これは便利ですね。もうダイアルアップなんて必要ないや、なんて思っていたのですが、この値段なら追加で契約してみてもいいかな、なんて思ってるのです。たとえ使わなくても三百八十円だし。いざ! という時にはかなり強い見方になると思うのですよ。ボクの場合はPHSの電波も届かない実家に帰った時は、最近では更新とかメールチェックとかは諦めるか、車で一時間くらい走って電波の届く所まで行かなければいけなかったりするのですよ。そんな事を考えても全然もとがとれるし、ネットに対応してないホテルに泊まったりする事もあるかもしれないし、そういう時に時間が残ってるのならPHSで通信するより良いし、さっきも書いた様に、どこでも電話線が借りやすいし……、なんて思ったら、このサーヴィスは使えそうじゃないですか?

いやぁ、これはちょっと考えてみる価値は有りだと思います。


2003年05月25日(日曜日)----すぎもと

The Water Is Wide

前からずっと好きで気に入っていたCMソングがあります。多分関西限定だと思いますが「 尼崎競艇」のCMなんですが、女の人の歌う英語のバラードで、この曲を聴くとなんか一面に海が広がるというか、もの凄くアタマの中で景色が一気に広がるのです。

で、ずっと気になってると、今度は「セキスイハウス」でも使われてまして、こちらは画面下に 「ル・クプル」 という文字がでてまして、「あ、ル・クプルの曲なん?」って思ったのですが、尼崎競艇の方は明らかにル・クプルとは違うので、きっとル・クプルがカヴァーしてるのだろうとは思ったのですが、ずっと調べずに居ました。で、今日テレビを見ていると、こんどは KOMATSUがCMに使っているでわないですか。 この前もFMを聴いてたらかかるしで、これは調べろと言われているような感じがして、調べてみました。

曲名も何も分かりませんでしたが、結構あっさりと分かりまして、しかも尼崎競艇で使われてた曲はボートファンというサイトの tvcmsongというページに、mp3でフルコーラスがダウンロード可能という太っ腹。しかも歌詞付き。ありがたやありがたや、とダウンロードさせてもらって聴いております。えぇ曲や。

しかしこの曲はどういう曲なんだろう? と思って調べてみると、どうもアイルランドの民謡のようであります。しかもかなり色々な人がカバーをしてる有名な曲なのですね。素晴らしい曲なので納得します。多分聴いてみると「あぁ、この曲か!」って思いますので、是非聴いてみましょう!


2003年05月24日(土曜日)----すぎもと

伝統的なクラシックファン

この前図書館で借りた伊福部昭のCDが最高に良かったので、今日も返しにいったついでにもう2枚ほど借りてきました。

今回借りたのは「伊福部 昭の芸術」というシリーズの二と三。「交響楽の世界」と「舞踏音楽の世界」であります。広上淳一指揮の日本フィルハーモニー交響楽団で、一九九五年の録音です。ライナーノートの中でご自身が、作品の演奏の機会に恵まれない事について日本のクラシック音楽界から好まれていなかったことの証明だろうと書いておられますが、確かに伊福部さんの作品は、いかにもクラシック好きなファンには受けにくそうな感じはします。それは、これもご自身でご自分の作品が「リズムを強調する音楽である」ことを例に挙げて、近年受け入れられている理由をたとえばロック・ミュージックのおかげでであるのかもしれないとおっしゃっているのが興味深いです。

確かに、ボクが伊福部音楽に引かれる部分は、リズミックな部分が大きいと思います(もちろんそれだけじゃないけど)。そして伊福部音楽を聴いていて感じるのは、ジャズとロックの違いのようなもの。ジャズのリズムは2拍4拍にアクセントはあるものの、ロックで例えばスネアで出される強烈なビートではないですよね。ジャズ好きな人のこの「2拍4拍のスネア」に対する嫌悪みたいな感覚が、伝統的なクラシックファンにとっての、伊福部音楽を好まない理由なのかもしれないと、個人的には感じました。クラシックの場合、それ以前に「現代曲が嫌い」という壁も非常に大きいと思うのですが。


図書館の後は久しぶりに京都駅へ。そのついでに京都駅ビルの The CUBEの地下一階に三省堂書店がオープンしてたので、ちょっと覗きに。 ここだけに限ったこっちゃないですが、自分のバッグを平積みの本の上に置いて、本を読んでる人が目に付きます。今日は全て女性。ブランドものの高い、大切なバッグかも知れませんが、そんな事をしてる人はどんなに知的に見える奇麗な女性でも、ただの「アホな女」に見えますね。ボクは時間がある時は、こういう人の横に行って、興味なんか無いのに、いかにもそのバッグの下の本がみたいようなプレッシャーを掛けてみたりする意地の悪い男ですが(笑)、こういうのもアホですかね? 同じ事を三谷幸喜さんのエッセイで読んで、非常に共感した記憶がありますが、三谷さんの場合は更に、閉じた傘を横に持って振りながら歩いてる人の後ろで「あ、痛!」なんて言うそうなので、ボクよりはかなり意地悪な様です(笑)。


2003年05月23日(金曜日)----すぎもと

5拍7連

昨日のアクセスログを見ていると、「5拍7連」というマニアックな検索をかけて来てくれてる方がいるようです。実際にこのサイトで「5拍7連」について書いた記憶がないので、情報をゲットできなかっただろうと思いますが、いいネタですのでそういう話題をば。

この前紹介して、「荘園」のfujiiさんも購入されたという「リズム・トレーニング強化書」(市川宇一郎・著/音楽之友社)にも分かりやすく解説されておりますが、リズミックな「トリック」を使う場合、基本は「違う拍子を繰り返す事」だと思います。例えば4分の4拍子の曲は、ずっと「4」のリズム、あるいはフレーズで完結しながら進んでいきますよね。その「4」を例えば「3」で割るとき。この「3」というのは、いかにも「これは3ですよ!」っていうリズムパターンだったりフレーズだったりを繰り返したらいいのです。一回だけやっても、聴く方はそれを「3」とは感じません。繰り返すことでそのリズムやフレーズのアタマを、拍子のアタマだと思ってしまうというトリックです。これはドラムだったら「ドン・タン・タン」なんていう3拍で解決するパターンを4拍子の上で「ズレ」ながら繰り返して叩けばいいし、メロディ楽器ならは「ド・ソ・ソ」などというように繰り返したらいいのですね。「4」の上に「3の音のカタチ」を作ればいいのです。これは俗にいう「3拍フレーズ」というやつです。

3拍フレーズ

で、そういう事を発展させると、さらに5拍で解決する「5拍フレーズ」やら、7拍で解決する「7拍フレーズ」やらと色々と考えられるのですが、さらにマニアックにいくと「5拍7連」みたいな感じになってくる訳ですね。ポリリズムの世界です。さて、この「5拍7連」とかを考えるときにどう考えるのかというのは、分かりやすい「法則」みたいなのがあります。結論からいうと「X拍Y連」は「Y連をXで分割すればいい」という事です。

例えば「4拍3連」だと、「3連を4分割」すればいいです。アタマにアクセントを付けて、4つづつに割っていきます。最終的にアクセントだけをとりだすと「4拍3連」のできあがり。

3連を4分割

同じように「3拍5連」だと、「5連を3分割」すればいいです。

5連を3分割

で、今回のテーマである「5拍7連」はどういう風に考えればいいのか? もう分かりますね。「7連を5分割」すればいいのですね。

5拍7連

出来るかどうかは別としまして(笑)、理屈はこういう感じだと思います。でも、更にマニアックにしてみたい方は、はじめの「3拍フレーズ」とかと、次の「ポリリズム」の合わせ技をすれば最強ですね。「3拍4連」の例だと3拍フレーズなので3拍で解決します(「n拍フレーズ」なんていうのは、全て「n拍」で解決しますね。勿論「n」は任意の数字です)。だから「3拍4連」だと分かりやすい様に、4分の3拍子で書いたりしますが、それを「3拍フレーズ」としてやってしまうという事です。同じ様に4分の4拍子の曲の中で「5拍7連」のフレーズを演奏するという事も「5拍フレーズ」な訳であります。ボクは出来ませんけれども。こういうトリックを曲に織り込むと4分の4拍子を、変拍子よりも難しくかつ自由にする事ができます。Tipographica的な考え方ですかね。もちろん変拍子の中でやるのもアリですけど。

こういうトリックを色々と考えるのは面白いのですが、くれぐれも使い方には気をつけないと演奏が崩壊したりします。メンバーの理解を得ずにいきなり一人でやってしまうと、かなり危険です。特に思いつきでライヴでいきなりやってしまわないように。ちなみにこの前のpazapの練習で、「くらむぼん」の5拍子の部分を「5拍4連」のパターンでいきなり叩いてしまったら、演奏は崩壊寸前だった事を付け加えさせていただきます(笑)。申し訳ございませんでした、メンバーの皆様。

で、最後に「5拍4連」っていうのは、どう考えればいいのか。もう分かりますよね?


2003年05月22日(木曜日)----すぎもと

たしかに大受け

昨日のデジクリ経由で知った 世にも奇妙なDVDというサイトに大爆笑。久々に涙がでました。でもきっと、日本人もへんてこな英語とか使ってるんだろうなぁ、とかも思いました。

あと、気になることといえば、 しゃぶしゃぶレンジャーのうたというのを聴いてみたいという事ですか。デーモン小暮閣下の作詞作曲で、アレンジは石黒彰さんというのが凄い。ボクにとっては「W.I.N.Sの石黒さん」なのですが、聖飢魔IIつながりですね。余計に聴いてみたくなりました。そういえば最近、コロッケ屋へいけばコロッケのテーマ曲みたいなのがかかってるし、色々な歌がありますが、はやってるのでしょうね。「さかな、さかな、さかな」っていう例のやつのヒットや、ホクトのきのこの歌や、その前の「ヨーデル食べ放題」とか。でも全て食べ物系ですね。ほかの業種はこういうのやらないのですかね? いや、あるのかも知れませんが、やっぱり食べ物がしっくりくるのでしょうね。

あぁ、連日の睡眠不足で思考回路が停まりました(笑)。でわ、おやすみなさい。ZZZZZ……。


2003年05月21日(水曜日)----すぎもと

インストール地獄

昨日からすこぶる調子が悪くなったiBook。マシになったとはいえ、なんか動作が重い。初期のiBookにOS X入れて使ってた時を思い出すような感じで、なんか妙に懐かしい感じも味わえたのですが、それも五分十分で限界がくるので、サクっとOSを再インストールしたりしました。でも、それでも動作が重い。そこでもしや、と思って「このマックについて……」を見てみると、メモリ:128MB。……。そうか、それが原因だったのか。もっと早く気が付けばよかった……。増設した512MB分のメモリがトラブって認識してないのでした。んんん? 原因は分かりませんが、メモリ不良だったら滋賀県まで持っていかねばならぬのか? (キットカットで買ったので)とか思ったのですが、メモリを取り外してつけ直したらあっさりと認識してくれました。よかった。根本的な解決になってないのだとしたら問題ですが、メモリは多分永久保証だったと思うので良しとしよう。で、今は別にしなくても良いインストールの地獄に陥っているわけです。

昨日からハマってる伊福部音楽をずっとリピートさせながら(このアルバムは最高にいいです)、OS X 10.2から10.2.6へ。Developers Toolを入れたり、各種ソフトのインストール。X11も入れ直して、Unix系はまずw3mをソースからコンパイル。Terminalで機関車が走るようにして(なんのため? 笑)、FinkからGimpをインストール。前回に失敗したりしてFink内が無茶苦茶になってるような感じだったので、やり直したらGimpの日本語が通ってなかったりして、またやり直し。で、たった今GIMP完了。日本語もバッチリです。

インストールついでに、メーラーも変更。Apple純正のMailは何故か許せないので、GyazMailに変更。ずっとNameraを気に入って使ってたのですが、まったくアップデートしないし、落ちまくるし重いしで、とうとう堪忍袋の緒が切れた感じです。GyazMailは前から気になってたのですが、限界までNameraを使おうと思ってたくらい「しっくりくる感じ」があったのですが、残念です。作者さん忙しいのでしょうか? 残念ですが。で、GyazMailいいですね。これなら正式リリースしたら購入してもいいです。ということで、結局はすっきりとインストールし直して、結果的には良かったかも。

さて、これで曲づくりに専念できるかも。かも……?



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