パザ日誌

コラムというほど大袈裟でなく、日記というほど更新もできない。
ただ、pazapのメンバーが思ったことを書き綴るページです。


2003年02月20日(木曜日)----すぎもと

ええもん、わるもん

人がテレビドラマを見てる所へ途中で入っていって、つい「この人はええもん? わるもん?」なんて聞いてしまったのです。人間の本質が単純に「ええもん」か「わるもん」か、そんな二極論で割り切れる訳は無いのに、ついついドラマなんかではそういう役割りが設定されている事が多いので、特に途中から参戦した者にとってはそれが分かっておいた方が戦い易いかなぁなんて、そんな事を思ってしまうもんです。

前に何かで読んだ話しで、小さい男の子がお母さんと一緒に電車に乗っていて、すれ違う電車に対して「ねぇ、あの電車はええもん? わるもん?」って聞いていて笑ってしまったっていう話しをつい思い出して、その子の気持ちをちょっと分かったような気がしました。まだ超合金でロボット遊びな時代には、(今でも超合金ってあるのか知りませんが)電車もロボットと似たようなチームに入るのかもしれませんし、アクション・ヒーローものは「ええもん」と「わるもん」がだいたいハッキリとしているので、そういう風に考えてしまうのかも知れませんねぇ。

でも実際にはウルトラマンとかにしたって、あんなビルの谷間で怪獣と戦ってたりするって事は、絶対に何十人何百人の人間やらを踏みつぶしてない訳がなくて、そこで殺された人やその身内からしてみたら「ウルトラマン何すんねん!」ってなもんでしょうから、見方によって「ええもん」「わるもん」が変わってくるのは間違いないです。もちろんだからと言って怪獣ののさばらせて置く訳にもいかなくて戦ってる訳なんですが、正義の味方も辛くて悲しくて孤独で、実はかなり傷付いてるんじゃないだろうか? と思うのですよね。無傷のヒーローなんてありえませんしね。


2003年02月19日(水曜日)----すぎもと

ProTools6.0

EPSONさんは「普通紙クッキリ」なんて普通紙に印刷しても「クッキリ」と印刷出来るプリンターをプッシュ(微妙に嫌な言葉……笑)しているようですが、そもいいけれど、どっちかっていうとボクは「インクジェットぼんやり」っていうのが欲しいのですが、そんなのは無理ですよね? さて、うちではジャガー(Mac OS X 10.2.4)をやっとこさ導入しまして、今はちゃくちゃくとOSX化を推進中なのですが(それで日誌更新が滞っていたりするのですが)、どうしても音楽関係が移行できないのですね。なんせVisionなんていう開発がストップしてしまってるシーケンス・ソフトを愛用していたりするもんですから、これに変わるソフトに乗り換えをしなければ一生OSX完全移行は無理なのです。そんな中で今日は郵便受けに「ソフトウェア・アップグレードのお知らせ」なるものが入っていましたです。そうです、気になってたProTools6.0(もちろんLEですけれど)へのアップグレードなのでした。やっほー! これで音楽環境もOSXに半分は移行できるのですな。

ボクはプラグインをあんまり持ってないのですが、PT6からはD-Verbとかも標準で入ってるし問題はなさそうなのですが、問題は Maximのフロピーでのプロテクト解除とRTASの DINRのOSX対応と、それからそれから重要なのはこんがり音楽CD焼き付けソフトの MasterList CDなのです。これは何としてもOSX対応して欲しいです。フロッピーのプロテクト・キー解除はきっと USBのやつになるっちゅう事なんやろうなぁ。買わなあかんのかなぁ?ううむ、悩みは多い。

最終的に一番のネックは「マシン」っていうオチがつくのは分かりきってるので(G4/400では辛すぎるのよねぇ)、音楽環境のOSX移行はのんびりと行こうかなと思いますのですが。


2003年02月18日(火曜日)----すぎもと

疑心暗鬼

うちの近所で起こっていた強盗事件の犯人がやっとこさ捕まったらしい。 実際にこういう事件が自分の行動範囲に近い所で起こると、被害あった方との直接の面識が無くても、自分にも色々と影響があるものだと思いました。

まづ、あの阪神大震災の後にも地震に対する不安とか、「また来るんじゃないか?」なんていうトラウマ的なものが夜寝る前にずっとあったんですけど、それに似たような感じです。そして一番嫌だったのがなんといっても犯人の目撃情報で「身長一八〇センチ前後のやせ形」なんてボクと似てるんですよね。刑事さんが聞き込みに来た時にも「犯人は背が高いようなんですが、身長何センチ?」とかっていう嫌な聞き方とかされるわ、電話番号やら何やら色々聞いていかれるわでホンマ嫌な感じでした。きっと近所では「あの人があやしい」とか疑心暗鬼になってたりもしてたと思いますし、実際にボクも歩いてて不審な感じに見える人とかを見かけると「ひょっとして」なんて思ったりもしました。こっちが疑いの目で見てしまうと、普段なら気にならないものまで疑わしく思えてくるから恐いですよね。そういう状況の中で、インフルエンザや風邪対策と花粉症対策のためにマスクをして外出したくても、近所ではマスクを自粛してたんですよ。これでマスクが堂々と出来るっていうもんです。


2003年02月17日(月曜日)----すぎもと

大純情くん

今では漫画をほとんど読まなくなりましたが、小学校の頃は漫画家に成りたいだなんて思ってた頃もありまして、実家には今でもその頃にかいた「メメズ」なんていうみみずに大きい目がついている、 もーれつア太郎に出てくる「ケムンパス」に似たキャラクターの、今見たら顔から火が出そうな漫画なんかが残ってたりします。

中でも松本零士さんの「銀河鉄道999」の大ファンだったんですけど、それよりも好きで何回も読んだのが同じく松本零士さんの「大純情くん」という漫画です。お決まりの「鉄郎」のような短足の男の子と、「メーテル」のような女の人と「四畳半」という作品で、機械の体とか貧しい人たちが住む地区が出て来たりと、「999」と共通する部分が多いです。中学の頃に入院した友達のお見舞いに持っていってしまったので、それから読んでなかったのですが、最近急に思い出して読みたくなって、古本市場でオリジナルじゃない復刻版の1巻を見つけたので買ってきました(オリジナルは3巻完結ですが、復刻版の「講談社漫画文庫」のは二巻で完結するようです)。

これから読むつもりなのですが、復刻版にしろ読めないよりは読めた方がいいのですが、あのオリジナルの大きさや 表紙の絵が懐かしくて、出来たらオリジナルのをもう一度手に入れたいものであります。そんなにメジャーな作品ではなさそうなので難しいのでしょうねぇ。


2003年02月16日(日曜日)----すぎもと

自分の事は自分で決める

どこかのページを見ていたら、「ブラウザによってデフォルトの文字サイズが違うので、サイトの制作者が困るじゃないか!」てな事が書いてあって、何というかため息というか苦笑というか、とにかくアホらしくなって来ました。

ブラウザの文字の大きさを何故サイト制作者が気づかう必要があるのかがまったく理解できません。そんなもんユーザーが考える所な話で、制作者が首を突っ込む問題じゃないでしょ? 自分が見やすい文字の大きさは自分で決める。いちいちフォントサイズを指定する必要があるようなサイトを作るから、そんな悩む必要のない事に振り回されるだけの話しです。いくら自分の思いどおりの見え方で見て欲しいと言ったって、視力が弱くなってる年配の方がデフォルトを18pxにしてるのを、強制的に12pxにする必要があるのでしょうか?

こういうの「ホームページ作成ソフト」とかいうやつの弊害なのでしょうかね?

参考リンク

2003年02月15日(土曜日)----すぎもと

気になるCM

CMなんかを見ていると、やたらロシア民謡愛好家(?)笑福亭仁鶴さんの税理士さんのうたがヘヴィーローテーションしてますね。いや、それよりキムタクと岸辺一徳のFujitsuかなんかのCMが気になりますが、何が気になるかっていうと、あの二人の関係は何か? っていうより、こういう場合は最終的にどういう「落ち」をつけるのが一番面白いか、それを何種類か(普通の落ちと突拍子もない落ちとか)考えてしまったり、そもそも最後に答えを見せるべきかどうかなんかを考えてしまうのです。これは制作者側に立った見方をしてしまうという現象なのでしょうが、こういうのは手品と一緒でタネなんか考えずに、素直に「うへー!」とか「ひえー!」とか言いながら術中にはまった方が断然楽しいのです。すぐに「こいつはどういう仕組みか?」なんて考えてしまうなんて科学万能主義者みたいで嫌な感じだし。そもそも日常生活では地球が太陽の周りを回ってるなんて実感は無い訳で、ただいつも太陽は東から登って西へ沈むだけの事です。

それはそうと前に永瀬正敏さんの出てたDionのCMが訳分からなくて今だに気になってるのですが。お父さんがやたらに怒っていて理由はホームページを見ろ! っていうヤツがあったでしょ? あのお父さんは何故怒ってたのかずっと謎なのですが、そのせいか気になり続けているので、術中に落ちかのかも。


2003年02月14日(金曜日)----すぎもと

言い訳

とても大切な人に対して不義理をしてしまう時があったとして、とても大切な人だったら不義理が出来るのでしょうか?

バスの時刻表に書いてある時刻に正確であろうとして、赤信号を無視したりするのは正しいのでしょうか? いいえ、そういう能書きという名の、自分に都合の良い言い訳で正当化しようというのがそもそもの問題なのでしょう。でもとても大切な事に義理立てをする事が出来ないという苦悩も、一方ではあるという事が分かっただけでも良かったような気もします。電車の中の話しで言いますと、いかにも健康そうに見える若者が、目の前に立った年配の方に席を譲らないのを非難するとき、実はその若者が本当は重い病気を持っている可能性もある訳です。そういう目に見えない「理由」もあるんじゃないか? と考えるようになれたらいいな、なんてまた偽善者ぶってみたりしましたけれど。でも、決してボクの行動に説得力のある正当な理由があるって事でもないのでしょうが。

あらら、訳の分からない内容ですな。


2003年02月13日(木曜日)----すぎもと

電車のなかでは

ライヴ前の恒例行事はスネアのヘッドとスティックを買いにいく事。Music Land KeyはLoft(旧Vivre)の最上階にHMVと隣り合わせてあるのでした。という事で新しくオープンしたLOFTに初めて行って来たのだった。週末からは怒濤の一週間で、とてもじゃないけど買いに出かける時間がなかったので、閉店前のLoftへGO! だったのです。いつもはPowerStroke3だったのですが、今回は「こーてっどあんばさだー」にしてみました。

ボクは電車ではいつも立っているのです。よっぽど体調が悪かったり気分が悪かったり(乗り物酔いするので)、ガラガラじゃない限り座らないようにしているのです。だからボクはお年寄りや障害を持ったひとや妊婦さんばかりではなく、あぽっぽく携帯で話しをしてるサラリーマンや、大股開きでメールを打つガキんちょにまで、間接的に席を譲ってる事になります。必要な人に的確に席を譲る事は不可能なので、ボクは座らないのが一番いいと思っているのです。立ったまま本を読んでるようで、実は「おばちゃん、そこはホントは俺が座ろうと思ってた所なのに、譲ってあげたんやで」なんて心の中で恩着せがましく思いながら(笑)ちょっとした優越感とまったくの偽善行為にヘドが出そうになるのを我慢するのも、ある意味快感になったりするのですね。あぁ楽しい電車ライフ。

しかし、一番面白いと思うのは駅に到着して乗ってくるひとを観察する事です。もう空いている席に我れ先にと駆け込むひとの目や表情はけっこう冷静に見ていると面白いものです。最悪な程の悪趣味ですが……。ひとを蹴落としてまで自分は楽をしたいという、それはもう「自業自得的な」というか「日本の戦後の高度経済成長」のような、それでいて人間の本質みたいなものですね。体調によっては強欲に見えたり、また頼もしく見えたりもして。


2003年02月12日(水曜日)----すぎもと

フタロちゃんとのお別れ

CD-Rメディアがすっかり無くなってしまったので、半分くらい焼いたままストップ状態だった次のライヴの配布用CD作りを再開しまして、ちょうど追加分十四枚目を二倍速でこんがりと焼きながら書いております。今回の配布は少し減らして二十枚ちょっとの予定です。完全家内制手工業な手作りCDで、音源作りからジャケットデザイン、最後は全部のCDがちゃんと再生出来るか一枚一枚聴いてチェックしております。是非ライヴ会場にて入手を!

さてそのCD-Rメディアですが、今回はTDKの五十枚入りのを買って来て、追加分にはそれを使ったのですが(初期分はよく知らないメーカーの)、本当は一番のお気に入りであるMitsui Goldのフタロシアニンのを使いたい所。最近とんと見かけなくなって、この日誌でも何回か嘆いてましたが、どうももう手に入らなくなるらしいです。

この度、記録メディアに関する事業に関し事業戦略の見直しを行ってまいりました。その結果、弊社としましては、記録メディア事業のうち、日本国内における記録ディスク事業を撤退することになりましたのでご案内申し上げます。

販売は今期中をめどに在庫が無くなりしだいに終了という事です。か、悲しすぎる……。フタロふぁんは結構多いと思うんですが。値下げ競争の犠牲になってしまったのでしょうかねぇ? それともDVDメディアの普及とか?


2003年02月11日(火曜日)----すぎもと

スーパーのはなし

なんとか復活しました。

田舎の友達が来週からアメリカへ行くらしい。遊びではなくて仕事なのだそうですが、大統領にプレッツェルの差し入れでも頼みたい所ですが、無理だと思うので(当たり前)諦める事にしましたです。この前のニュースではイラクとの戦争秒読みという事で、テロがあるかもなんていう情報があったりしたらしくて、危険レヴェルが「2」に上がったとか何とか。十九日ぐらいから危険だという情報とかもあったんですが、その時期にはアメリカにいるんやねぇ。十分気をつけて来てね。飛行機のチェック厳しいんやろうなぁ。

その友達に聞いた話しなのですが、アメリカのスーパーというのは温度管理とかが徹底していて、市場からスーパーに納品の車(保冷車)が到着する時間には魚が通る通路が冷却されて、納品される魚は暖かい所を通らずに納品されるのだそうです。全部の店がそうなのかどうか分かりませんが、日本の大手スーパーでもそんな事してないでしょうねぇ。ちょっと関心しました。痛んでたりしてお腹とか壊したら訴訟問題になったりとか、そういう事があるからなのでしょうか?

スーパーといえば今日は、我が家のティッシュペーパーが無くなって来たので近くのスーパーへ買いにいきました。残り少なくなってたのは分かってたのですが、いつも二百円代になってないと買わないというセコい生活をしているので、「三百円代のティッシュなんか買えるかい!」ってなもんでして……。でもここ何か月どこにいっても超特売でないと二百円代がなかったので買うのを保留してたのです。なんでだろう? って思ってたら昨日あたりにニュースでやってましたですね。何か中国で梱包用に再生紙とかの需要がかなり多くて、紙不足なのだそうでして、それでティッシュとかトイレットペーパーとかが高いらしいのです。やっぱり。ボクの主婦感覚(?)は正しかったじゃないか! ちょっと嬉しいような悲しいような……。



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