コラムというほど大袈裟でなく、日記というほど更新もできない。
ただ、pazapのメンバーが思ったことを書き綴るページです。
えぇ、2002年が終わろうとしています。 去年に起こった信じられないテロを受けて、世界は緊張を増してきました。もちろんあのテロから始まった訳ではなく、その原因も単純ではありません。 あのテロの後のひろ先生の講演会では、「次にイラク、そして北朝鮮へと向かうだろう」なんていう話しもありまして、内心イラクはあっても北朝鮮はないだろう……なんて思いながら聴いたものですが、まさに今そういう状況になってきてる訳です。
今年の年賀状は人工衛星から撮った夜の世界地図の写真に"PEACE"と書いて出しました。世界の大陸で明るく光る所、そして明かりもなく真っ黒な所。勿論明るい所が幸せで、暗い所が不幸と単純には考える事が出来ません。その辺りも含めて、今年は「平和」について改めて考える年にしたいなぁと思った訳ですし、そして世界の「平和」を祈る気分で2002年の年賀状を出しました。ただ、状況はまったく平和には向かって進んでいません。むしろ今までとは違った遠い国の話しではなくて、日本のごく近くで戦争が起こりうる可能性も確実に高くなってきています。平和ボケと言われるこの国でも、相変わらず脳テンキなボケっぷりの裏では、無意識の内にちょっとづつそういう可能性を感じつつあります。実際ボクも何度か戦争の夢を見ましたし、pazapの練習終りに生野さんと話してたら、生野さんもやっぱり戦争の夢を見たとの事でビックリしたりしました。
そんな事を書いてると今、別段興味の有る訳でない紅白で、さだまさしさんが唄っております。 今年は1度もコンサートに行く事ができなくて残念だったのですが、そのさださんが毎年長崎で行っている平和を考えるコンサートで良く言っている言葉に、「あなたの一番大切な人を守る事から平和を考えよう」みたいなのがあります。アフガニスタンでも、パレスチナでも、チェチェンでも、インドでも、戦争によって落とすかけがえのない光り輝くささやかないのちが、あなたの一番大切な人のいのちと同じだという想像力を持って考えてみようというメッセージですね。本当にこういう想像力を少しでも考えられる2003年に成る事を心から祈ります。そしてもうすでに争っている国々、民族も平和に肩を抱きながら素晴らしい音楽なんて一緒に聴く事ができるような、そんな年にちょっとづつでも近付く2003年でありますように。こころから祈りながら、新しい年を迎えたいと思います。そして、こんな拙い文章を読んでくれている皆様にも、素晴らしい1年が訪れますように……。
えぇ、今年1年にボクが出かけたライヴを思い出してみたりしました。 だいたい下に書き出してみた通りです。もうちょっと色々と行きたかったですねぇ。 来年は一杯行けるといいのになぁ。それからpazapのライヴも3回はやりたいかな。
さぁて、今年も残り少なくなってまいりました。そういう今日は今年の締めという事で、今年最後の「明太子フランス」を食べました。(笑)しかしよく考えるとこの日誌、アレ食べたコレ食べたっていうのがやたら多い様な気がしますね。だから検索してくるキーワードに食い物系が多い訳だ……。今日の京都は車とか少なくてとても走りやすかったのです。でもスーパーとかは閉店前まで混み合っていて、冬眠前のアリの様に(ってそんなの見た事ないけど……)砂糖のでっかいのを抱えた働きアリやら、女王アリ様で賑わってましたです。しかしキョウビ、元旦からオープンなんていう店も結構ありますし、もう正月でもなんでも関係ない感じですね。相変わらずテレビ番組がくだらないのが、正月の雰囲気を出すのでしょうか。
昨日はpazapの今年最後の練習でして、そのためか今日は肩の当たりが筋肉痛でございます。歳を感じたりする、というより単に練習不足っていう話しですが。久しぶりに練習の音を録音しようかな、なんて思いまして、MDウォークマンを持参しました。帰ってから今年1年を振り返るのにはちょうどいい、とばかりにpazapの音などを聴きながら、残り少なくなったLOTTEのパイの実を惜しみつつ(また食ってる……)反省などをしてた訳です。
スタジオには常設のカセットレコーダーが着いてたりするもので、それで前にはたまに録音などもして聴き返してたりしたものですが、所詮それなりの音しかしなかった訳です。それが、カセットテープがMDに変わったとたんにこんなに音がクリアになるものか! と今日は改めてビックリしました。いや、別に今日初めてMDで録音した訳じゃないのですよ。前には毎回の様に録音してた頃もありました。でもやはり、久しぶりだからでしょうか? このノイズが無いというのは凄まじく、恐ろしいくらいにクリアでありますね。死海の水の如く、生気の無い圧縮された音ではありますが、ヒスノイズというモノは20世紀に絶滅したものの1つであるような気がしました。ひょっとしてハードディスク・レコーダーを持ち込んで録音した時よりも音が良いんじゃないかなんて思ったりして。ただ、楽器間のバランスはよく無いですが、マイク位置とかでもっと良くなるやも知れません。これからは記録用にちょこちょこ録音してみようかなぁ、なんて思いました。そして、実は今日録音してみたのは、次回のライヴに配付用の「音ネタ」収集の為だったりもしましたのです。この正月はMD持って音収集にでも繰り出そうかなぁ。何が出来るかはライヴの時の配付CDをお楽しみにという事で。勿論無料で、この時だけの限定ものですよ。
昨日は久しぶりにお寿司屋さんへ行った。と書けばカッコイイけど、もちろんクルクルと回る素敵な、遊園地の様なアミューズメント・スシ・ランドです。(笑)もう、おもちゃまで当たる様な……、はははは。ここは去年まではよく通った所なのですが、最近は来てなかったのです。菊地さん風に言うと「工業製品」の回転寿司ですが、その中でも値段の割りにはとっても美味しいと思ってよく行っていたのですが、久しぶりに行くと「工業製品度」が上がってる感じでした。特にマグロは酷かったです。解凍した水っぽさが露骨に分かる感じです。まぁ、安いので文句を言う筋合いの物ではないのですが、回転寿司のまぐろって何故にあんなに定規で測った様に真四角なのでしょう。あれを見るとまさに「工業製品」っていうのがいい得て妙ですね。一番ショックだったのが「茶碗蒸し」に柚子が入っていなかった事。どっちかっていうとボクは回転寿司には「茶碗蒸し」と「わさび醤油付き御飯」が目当てで行っているって感じがあるのです。もう、大の「わさび醤油好き」です。まったくグルメとは無縁の、B級C級グルメ・クラスのすぎもとでありました。別にこんな所で表明する事もないのですが。
そして帰りに"MUJI"へ寄ったのです。目的は「切れ端パウンドケーキ」(確かこんな名前だったような……)なるアウトレットな商品です。この前京都駅前のプラッツ近鉄にあるMUJIで買ってみたら美味しくて、しかも安くて(確か300円)味も3種類くらい入っててとってもお得なのですが、それ以来見つける事が出来ないのです。そして今日も無かった、トホホ。あぁ、どこかにないかなぁ……。
えぇ、柿ピーを食いながらワインなんぞを飲んでます。まったく珍しい年末。
いや、たまたま家にあったから飲んでるだけで、酒がダメなんて杉本家親戚一同からしたら考えられない事なのかも知れないのですが(皆だいたい普通に呑んベェです)、このワインにしたって飲むというより舐めてるというのが、まったく正確かもしれません。しかしワインってスーパーでラベル見てると「参加帽子罪」いやいや「酸化防止剤」っていうのがよく入っているみたいなのですが(安ものばっかり見てるからか?)、最近は消費者の意識が高いのか「無添加」の文字が多くなってるように感じますね。消費者がちゃんと商品を選びだしたらメーカーもその路線でいくようになるように、国民がちゃんと考えて自分達の代表を選んだらもうちょっと住みやすい国になるかもね。
前に図書館で借りて読んだ農家の人の話しに、レンコンを出荷の時に漂泊するのだそうですが、漂白剤の分量を間違えてかなり多くいれてしまったら、倍の値段で売れた……なんていうエピソードが紹介されてました。それが現実なんでしょうねぇ。
さて、きのうのヴァレーズのCDなのですが、うちのを見てみたらやっぱりケント・ナガノ指揮フランス国立管弦楽団の「ヴァレーズ作品集2」というやつでした。「アメリカ」が入っているのも持っていると思ってたら持ってなかった模様。やっぱりそうかぁ! 買っとくべきだったかぁ!! だからボクが買うまで誰も買わないでください(笑)。ちなみに昨日見つけたのはこのリンク先のでした。
→ヴァレーズ
しかし、素晴らしいレコ評ですねぇ、増々聴きたくなってきますです……。だから……もうええって!(笑)
今年最後のレッスンの日だったのです。地下鉄から四条で阪急に乗り換え。390円の切符を買いながら、そういえば昨日の今頃はまだ、ちょうどこの上のあたりにある中信では、重々しい緊張状態だったんだなぁなんて思いながら、いつも通りの阪急電車で関大前まで。ちょっとだけ時間があったので、スタジオへ向かう途中でよく立ち寄るBOOK OFFへ。掘り出し物のCDなどはないかいな、と思ってたら、クラシックコーナーに「ブーレーズ」の文字が。ブーレーズとは、もちろん20世紀を代表する作曲家で指揮者でもある、あのピエール・ブーレーズではおまへんか! おおおおお、こんな所で「ブーレーズ」のCDを見かけると感動的ですなぁ。そう思いながら手に取ってみると、ブーレーズの作品ではなくて指揮者としてのアルバムでしたです。で、誰の作品だろう? って見てみると、これまたビックリの「エドガー・ヴァレーズ」ではおまへんか!! 1500円ちょい、思わず衝動買いをしてしまいたい衝動に! (ってこれ正しい日本語ですか? まぁいいや……)いや、待てよ。確かボクもエドガーヴァレーズのCDを持ってるハズ……。このCDと同じかも……。なんて躊躇してしまいましたです。でもよくよく考え直してみると、ボクが持っていたのは「ケント・ナガノ」の指揮したヤツだったような……。あぁ、買っときゃよかったかなぁ。でもあんなアルバム、誰も買わんよなぁ? 関大前のBOOK OFFにあるこのCD、ボクが買うまで誰も買わない様に、くれぐれもお願いしときますですよ!! しかし面白いのは、クラシックのCDって同じ曲が入ってても欲しくなる所ですな。
リットーミュージックから郵送でDVDが届きました。何だろう? と思ったらこの前にドラムマガジンに付いてたハガキを出した時に、「希望する」にチェックを入れた教則DVDのダイジェストDVDでした。 でもリットーミュージックさん。送ってくれるのは嬉しいんですが、名前くらい書いてください。住所だけしか書いてませんよ、まぁちゃんと着いたからいいけどね。でも、この様子だと住所をデータベースに入れて印刷してあるのでしょうから、ボクだけじゃなくて、最悪全員の名前がなくて郵送してる可能性がありますですね。中にはどこだか分からなくて、返送されてるんじゃないでしょうか、結構な数が……。おぉ、担当の人の青ざめた顔が想像できます……恐ろしい。
という事で、ボクも年賀はがきというものを昨日買って来ました。郵便局で並んでたら、前に並んでいるおばちゃんが「インクジェット」と言って「もう売り切れて無いんです」と言われていたので、他の郵便局へ行こうかと思ったら「他のところへ行ってもほとんど無いと思います」と言われていたので諦めて、さも始めからインクジェット用紙なんか買う気なんかさらさら無いぜ! ってな感じで買ってきました(心の中はトホホな気分でしたが……)。 でもいざ印刷してみると、普通紙もなかなかいいもんですね。確かにインクジェットの方が綺麗なのですが、普通紙も適度にインクが滲んで、その感じが正月っぽくて(?)いいです。変に綺麗すぎると味気ないもんですが、この滲み具合がアナログっぽい効果が出てていいもんです。これからはインクジェット買うのはやめようっと。急いで買う必要もないし……。
いつもは個人用とpazap用で絵柄とかを変えてたのですが、今年は統一してみました。pazap用だけは次のライヴ情報を入れたりと差別化はしてありますが。そして一通り印刷し終えたあとに、差出し人の住所を入れ忘れていたのに気付きました! あああああああああ、どうしよううううううううううう!! とひととおり悔しがって、思い直しました。そうだ! 差出し人だけ印刷すりゃいいんだ。って事で宛名職人っていうソフトを使ってるのですが、住所や名前を空欄にして印刷しようとすると、「あんさん、何にもありまへんえ」というアラートが出ました(実際はそんな京都弁なアラートじゃぁないですよ、勿論)。げげげげげげ……とまたひとしきり悩んだあと、試しに住所と名前にスペースを1発づついれてみると、ちゃんと差出し人だけ印刷できましたとさ。めでたし、めでたし。
なお、正月3日間ぐらいはトップページをこのpazap版の年賀状画像のウェルカムページにする予定ですので、pazapのマスコットキャラのパザヲ・ファンな人は要チェックですぞ!(っているのか? そんな人)
この前にとても美味しいキャラメルを貰って、有名なのかな? なんてググったりしていて(Googleで検索するっていう意味ですね)結局見つけられなかった変わりに、初めて知った事がありました。 1969年と言えばボクが生まれる前の年、つまり大阪万博の1年前に Chupa Chups ロゴをダリが考案したのだそうですね。有名な話しだそうですが、知りませんでしたです。 この前スーパーに行ってチュッパチャプスを改めてマジマジと見て、「へぇ、ダリかぁー」なんて思ってしまいました。いや、買いませんでしたけどね。世の中知らない事はいっぱい有りますよね、当たり前だけれど……。 そういえば、この手の話で似た様な話は、三越の包装紙のmitsukoshiっていうロゴは、あんぱんまんで有名なやなせたかしさんが書いたとか、そういうのは有名なのだろうか? 近鉄バッファローズのマークが岡本太郎のデザインだっていうのは有名ですがねぇ。
さぁ、そういう訳で暮れも押し詰まってまいりまして(「押し迫る」って言いがちですが間違いですよね。今が暮れなのにもうひとつの暮れがまた迫って来るというのか? 参照:放送と言葉Q&Q)、今年の総括などを……って別に何もないですね(笑)。pazapでいいますと、ライヴが2回出来たという素晴らしい年でございました。2000年に次いで記録更新ですね。他のバンドさんで言えば少ない方かもしれませんが、pazapで言えばたいしたもの? 是非来年は新記録の3回にチャレンジしてみたい所でございます。 そしてもうすでに次のライヴの予定が立っております。これもpazapにすれば奇跡的な事でしょうか。なんと次は2月23日(日曜日)に場所はネガポジさんでやらせていただく事となりました。 個人的には前に日にfragileのライヴ観戦があり、その日はMats/Morganのライヴがあるという特別な日で、この2daysは宗教上の理由から(?)外せないものでしたが、pazapのライヴと引き換えとなればしょうがないのです(涙)。
pazapがネガポジに登場するのは実は2回目だったりします。 (その時のDM) 前回の年に2回ライヴが出来た2000年だったのですが、7月にMOJOでライヴをして、個人的には8月にドラム道場の発表会、そしてその1週間後にネガポジでライヴがあったのですね。2ヶ月に3回も人前で演奏したのは初めてでした。 ただ、その時はブッキングのライヴではなくて、生野さんが前にギターを習っていた先生からお声がかかったライヴでして、題して"JAZZ LIVE PROJECT"!! アコースティックでジャジーな大人の雰囲気をぶち壊す、エセ・ジャズ・バンドとして大変ひんしゅくものでしたですねぇ。(汗)いやいや、エセでもジャズじゃぁなかったです。申し分け程度に"St.Thomas"とか織りまぜたりしましてねぇ……(笑)。まったく無茶でしたねぇ。でもとっても面白かったですが。もうボクは憧れのネガポジでしたからねぇ。 そしてまたネガポジでやらせていただけるなんて、本当に嬉しいし、それと同時に物凄いプレッシャーがあります。ブッキングの日程的に御迷惑をかけてしまった感もありますし、是非何か心にひっかかるようなライヴが出来るように頑張りますので、是非皆サマ足をお運び下さい!!
Merry Christmas!!!
という事でクリスマスのお洒落な夕食のBGMには、桂 雀三郎 with まんぷくブラザーズの名曲「忘れん坊のサンタ苦労す」(
雀肉共食〜雀サマきき放題!〜より)を強くお勧めいたしますです。河内生まれで玄界育ちのトナカイさんが最高でございますが、心温まり笑ってしまうこの名曲はヒット曲「ヨーデル食べ放題」にも負けてませんですよ。
しかしこの季節、別にキリスト教でもなく実質ほとんどが無宗教の日本人が、何故に「クリスマス、クリスマス」と騒ぎ出すのだとお怒りの頑固なオヤジさん達! その考えはちと間違いでございますですよ。確かにキリスト教徒でも無いのに浮かれている人ばかりなのは事実ですが、ちゃんとこれは日本人の宗教行事なのでございますよ。誰の生誕日だろうがケーキが売れればいいし、プレゼントを売るお店は潤うのですよ。教会には行きませんが、デパートだのおもちゃ屋さんだの、ブランドのショップだのにお参りに行くのですよ。七面鳥じゃなくてとり肉をカブツイて肉屋さんもほっくり。賛美歌は歌いませんが、パーティで古時計の歌か何か歌うのでしょう。このデフレの暗い世の中、お布施だと思ってお金を使うのですよ。もう充分宗教行事でございますね。クリスマス万歳! 資本主義最高!! 固い固い財布のヒモを北風と太陽の如く、どっちが先に開かせるのか、そういうゲームが繰り広げられております。何とかダマしてその中のゼニコを頂こうと企んだり、ええい邪魔クセェ! いっその事パワーショベルでATMごとごっそり頂いちまえ! 金で買えないものなんかほとんど無いんだし、何をしようと地獄に堕ちる事もないし、生きてる内が華ならば、楽しければいいじゃないですか(笑・なんてぇこった)。 そういう日本人に贈るクリスマスにぴったりの 菊地成孔さんの名文句が、昨日の菊地さんの日記にありますですね。
調子に乗って止まらなくなる時代。が、1960年代に続いてやってきたのでした。「調子に乗って止まらなくなり、恐くなるが、止められない」これは躁病の症状であり、資本主義の運動原型です。因みに「調子に乗ろうにも乗れなくなり、やがて何も出来なく」なるのが鬱病です。
→2002/12/23に更新されたSWIM : irregularlyより
この言葉をクリスマスプレゼントにして、ノーテンキで間抜けな日本と、ささやかな温かい家庭の風景と、餓えた冷たい緊張と、悲劇のベツレヘムと、そして世界の平和を祈りながら、Merry Christmas!
今発売中の「ドラマガ」(Rythm&Drums Magagine)と「Bass Magazine」(ベーマガって言うのかな?)には、fragileの2003.1.17発売の6枚目のアルバム「斬-ZANN-」のタイトル曲が1曲まるごと入っておりまして(マスタリング前の音源らしいですが、それがよけいにレア度アップ!)、大変にお得でございます。「吐く変拍子」という前評判通りにえげつない変拍子ですねぇ。変拍子っていうのは、例えば1曲まるごと7/8とかいうのなら実はそんなに難しく無くて、慣れると別にずっと4/4の曲とそんなに変わらなく感じるものです(もちろん分母が小さくなると難易度は高く成りますが)。でもこの「斬-ZANN-」のように3/4-7/8-3/4-9/8みたいに1小節ずつにかわっていくと、確かに「吐きそうな変拍子」っていう形容は「まさに!」って感じで気持ち良いですね。吐きそうが気持ち良いっていうのも変態な感じですが(笑)。
そのfragileのドラマーなどで有名な「手数王」こと 菅沼孝三 先生の娘さんがドラムを叩いているバンド「Fuzzy Control」では、デビューに向けてベーシストを募集中ということです。 fuzzy controlのページにベースレスのMP3の音源が置いてあって、それにベースを録音して応募する形になっております。我こそわっ! と思う方は応募しましょう! 年齢制限がありますが(苦笑)。しかし、このバンドはカッコ良すぎるですねぇ。この年齢なのにこのサウンドとは!! 恐れ入りましたです。その辺のへなちょこプロバンド(どの変や?)なんか相手にならない程のサウンドですね。特にsatoko嬢のドラムはまさに父親譲りのパワフルドラムで、しかもよくありがちな、ただの闇雲なパワフルさではない、ガッチリとした土台の上に成りたっているという、本物のサウンドです。いやぁ、今からデビューの日が楽しみなバンドです!!!!
世間の善良なMac使い様の意見とは逆に(笑)出来るなら早く100%Mac OSX環境にしてしまいたいボクですが、やはり目的別にいえばそういう訳にもいかず、OS9で毎日の様にフリーズの嵐に見舞われております。ちゃんと機能拡張やコンパネの整理をしていても、このフリーズの嵐でシステムごと落ちて再起動なんて、アホらしくてやってられませんです。昨日なんかCDを一枚焼くごとに確実にフリーズしておりまして、キレそうになっておりましたですよ。
フリーのFTPクライアントに RBrowserLite なんて素晴らしいものがあって使ってたのですが、Mac OSX用のsftpのクライアントソフトを探していたら、Cocoaな Fugu というのがあるのですね。ここのサーバーを変えてからSSHが使えるようになったので、FTPをやめてsftpに移行しました。せっかくsftpが使えるのなら、セキュリティ的にもこっちの方がいいかなってな軽い感じですけど。sftpはディレクトリのPUTやGETが出来ないようなのですが、Fuguはそのままscpも使える様になっているので問題はないです(バックアップ目的なら、GETする前にディレクトリをtarコマンドで固めてから落とせばいいのですが……)。ただscpでディレクトリをGETした直後にアプリが落ちる事が多いです。あとタイムアウトした状態でリモート側を操作したりするとカーソルがぐるぐる回ってくれますので、即強制終了してます。ヴァージョンアップを期待したい所です。
そしてsftpにも慣れて来たのでOS9使ってる時にも使いたいのですが、どうもフリーのsftpクライアントが無い模様です。OSXに慣れるまでは「OS9で使えてたアプリが使えない」なんてよく思ってたのですが、OSXに慣れてくると逆になってくるのですね。そのうちもっとOSXが普及してくると、今「クソOSX」なんて言ってる人も、「久しぶりにOS9使ってみたら、アプリがなくて困るよね」なんて言い出すのに20000ユーロ! (笑・1ユーロ120円で計算してください)それはともかく、OS9で作業中にいちいちMacSSHでOSXにログインしてOSX経由でsftpなんて、そんなまどろっこしい事をしなくていい様になりたいのですが、そういう使い方が出来るというのもOSX環境があるからなんですよね。だってOSXマシンを別の人が使ってても、リモートで作業できるのですから便利なOSになったものです。
関東でいう「肉まん」の事を関西では「何故、豚まんというの?」なんていう人が居たのですが、関東では普通「肉」と言うと「豚肉」の事を指すけれども、関西で「肉」というと「牛肉」の事を指します。だから関西で「肉まん」と言ってしまっては、中に牛肉が入っている様にとられかねない、という事で「豚まん」というのだという、ボクはそういう認識をしてたのですが間違っているでせうか? でもここでいう「関東」と「関西」はどこまでの範囲か? っていうのは、実際の所よく分かんないです。ボクの故郷では「肉まん」という呼び方が主流だった事は確かです。(まぁ、関西地方ぢゃないですけど……)
そういえばこの前、「関西」と「関東」という呼び方について、初めてそれが「関所から西の地方か東の地方か」っていう意味だと知りました。東京の毎日新聞夕刊編集長の近藤勝重さんがラジオで言ってたのを聴いたのですが、「関東」という呼び方の方が古くからあったそうで、それは昔は権力の中枢はずっと関西にあったからだとか、お江戸方面に権力が移ってから「関西」という言い方が出てきたのだそうです。つまり「権力の場所」によって使われる事が多い言葉なのではないか、という事でした。だから今「関西ノリ」っていう言い方は良くするけれども、「関東ノリ」っていう言い方をしないのは、権力が今お江戸にあるからなのだ! という事でした。成る程、激しく納得。じゃぁ大阪に権力が移ったとしたら、「お前、何やその関東ノリは!」なんていう言葉も日常的になるのでしょうなぁ。