パザ日誌


2009年08月19日(水曜日)----すぎもと

pazap Live 2009 #7 Vox hall初登場篇

Vox hallのステージ

ずっとギターを弾いていたワタシが、23歳の時に急にドラムを叩き出すきっかけとなったのは、手数王菅沼孝三氏のドラムセミナーを見たからだった。

じゃあなぜギタリストがドラムセミナーを見に行ったかっていうと、当時デッドチャップリンというバンドがあって、そのバンドのライヴを見に行った時に、そこで初めて見た菅沼孝三氏のドラムプレイが凄かったので、そこからドラムという楽器に興味が湧いてきたためだった。つまり、デッドチャップリンのライヴを見る事がなければ、ワタシは今ドラムを叩いていないかもしれない。多分バンドなんかもうやめてしまっていただろうと思う。

余談だがデッドチャップリンに出会うのは、ワタシが高校時代にラウドネスのコピーバンドをしていた関係で、そのヴォーカリスト二井原実氏のやっているバンドという事で知った。他のメンバーはまったく知らなかった。初めて聴いた曲は『Rock The Nation』(YouTube)で、これはセカンドアルバムを初めに買って、その1曲目に入っていたからだ。とにかくこの曲が強烈だった。強烈だったせいで、うちの曲『ひげの魔法』の元ネタとなっているかも(笑)。ちなみに『ひげの魔法』はこの『Rock The Nation』とFeel So Badの『愛されたいYeah,Yeah』の2曲をイメージして作ったのだ。

デッドチャップリンの虜に成ったのは、ハードロックでありながら、メンバーがハードロックをやってるひとだけじゃなかったからかもしれない。分かりやすい様に少々乱暴に言うと、ハードロックバンドのリズム隊がジャズ・ミュージシャンだという感じ。勿論、4ビートをやる訳じゃないけれど、ジャズ系のイディオムがハードロックバンドに持ち込まれた事で起こる化学反応というのが、凄まじく効果的で最強だったのである。何でもそうだけれど、こういう化学反応がとても面白い事を起すもので、本当に重要な事という事。ビートルズ好きがビートルズみたいなオリジナル曲ばっかりを演奏してる面白く無さっていうのが、ワタシの場合最も面白くない音楽な訳で、だから今で言うとFunky Kota(YouTube)なんていう化学反応はとても面白いと思うのだ。

前置きが長くなってしまったけれど、何が言いたいかというと、このデッドチャップリンというバンドを初めて生で見た場所というのがVox hall、当時のBig Bangというライヴハウスだった。そういう思い入れの有るハコで初めて演奏するという事は、とても感慨深いものである。しかも、もう10年以上ぶりに訪れたのであるから尚更。

今回はZero Coin Liveという事で、これからライヴをガンガンとやっていきたい! という若者バンドが集うだろうというライヴに、年齢が倍に近いおっさん達が混ざってやってやろうという感じ。これもお互いに良い化学反応になるかもしれないしね。で、案の定想像通りの年齢層の対バンさん、そしてお客さんだった。バンドが4組とソロが2人。

かなりタイトなスケジュールでリハが終了。さてどういうライヴになるか……、とその前にやっぱり『つるや』へ行かねば(笑)。今回はちょっと遠いけれど、『つるや』へ行って、Loftの上の楽器屋Keyへスティックを買いによった。ジーパンにVoxのバックステージパスを貼っていたので、レジでは店員さんに「今からライヴですか? Voxは上に高いですからね」とか声をかけてもらったりした。そうそう、今回気がかりだったのはまさにこの上に高いというハコの構造が、どういう音の回り方をするかという事。特にうちは打ち込み同期ものだから、普通の生バンドと違う部分に余計な神経を使わなければならないから。

でも、リハをした感じではそんなに音の回り方で気を使う程ではなくて、比較的やりやすかった。ただ、ヘッドフォンでクリックを聴いてるドラマーとしては、モニターにも気を使う。これ次第で演奏に致命的なミスが引き起こされるから。いつもモニターには打ち込みの音とベースの音をタップリと返してもらう。極端なはなし、ギターやヴォーカルは返らなくても演奏は成立するが、ベースと打ち込みの音が聴こえにくいと曲が崩壊する可能性がある。ギターの音はギターアンプの音が聴こえるし、ヴォーカルの声も他のモニタからなんとなく聴こえる。それで十分なのだ。

Voxのモニタはそんなにパワーがある感じでもなく、特にベース音が持ち上がらない。基本はステージ上の生音を活かして音作りをする感じ。ただ、ベースアンプはドラムセットより前にあるので、ドラマーとしてはそんなにはっきりと聴こえる感じではない。ベース音をちょっと大きめにしてもダメで、P.Aさんの提案でベースアンプ自体をちょとドラム側に斜めに向けてもらった。これで大体のバランスはオッケー。ステージも広いし、ヤマハのドラムセットも悪くない。あとは思いっきり演奏するだけである。

若い人達が多いという事もあって、S.Eはわざと若者が知らないであろう世界観の曲を選択。スタイルは違うが、pazapもこういう独特の世界観を表現したいという事も込めて。

S.E List(実際に流れた所まで)
  1. 間宮くん(たま/『室温〜夜の音楽』より)
  2. おるがん(たま/『室温〜夜の音楽』より)
  3. 電車かもしれない(たま/『しょぼたま2』より)
  4. いわしのこもりうた(たま/『室温〜夜の音楽』より)

で、セットリストはこんな感じの20分間1本勝負。

セットリスト
  1. Hell Ditty
  2. ニャピョンガ!
  3. ボク
  4. ミクロ

2曲づつは完全にノンストップで、『ニャピョンガ』と『ボク』の間には、6月のライヴでやった語りとオケを付けて。ここで若干の間があるが、ほぼ全曲ノンストップ。勿論いつものようにメンバー紹介も無し。初めての場所で「毎度お馴染み流浪のバンド」と言うのはどうかと思うが、まぁお約束なので冒頭のDittyのオープニングで言うようにした。

演奏はまずまず楽しく出来たという感じ。個人的には多少空回りする部分もあったが、それもライヴっぽい。客席はドラムの位置からは、特に上の方は見えなかったけれど、やはり若い子が多くてアウェイな感じ。アウェイ大好きなのでこんなに楽しい事はない。例えばプロの人のライヴとか、自分たちが好きで観に来てくれてる人達だけの前でやるっていうのはどういう気持ちなのか、我々には分からないけれど、このアウェイな感じでやる感覚が無いのなら、ちょっとつまらないんじゃないの? とまで思ってしまう。1人でもいいから、初めてpazapの演奏を聴いて、こういう音楽もあるんやぁ……と思ったり、更にはワタシがデッドチャップリンを初めてこの場所で見た時の衝撃を、少しでも与えられてたら大成功なのだけれど。

対バンの皆様にも声をかけてもらったり、そしてブッキングマネージャーのchoriさんに嬉しいお言葉も頂いて、メンバーみんな大喜びで帰りました。いやぁ、Vox hall楽しかった! スタッフの方々もシステムも凄くしっかりしていて好感が持てるし、本当に楽しくライヴが出来ました。是非またやりたい。その時まで、さらにパワーアップしておかなければ! と誓って帰宅しました。

素晴らしい環境でライヴをさせてくれたスタッフの皆様。対バンの皆様。そして、こんな音楽を聴いてくれた会場の皆様。本当にありがとうございました!

DM20090818

日時
2009年08月18日(火曜日)
会場
Vox hall(京都市中京区河原町三条下ル一筋目東入ル VOXビル5F)
タイトル
Zero Coin Live Vol.8
開場
17:30
開演
18:00
入場料
無料(+1ドリンク代500円)
出演
  1. gallop
  2. タカヨシキ
  3. fantasy escape
  4. 片山拓也
  5. pazap
  6. Life of comedy

2009年08月17日(月曜日)----すぎもと

タイヤとバッテリ

蝉の抜け殻

今回帰省する前に愛車ゲポポ号のタイヤの交換をした。

もうすぐこのゲポポ号とも5年の付き合いになるのだが、そろそろ見た感じにもタイヤの摩耗が分かる様になって来た。もうタイヤローテーションでも誤摩化せない所まで来ている感じだ。帰省で長距離を運転するのだから、その前に交換してしまおうという事になった。

タイヤを交換するなんていうのは、前の愛車ずぜぞう以来の6年ちょっとぶりくらいになると思う。あの時は淡路島のオートバックスで、実家へ帰る途中に交換した。確か安いヤツで4本で9,800円くらい――工賃とか廃タイヤ料なんかは別途必要だったが――だった記憶が有る。今回もまた安いのでいいやと思っていたのだが、あれからタイヤも値上がりしてるのだろうし、この前の様にはいかないのだろうなぁ……と思いながらオートバックスへ。

中にはオートバックスのオリジナルタイヤで(4本で)8,000円台なんていう価格破壊的なものもあったけれど、それはタイヤのサイズが合わずに断念。今も安いタイヤはあるのだけれど、ワタシの車のタイヤサイズは一般的でないのか、相場としては若干高めな印象である。無名の安いタイヤとブリジストンのが1,000円しか変わらなかったので、結局ブリジストンのタイヤを買った。

その2日後に帰省した時には、あの豪雨だった訳で、タイヤを交換して帰った事は大正解だった。交換せずに帰ったらスリップしていたかもしれない場面がいくつかあったからだ。

で、タイヤを交換してもらう時に、お店の人からバッテリーがもうダメだから交換しませんか? と言われた。まだ元気よく始動してくれてるバッテリだけれども、最近は時折元気のない時があって心配はしていた。もう5年だしこれも交換しないといけない。ただ、ちょっとこのお店で買うのは高すぎるので、その場で交換するのはやめて、帰省中や京都に帰ってからも色々と見たりしてたのだが、どうもバッテリも値上がりしてるようで、以前の記憶よりも高い。

しょうがなく、リアル店舗は断念して、本日ネット通販で申し込みをした。今ついてるバッテリよりパワーアップしたものが、なんと2,900円だ。しかもパナソニック製で保証付き。何と言う安さ! 届いたら早速週末にでも取り付けたいと思うのだが、帰省中にバッテリがあがらなくて良かった。明日のライヴへ行く時も、なんとかもってくれよゲポポ号!

という事で、明日はライヴなので本日は夜9時から2時間スタジオに入って最後の練習。帰省中は――というかそうでなくてもなのだけれど……(苦笑)――スティックも持たなかったので、体が重くて思う様に動かない。なんとか終わり間際になってから、いくぶん動く様になってきたので、なんとか明日は大丈夫だろうとは思うけれども。

写真は帰省の折りに撮った、柚子の木に残ってた蝉の抜け殻。


2009年08月16日(日曜日)----すぎもと

軽い片頭痛と送り火

左大文字 左大文字 光 撮影失敗!

昨日の予想通り、起きて暫くしてから片頭痛の前兆が。睡眠不足と帰省が終わった緊張の緩和と、そして布団も引かずに電気を付けっぱなしで、しかもその電球の真下に顔が有る状態で上を向いて寝た事にも原因が有りそうだ。片頭痛の原因で良く言われる事の中に、眩しい光を見てしまう事っていうのもあるし、実際にワタシの場合そのあたりで思い当たる節も有るので。

兎に角前兆の間にロキソニンを飲みたいので、昨日徳島市内で買った5枚切りの食パンを1切れ食べて、ロキソニンを多めの水で流し込む。前兆が続く30分程は目が気持ち悪いので、出来れば目を閉じて暗い所でじっとしていたい。電気を消した部屋の中で目を閉じて、帰省の間聴けてなかったポッドキャストをダウンロードしたのを聴いた。TBSラジオの『ライムスター宇田丸のウィークエンド・シャッフル』と『小島慶子 キラ☆キラ』の未聴分を数本聴いた所で軽い頭痛が襲って来る。そんなに不快でも苦痛でもないくらいの。

まだ朝の6時台だし、そのまま眠れたらいいなと思ったのだけれど、ポッドキャストが面白かったのもあってか、まったく眠れず。しょうがないので、途中まで書いていた帰省日記の残り2日ぶんを仕上げでアップしたり、8日のpazapの練習の音源なんかをiTunesで取り込んで圧縮し、ikubon氏に送ったりした。

その内眠くなって昼寝が出来るだろうと思いながら、録画してあった『ミディアム4』の最終回を見たり、『タモリ倶楽部』や『銀魂』まで見たのだけれど、結局コクリとも出来なかった。

シャワーを浴び、夜には娘を浴衣に着替えさせ、五山の送り火の内、左大文字を見る為に西大路の下立売の交差点まで行ってみた。送り火は何度か見た事はあるけれど、最近の8月16日には田舎の姫神祭りの花火を見るのが恒例になっていたので、しばらくぶりだった。

西大路通りは上行きが大渋滞。その中で下立売の交差点では信号待ちをする人が沢山いて、交通整理する警察官まで出ている。歩行者用の信号が青に変わったとたんに皆が一斉に進み、上行きの2車線あたりの横断歩道を埋め尽くし、一斉に写真を撮り始める。この辺りでは歩道では送り火が見えず、大通りの真ん中あたりまで出て、正面にちょうど左大文字が綺麗に見えるからだ。ワタシも数枚撮ってみたが、時間もないし人も多いし、なかなか上手く行かなかった。今日の写真はそんな中から、かろうじて撮れていた物と、まったくの失敗写真だけれど、何か面白く見えなくもないものをアップしてみた。

そういう事で、送り火も終わり、本当に夏が終わりなのだなとやはり寂しい気分に。でも感傷に浸っている場合でもない。明日の夜はpazapの練習があって、明後日は初めてのVox hallでのライヴだ。初めての場所は適度に緊張感も有り、適度に不安でもあり、そしてとても楽しみでもある。チケット代無料のライヴ(別途ドリンク代500円が必要)なので、是非ドシドシと観に来てやってください! pazap初心者の方はお試し版として最適です。平日ですが私たちの出番はだいたい20時頃の予定なので。


2009年08月15日(土曜日)----すぎもと

実家7時40分発京都14時着(帰省日記7日目・最終日)

朝6時起床。10分くらいまどろんだ後、布団を畳んだり掃除をしたり、つまり京都へ戻る最終準備をする。

夕べ風呂上がりに洗って干しておいた洗濯物がまだ乾いておらず、しょうがなく生乾きのまま袋へ詰めたりしていると、騒がしさに目を覚ました娘が、まだ眠い為にぐずりだし、『抱っこ抱っこ攻撃』をしかけてくるので、一向に準備がすすまず、7時出発の予定が30分から40分程遅れてしまった。

本当は今日の午後からでもゆっくりと出発したかったのだが、なにせ高速1000円効果の上阿波踊り最終日と来ている為、それは非常に危険だ。ゴールデンウィークの淡路サーヴィスエリア先頭に渋滞70キロなんていう事があったし、こんかいも同様に朝から出発しようという事になった。本当は明日の姫神祭りの花火を見て帰りたい所だが、今回はスケジュール的にそれは無理なので、泣く泣く諦めて京都へ戻る事にした。

最後に墓参りをすませてから出発。ゴールデンウィークはきっちりと7時に出発出来て、朝の10時には垂水に到着していたが、今回は40分程遅く出た為に、その分多少混み気味であった。徳島市内でパン屋さんに立ち寄り、淡路島南サーヴィスエリアでお土産を買ったりで時間を取られたのもあるが、それでも高速道路の渋滞というものは皆無だった。おまけに垂水では前回ひひっかかった三井アウトレットパークの入り口渋滞にひっかかることもなかったのは、ひょっとしたらだいたい1時間強遅くに垂水に到着したのが良かったのかもしれない。次回の参考にしよう。

そのまま高速で京都まで行かず、垂水で降りて2号線から43号線で西宮まで。今日は特別神戸で寄り道する予定もなかったのだけれど、本州側まで渡ってしまうと比較的安心が出来るので、ゆっくりと帰ろうという事である。

西宮からは名神高速道路に乗り、吹田サーヴィスエリアで休憩した。渋滞情報では大津あたりから大山崎まで渋滞しているという。そんな渋滞に巻き込まれるのはこりごりなので、京都南までは行かず、1つ前の大山崎で降りる。後は国道171号から久御山を経由して新堀川へ出て帰る。自宅に到着したのが14時くらい。朝ご飯は車の中で済ませたのだが、昼をまだ食べてないので、新堀川のくら寿司でちょっと遅い昼食を摂る。

さぁ、京都に戻って18日(火曜日)のライヴの準備を! と思うのだけれど、疲れて何もする気が起こらず(苦笑)。かといって早く寝る訳も無いのが悪いパターンだ。明日当たり片頭痛だな……と思いながら、いつのまにか就寝。しかも電気漬けっぱなしで布団にも入らずだ。

そういう訳で2009年夏の帰省日記終了。今日は何も写真を撮らなかったので、数日前に撮ったワタシの写真を貼っておきます(苦笑)。


2009年08月14日(金曜日)----すぎもと

宇宙は見える所までしか無い(帰省日記6日目)

古牟岐から見た牟岐大島 古牟岐から見た牟岐大島 線香花火 線香花火

目が覚めると快晴。この帰省中で1番の晴天だ。雲1つない空。そして日陰では風が涼しくて、クーラーの冷気では出せない気持ち良さ。特に朝方の涼しさは格別で、これこれ! これが夏の感じ!! と大好きな夏を満喫できる。小学生の頃の夏休みを思い出してしまう感覚。ラジオ体操から帰って来て、朝ご飯におばあちゃんが漬けた茄子の漬け物を食べた記憶が蘇る。もう京都生活の方が長くなってしまったけれど、子供の頃の記憶とか肌感覚というのは一生忘れないものだと思うし、大人になってからの生活とは別次元の物だ。

そう言えば、すっかり走り回れるようになった2歳半の娘も、帰省生活を謳歌していて、実に生き生きとしている。家の中で走り回っても怒られないし、日中の鍵のかかってない玄関からは、自分の意志で外に出る事だって出来る。畑で収穫してきた野菜を食べて、砂浜であそんで、小さい川で見つけた沢ガニに喜ぶ。子供はこういう環境で育ててやりたいものだなぁ……とつくづく実感するのだけれど、お年頃になると都会生活がいいと言い出すのだろうなぁ(笑)。

午前中は沢山洗濯をして、昼からは古牟岐へ海を見に行く。小島の浜は先ほどの台風の影響で沢山の漂流物が流れ着いていて、ショベルカーでそれらをまとめる作業をしていた。ここの浜はスキューバ・ダイヴィングが出来て、沖合に浮かぶ島、牟岐大島の辺りにある珊瑚群を見る事が出来る。砂浜に隣接してある海の博物館『モラスコ牟岐』の外側には、沢山のウェットスーツが風に揺れて逆さまにバンザイしている。

友達を探して来てみたのだけれど、ちょっと遅くなってしまったせいでもう居ないようだ。近くには『牟岐少年自然の家』という施設があり、学校行事で野外学習などが出来る宿泊施設なのだが、ここの庭みたいな所にヘリコプターが降り立っていたのが見えた。近くには救急車が待機していて、担架を抱えた人がヘリの方へ駆け寄る。この辺では最近、事故や急病の人などを市内の方の病院までヘリで輸送する、所謂ドクターヘリというものが利用されていると聞いた事があった。これがまさにそれなのだろう。田舎では医療サーヴィスの問題が大きくある。勿論、都会でもたらい回しにされる事もあるのだけれど。どちらにしても、医療の問題は色々と難しそうだ。

古牟岐を後にし、明日の早朝には京都に戻る予定なので、色々と挨拶に行く。お供えを頂いていた親戚のおばさんの所にお邪魔して、久しぶりに色々と話しをする。明日が終戦の日というのもあり、もう少しで終戦という時に戦死してしまった旦那さんの事とかを聞く。それからその旦那さんの弟の話しが凄かった。ジャングルで片足を負傷し動けなくなって、獣に食べられない様に必死で木に登り、助けを待ったという話し。食べ物が無く毒でない事を祈りながら木の葉を食べ、負傷した足からはウジがわき、日本兵の乗った車が通るのをひたすら待ったという話し。木の枝を何本も折り、日本の車が通りかかるとそれを落として気付いてもらおうとしていたのだとか。そしてやっとその時が訪れて無事助けられたのだそうだが、その車に乗ってたのが実の兄だったのだとか。ドラマにでもなりそうな話しであるが、本当の話しだそうだ。その後その助けてくれたお兄さんは戦死してしまい、片足を失った弟さんは義足をして船乗りになったそうで、人生とは本当に分からないものであるという話し。

ドラマチックな奇跡の物語にしても、理不尽に虫けらのように殺されていった話しにしても、戦争のはなしは語り継いでいかなければならない。こうやって当時を知る人達から、こういう話しを直接聴く機会という物はだんだん無くなっていくだろうから、今回こういう話しをして貰えたのは本当に貴重だった。

その後、もうひとりのおばさんの家にお邪魔。仏壇にもお参りさせてもらう。うちの娘の成長を心から喜んでくれて、お土産までもらって恐縮して帰る。1番お世話になってる叔父夫婦は留守のようで、帰る挨拶が出来ずじまいで残念。

今回最後の晩ご飯を食べた後は、庭で花火大会。あんまり慣れてない娘が花火を上に向けるので怖かったが、小さな椅子にふんぞり返って花火に火をつけてもらえるのを待ってる姿が、映画のロケで出番を待つ大物女優の感じにエラそうで笑った。

まだ暑い日は暫く続くのだけれど、最後の線香花火はやっぱり寂しい。もう夏が終わるようで実に寂しい。最後の線香花火の火玉が水に弾けてジュっと言った後は、親子三人で横に並んで暫く満天の星空を見上げた。雲1つない星空だったおかげで、天の川もはっきりと見えて綺麗。ひょっとして都会育ちの人達は本当に天の川というものが見えるというのを知らない人も多いのではないのだろうか?

松尾スズキのミュージカル『キレイ』の中に、『宇宙は見えるところまでしか無い』という歌がある。額面通り受け取っても、逆説的な意味でもこれは本当に名言であると思う。都会の夜には見えない星空を見ていたら、『宇宙は見える所までしか無い』としたら、都会の宇宙はとても狭いのだなと思う。だから広い視野で考える事が出来なくなる人が多いのかもしれない。『宇宙』を『自然』と置き換えてみてもいいかもしれない。都会に戻っても、明るい夜空にもこの満天の星達が輝くこの空の事を、いつも心の中で思い出せる様にしておきたいものである。せめて自分の見える宇宙は広くしておきたいものである。

1つだけの綺麗な流れ星を見つけて星空観察会は終了。願い事なんてどうでもよい。初日は大雨でどうなることやらと思ったが、最後の夜にはこの星空が見られ大満足で眠れた。


2009年08月13日(木曜日)----すぎもと

エキサイティングな鷲敷の夏2009(帰省日記5日目)

大塚グッズ

朝から快晴。

数日前までは週間天気予報の8月13日には傘マークが付いていたのだが、いつの間にかそれが曇り時々晴れに変わっていた。

今日は大塚製薬鷲敷工場の敷地内で行なわれる隠れた夏フェス、エキサイティングサマー・イン・ワジキ2009の日。10時開場12時半開演で、入場は無料なので前のブロックの整理券(団扇形)をゲットする為に多くの人が早めに会場入りしてるのだろうけれど、会場に着いたら12時すぎだった。P.A卓より後ろのFブロックは寝たりしながらくつろいで見られるので、いつもそこで見ているのだが、開演前――とはいっても3組のオープニングアクトがあり、到着した頃には最後のオープニングアクトが終わった頃だった――に到着するとDブロックの整理券だった。いつももっと遅く到着するのでP.Aブースより前なんて初めて。勿論、Dブロックの整理券を持っていてもFブロックへは自由に行けるので、見たいアーティストだけDへ移動して立って見て、あとはFで氷でも食いながらくつろぐっていうのも出来て、なかなか快適だった。

朝はあんなに快晴だったのに、会場に到着する前くらいからポツポツ雨が降り出して来て、本編1バンド目Hi-Fi Campが始まる頃にはステージ上にも雨よけのテントが貼られた。ちょっと雨が強くなって来たので、サワリだけ聞くと工場見学の方へ移動。最近はSoy Joyを作っていたのだけれど、今回はカロリーメイトのチョコ味だった。

一通り工場の中を見学。割とこじんまりとした工場で、ここでカロリーメイトが出来てるのか……とファンとしては感動する。出来立てのカロリーメイトを1本頂き――なんとお菓子に関しては食いしん坊の娘は2本をペロリと平らげた! それくらいご飯も食べろよ(苦笑)――アンケートに記入してグッズを頂く。4種類あったのだが、ワタシはカロリーメイトのクリアファイルを貰った。

工場から外に出ると、先ほどの雨はあがっていた。ゆっくりと会場に戻ると、1バンド目が終わって転換の頃。高速1000円で阿波踊りとセットで訪れる方々も多いと思っていたのだが、そこまでの影響は見られない。駐車場もかなり余裕があったし、後方のFブロックもゆったりとしてて、天候のせいか今年はそんなに暑くないし、寝転がったり子供を遊ばせたり、屋台でうどんやフランクフルトや冷凍パインを買って食べたり、家から持って来たおにぎりを食べたりと、他の夏フェスがどうなのか行った事が無いけれど、ここはちょっといい感じに牧歌的な雰囲気で、ゆるくていい。

程なくして2つ目のGirl Next Doorというエイヴェックスのアーティストが、エイヴェックスっぽく、そしてこの牧歌的な雰囲気に馴染まずに演奏を始めた。そして、拍子抜けする程あっと言う間に終了。ひょっとしたらアンコールが来る事を折込み済みでステージを構成していたのかもしれないが、なんせ田舎の山の中の牧歌的無料イヴェントだし、それにそんなに早く終了するとも思ってない。「え? もう終わり?」と目を丸くする観客と「え? アンコールないの?」と目を丸くするアーティストという感じでぎこちなく終了してしまった感じ。これはあくまで推測だけれど。

確かにノリは良くないのでやりにくかったとは思うし、周りからは「怒って早く切り上げたのでは?」という声も聞かれるくらいだった。アウェイにはなれてないのか? エイヴェックスの弱点は田舎にあるのか? 少なくともa-nationではこんな事はないのだろうなぁ。野外レイヴってダンスミュージックっていうのはまさに最適な場所なのに、というか、こういうエイヴェックス・スタイルっていうかJ-Popダンスミュージックっていうのは、踊るためのダンスミュージックっていうんじゃなくて、アーティストが踊って歌うっていう意味のダンスミュージックっていう方が強くなりがちだから、単純にダンスミュージックって呼ぶのも無理が有る感じはあるのだけれど。

今回オープニングアクトにもエイヴェッックスのアーティストが入ってるのだけれど、来年以降もエイヴェックスのアーティストがこのイヴェントに登場するのか、とても楽しみです。

3つめの安藤裕子さんは子供と遊びながらFブロックでのんびり見て、やっぱりこういう風なのがこの場所には似合うのかな? とか思ったりした。

そして最後はいきものがかり。これはDブロックで立ってみたのだけれど、やっぱりライヴやりなれてるっていうのもあるのだろうし、とてもホーム的な雰囲気を感じてほどほどに盛り上がったライヴだった。こういうイヴェントなので、選曲が『いきものがかりベスト』って感じだし、アンコールも初めはぎこちないながらも起こった。雨がなんとか傘がいらない程度に降ったり止んだりしたのが残念だったけれど、ステージに近いと天然ディレイのやまびこも気にならないし、音量もちょうどいい。風向きに寄る天然フィルタもかからないし、演奏とヴォーカルのバランスも良い。特にいきものがかりはそのハリの有るヴォーカルが聴き所なので、なかなか堪能する事が出来た。売れてる理由が分かるライヴ。

全てのライヴが終了した所で、徐々に雨がヴォリュームアップ。ちょっと歩かなければ行けない駐車場までは大変だったけれど、帰りも思いのほかスムーズに駐車場から出られたし、ほとんどの人が右折して徳島市方面へ向う所を、我々は逆に山の中へ向ったので、そこからは渋滞なしで快適だった。

川口ダム

帰りも同じく鷲敷からは日和佐の赤松経由で帰宅。途中、赤松方面へ曲がると青い橋が架かっているのだけれど、そこから川口ダムが見える。放水していてそのせいなのか、はたまた天候のためか白く霧がかかっているようになっていて、とても迫力が有ってかつ幻想的だったので写真を撮ってみた。

勿論会場内は写真撮影できないので写真は撮ってないのだけれど、雨のせいもあって工場入り口の宇宙人の写真も今回は撮る事ができなくて残念だった。写真は無料のライヴにもかかわらず、更に入場時に貰ったカロリーメイトとソイジョイ(バナナ味)。それと工場見学で貰ったグッズなど。この写真には写ってないのだけれど、娘はソイジョイのいちごの形に折り畳めるちいさいバッグみたいなのを貰ってご満悦だった。


2009年08月12日(水曜日)----すぎもと

あっと言う間の海水浴と阿波踊り初日(帰省日記4日目)

蓮を持った幼女
晩ご飯のおかずを傘代わりにする幼女 眉山 新町川沿いの遊歩道。前方には眉山 両国橋より 両国橋より ジェラート ジェラート

昼から大砂海水浴場へ泳ぎに……行ったつもりが、娘が海を前に大泣き(苦笑)。何故か「あぶないあぶない」と泣いてしょうがないので、それだったら砂浜で遊ぼうと言っても、それまでも頑に拒否され泣き止まず。じゃあ昨日ガラス取りをした場所で昨日の続きをしようとしても、それもダメ。昨日はあんなに遊んだのに……。

去年のゴールデンウィークは大喜びでこの海で遊んで、服がビショビショになるくらいだったのに、その3ヶ月後の夏にはうって変わって大泣きだった。それでも抱っこして海に浸かれば、それは嫌がらずに居たのに、年ごとに海が怖くなってるようだ。

しょうがなく滞在時間30分程で海から退散。帰宅後そのまま風呂へ入って、娘は浴衣に着替え。今日は夜に徳島市まで出て、今日から開催される阿波踊りを見に行く予定だからお粧し。と、その前に畑へ行ってハスを取って来た。

自分の背の高さより高いハスを持って大喜びし、「かえるちゃんのはっぱ!」と言いながら歩く姿は一見異様で、しかも浴衣姿でなので、何か怪しげな宗教行事のようだ(笑)。

夕方5時半に実家を出発し、心配した渋滞も無く徳島県庁前に着いたのが夜7時頃。阿波踊り期間中の夕方6時半から11時まで、県庁の駐車場は県外ナンバーの車に無料開放されるので、空いていれば入ろうと行ってみると、ほぼ満車に近いながらも意外に空いていたのでそこに駐車。そこからは歩いてかちどき橋から新町川沿いの遊歩道みたいな所を歩く。

昔は夜8時から無料駐車場になっていたので何度かお世話になった事もある、富田浜の駐車場の裏手の川沿いが整備されて遊歩道になっているのだ。特に子供を連れていると車が心配なので、ここは安心して通れる。もうちょっと街灯などが明るければいいのだけれど、今日はお祭りの提灯の明かりが水面に揺れてとても綺麗。前方に眉山を見ながら暫く歩くと、賑やかな音がどんどんと近づいて来て、ワクワクしてくる。何か血が騒ぐという感じ。

富田橋を渡ると大塚製薬の連の鳴りものの人達が演奏を始めて、その音の迫力の有る事。マイクを持って来てサンプリングしたいくらいなのだけれど、サンプリングしてもこの生の迫力は録音できないのだろうなぁ……と思いながら、屋台の列の裏手の道を歩く。

何か珍しい屋台はないかなぁ……と思っていたら、始めて目にする屋台が。なんと『ハンバーグ』! ハンバーガーなら分かるのだけれど、ハンバーグっていうのはどういう事だろう? と思って近づいてみると、くじみたいなのを引いて、それによって1本から最高5本まで当たるというシステムらしい。ハンバーグも石井のお弁当用ハンバーグみたいなのかと思っていると、そうじゃなくて、そこそこの大きさのハンバーグを串にさして売っているのだった。くじを引いてハンバーグを貰ったら、ソースが3種類あって、好きなのを自分でハケで塗って食べるというシステム。丁度近くのベンチが空いたので、そこで食べてみたのだけれど、味もとても美味しくて、思わず「ご飯大盛り!」と言いたくなる感じ(笑)。いやぁ、ご飯お茶碗で2杯はいけますよ。これは美味しい。しかも200円と安いし。

いやぁ満足満足と新町橋まであるいて、東新町方向へ歩く。人が凄くて歩くのも大変。新町橋演舞場の辺りで暫く踊りを見学して、東新町のマクドナルドでヨーグルトシェイクを買って涼を取り、東新町を紺屋町演舞場方向へ。途中、ニコニコヤの前を通りかかるとナチューラというお店が、ニコニコヤに期間限定で出店しておりまして、ダブルを1つ買ってまた休憩。『しぼりたて牛乳』と『鳴門金時』。冷たくてとても美味しかったけれども、個人的な好みから言うとちょっと味が薄いかなぁ。アンリコや5月の高知で食べたお店の方が好みだった。

その後紺屋町演舞場の出口あたりで少しだけ踊りを見学。色々と企業連も踊ってて、たどたどしく踊る新入社員さんも初々しくて微笑ましいし、アレンジした若い踊りを踊る連も力強くて面白い。でも今回見た中で一番凄かったのは正調を守る阿呆連。紺屋町演舞場の出口付近の踊りしか見てないのだけれど、もう思わず「ほ〜」っと溜め息が出てしまった程お見事! 特に女踊りの方々が最後に合流して四方のお客さんに向って斜めに踊る所は、そのスピード感やら揃った感じとか、とても感動的だった。いや、阿波踊り凄いわ。

もう10時を超えたのでそろそろ駐車場へ戻らないとと思って歩き出したけれど、本当に至る所で踊りはずっと続いてる。有料の桟敷席だけじゃなくて、こんな路地でも? という所なんかでも、そこらへん阿波踊りだらけ。両国橋まで戻って来て、橋の上であっちこっちでまだ鳴り響くリズムを聞きながら休憩していると、なんと前方からマイケル・ジャクソンが歩いて来た。おや、もう亡くなったのでは? と思ったが、よく考えてみると初盆で帰って来てるのね。ワールドツアーでもしてるのかな?

駐車場まで戻ると10時半。実家まで約70キロの距離があるが、だいたい1時間半くらいで帰れる。コンビニで寄り道しても日が変わる前には帰宅。


2009年08月11日(火曜日)----すぎもと

巨大化したオクラたちと漂流物(帰省日記3日目)

おくら

昼前に叔父宅へお邪魔をし、昼からはそのままピア海部までお盆の供物などを買いに。先日より探していた娘の浴衣の兵児帯もここで発見。やっぱりここにはあると思った! しかも一番安かった!!

一旦帰宅してArcdeuxへ電話をして9月のライヴが決定。9月26日(土曜日)いつものThe Rock!!! この前のリベンジとなると思いますので、かなり気合いを入れて臨みます。是非皆さん、足を運んでくださいませ! で、その辺りの連絡をpazapメーリングリストに投げておいてから、お盆の供物とするのと、晩ご飯にするオクラとゴーヤをとりに畑へ。

しかし、話しには聞いていたが、オクラもゴーヤも巨大で驚く。特にオクラの長いのは圧倒されてしまったが、晩ご飯に食べてみたがとても美味しかった。まぁ中にスジばかりの外れが稀にあるが、それもご愛嬌。スーパーマーケットではまず置いてない、こういうオクラを食べるのもいいものである。夏には夏野菜を食べるのが良い。

野菜を収穫し、朝から2回まわして干した洗濯物をたたみ――やはり太陽の下に干すと早く乾く。昨日は室内に干してクーラーと扇風機で乾かしたが、丸1日かかった――やっと海へ出陣! 本当は泳ぎたかったが、台風が過ぎたばかりだし、何より海に着いたのがもう夕方5時すぎだったので、波打ち際で遊ぶ程度にしておいた。

でも、この時間でも泳いでる人達はそこそこ居た。波が高い訳でもなく、台風の直後とは思えないくらいに穏やかだ。ただ、波打ち際の漂流物が多く、泳ぎにくそうではある。少年がクラゲにさされて、「痛い痛い!」とのたうち回っていた。この大砂海水浴場はクラゲが出始めるのが遅いと、ワタシが子供の頃はよく言ってたものだが、最近はどうなのだろう? お盆も近いしもうクラゲが居ても不思議ではないのだけれど。

まずは砂浜に漂流物が多いので、その木の枝とかでパザヲの流木アートを作成してもらった。バンド名入り。なかなか良い出来で関心。このまま9月のライヴのDMにしたいくらいである。今はもう波に飲まれてしまっているのだろう。

流木アート:パザヲ

ガラス

その後はいつものガラス探し。

今回の収穫は写真のとおり。今回はなんと、写真中央の黄色いガラスに注目! こんな色のガラスは珍しいのだ! 初めて収穫した! しかも今回は圧倒的に茶色と白が多かったので、ひと際この黄色が異色だ。もっと大きいものだったら良かったのだけれど、それが残念である。

帰宅するともう7時。何匹か蚊が家の中に入って来たので、蚊取り線香を焚く。ワタシは煙に弱いので煙草の煙だけじゃなく、蚊取り線香の煙も非常に苦手。でもこの夏っぽい臭いは大好きなので困ったものである。



pazap研究室 all rights reserved.