昨晩はスタジオに入って最終確認。スタジオRAG伏見店、いつものEスタジオは最近ドラムセットが変わってしまって(スタジオラグ伏見店の2009年5月29日付けブログ参照)ちょいと残念。前のタムが小さい黄色のセットのが良かったのですが、店員さんに尋ねると、どうも前の黄色はフロアタムじゃなくてタムタムだったのがセッティングし辛くて不評だったとの事でした。それにタムが小さかったのもロックなドラマーには不評だったのでしょう。ロックなドラマーではないワタシにはあれが良かったのです。いやはや残念。これでDスタにしても良くなったようなものですが、Dスタはミキサーが良くなくて、メンバーに機械の体を持ったものが居るpazapには辛すぎるので、やっぱりEスタに入るのでした。
それはさておき本日のライヴ。雨バンドとしての実力は知る人ぞ知る存在になって来ました。今年4回のライヴは全て雨だった筈。それが梅雨入り宣言はまだにせよ、梅雨時期の6月に快晴とはびっくり! 15時前に会場入りしてみると、Arcdeuxのスタッフさんに開口一番「今日は降りませんでしたね」と言われたくらいです。いやぁ、晴れの方が何かと良いのですが、DMに降らせます
とか書いたとたんに晴れとは(笑)。
個人的にその日の調子が良いか悪いかのバロメーターが有るのですが、絶好調の時にはもの凄い楽しそうにドラムを叩きます。今回はそこまではいかなかったものの、その次のバロメーターである『ミクロ(BPM160)のサビで16分で片手でチッチキ、チッチキと余裕で叩ける』というのがあるのですが、それはクリアしてました。でも朝から体がダルく、まったく起きません。基本的な基礎体力不足も原因のひとつでありましょうが、昨日のスタジオからの帰宅後、朝方まで起きていたというのも一因でありましょう。
リハの頃には空腹も全開でして、甘いミルクティで無理矢理血糖値を上げようと思いましたが、全然体が起きてくれませんでした。それでもリハはまだマシでして、本番はボロボロ。問題アリアリなプレイを連発してしまいました。対バンさんのメンバーさん方が盛り上げてくれたお陰で、気分的には楽しく演奏出来たのには本当に救われました。皆様ありがとうございました! そしてライヴ後の楽屋では廃人状態でありました。あ、ライヴ前もでした(苦笑)。ほんと、調子悪かった。
さて、調子悪い自慢はこれくらいにして、リハ後のお食事会。いつもの『つるや』では各メンバー、お品書きとにらめっこしても結局はいつものオーダー。ワタシが『ざるそばのサーヴィス』で後の2人が『親子丼(小そば付き)』。ワタシのはご飯が『かやくご飯』なのですが、いつも売切れで100円アップで『あなご飯』にするのが通例なのですが、今回は久しぶりに『かやくご飯』がありました。今日の『つるや』も美味しかった!
Arcdeuxの前のセブンイレブンが閉店してしまったので、『つるや』の後に近くのファミリーマートへ。体のダルさをなんとかする為、今回は栄養ドリンクを買って帰りました。しかも見るとメンバー全員が栄養ドリンクを購入してるという、なんともオヤヂバンドっぷりでございました。
さて、今回のライヴ。S.EはFrank Zappa(でも曲はストラヴィンスキーの『兵士の物語』から『ロイヤル・マーチ』)とTipographicaと東京ザヴィヌルバッハまでかかってましたですね。ちなみにあの後にはFragileと大高清美さん。あとW.I.N.Sが控えておりました(今調べてみたらW.I.N.Sって昨年『A Sound Lump』(Amazon.co.jp)っていうライヴアルバムが発売されていたのですね。知らなかった。和田アキラさんが持っていた過去のライヴ音源からのオフィシャル・ブートレグという感じらしいです。しかも京都RAGでの音源もあるとか。多分ワタシそれ生で見てます。というか、録音もしてるかも。これは買わねば!)。
『くらむぼん』と『ミドロガ』の間はノンストップ。その後M.Cでは久しぶりに口琴が登場したのですが、これは当日に急に思いついたらしい。久しぶりの口琴で練習もしてなかったので若干ヨレヨレだったので、そのまま次の『Hell Ditty』になだれ込みさせました。
Dittyから『ニャピョンガ』の間もノンストップで。その後の『ボク』への間は当初M.Cが入る予定だったのですが、昨日急遽『語り』が入る事になり、それに併せてオケも急遽作成。いつもライヴではableton Liveを使ってベース音とかシンセ音とか出してるのですが、これはアレンジメント・ビューを使ってMTR感覚でオーディオ・データを配置しております。でも前々からableton Liveの魅力であるセッション・ビューも活用出来ないかと思っていたので、今回のこの『語り』のバックはこれを使用。アレンジメント・ビューだと曲の尺がきっちりと決まりすぎて柔軟性に欠くのですが、セッション・ビューだと『語り』の長さに合わせて尺を伸び縮み自由ですので。今回の『語り』のバックには3パターンのバックトラックを作成して、それをnanoPadに割り当て、nanoPadのパッドを叩く事でオケを切り替えられるようにしました。初めはオケだけ流しす予定だったのですが、昨日のスタジオでやってたらドラムとギターも入れてもいいかも? という雰囲気になり、本番ではやってみましたが、ドラムのモニタの返しにヴォーカルがそんなに返ってなくて、『語り』がいつ終わったのかよく分かってなかったという失敗もありました。あと、オケの音量がちょっと大きすぎたかも?
この『語り』のバックのセッション・ビューは、その後の『ボク』とかと同じプロジェクトに入っていて、Macのキーボードにアレンジメント・ビューへ戻る操作を追加する事で瞬時に『ボク』へ行けるように設定。でも若干ここの繋ぎにしっくり行かない部分があったので、セッション・ビューのシンセ音にディレイをかけて、ディレイ音が切り替え中も残るようにしてみたらスムーズに行きました。これはなかなか楽しかったので、こういうパターンもドンドンやってみたいですね。
『ボク』から最後の曲に返り咲いた『ミクロ』へもノンストップで。本当は全曲ノンストップが個人的には理想なのですが、なかなか仕込みも大変なので、これもこれからの課題ではあります。
『ミクロ』が最後なのは、最後に合う曲だっていうのもあるのですが、この曲の体力消耗度は半端じゃなく、それならもっとシンプルな演奏にすればええやん? って思うのですが、これが出来ないのが大人気ないpazap(笑)。実際テンポは速い曲なのですが、それでもずっと4拍子だしずっと打ち込みのリズムも鳴ってるんだし、なんとでも楽に出来はずなんですが……。
そして『ミクロ』で全体力を使い果たした後に、なんともありがたいアンコール。ライヴ用に持って来てたハードディスクを見てみると、今回のセット用の曲以外は3曲入ってましたが、それが『魔女』と『ひげの魔法』と『おやまのフジー』。『魔女』は11分あって無理だし、『ひげの魔法』を『ミクロ』の後にやるなんて完全に自殺行為(笑)。という事で曲の尺的にも『おやまのフジー』という事になりました。ギターソロ前にポリリズム・パートはあるものの、この曲もずっと4拍子の曲だし、アンコール向きで丁度良かったかも。
対バンさんもなかなか素敵な方々ばかりで、前にご一緒した方々との再会もあり、非常に楽しかったです。レリーズ・ホークのメンバーさんにはスタジオで会ったりした事があったのですが、なんと昨日も同じ時間に隣の隣の部屋に入っていたのだとか。あとは『チチチ』という合い言葉も飛び交い、非常に楽しいライヴでありました。本当に対バンの皆様ありがとうございました。勿論、見て頂いた方々もいつもの素晴らしいスタッフさん方にも本当に感謝感謝です。ありがとうございました!