パザ日誌

コラムというほど大袈裟でなく、日記というほど更新もできない。
ただ、pazapのメンバーが思ったことを書き綴るページです。


2004年08月31日(火曜日)----すぎもと

ピアノのための作品集

アップルから新しいiMac G5が登場した模様ですが、ファンの間でも賛否両論ですね。ボクはとってもアップルらしくて関心したんだけどなぁ。お金があれば「是非」を付けて欲しいくらいに。「激しく」をつけてもいいですよ。素人がプロダクト・デザイナぶって、あーだこーだ言ってもしょうがないですし、ただ自分にとって面白いと思うかどうかだけの問題です。使ってみたいって思うかどうかの。ボクは使ってみたい! ただそれだけ。

最近、なんかCDの話題が多いのですが、今日も予定外に京都駅寄ってしまったものですから、プラッツ近鉄の中の新星堂で、リゲティのCDを1枚買ってしまいました。"Ligeti Edition 3"(Sony Records/SRCR-2130)という、邦題が「ピアノのための作品集」ってやつです。「ピアノのための練習曲」の第1集と第2集、それから第3集の完成してる1曲。あと「ムジカ・リチェルカータ」が入ってます。"Ligeti Edition 5"でプレイヤー・ピアノの演奏で収録されてる曲と重なってる曲があるので、その違いを聴くのも楽しみです。

このアルバム、実はこの前の大阪でも買おうと思ってたんですが、ナンカロウの方を探すのに必死で、すっかり買う機会を逃してしまってたのでした。タワレコには有ったんですけれどもね。どうしても欲しかったCDだったので、今日買ったんです。後1枚のどうしても欲しかったCD「コンロン・ナンカロウ作品集」はAmazonから届くのに、もうちょっとかかりそうです。

ちなみに、今図書館で借りてるCDは、アルバン・ベルクの「ルル組曲」が入ったのと、チック・コリアとゲイリー・バートン(Vib.)のデュオ「ネイティヴ・センス」。バルトークの曲が2曲入っててなかなか良いです。それに、ボクの好きなチック・コリアの曲"Armando's Rhumba"も入ってるし。


2004年08月30日(月曜日)----すぎもと

夏の風景

CD:阿波よしこの 夏の風景

今年も阿波踊りを観る事ができなかったので、この前の帰省の最終日、せめてもという事で、CDを買ってきました。徳島市内から鳴門市内へと向かう途中の、松茂町という辺り――徳島空港がある町です――の国道沿いにある、附家書店という本屋さんと文房具専門店とが合体したお店で買ってきました。2100円也。徳島のタウン誌「あわわ」で知って、帰りに是非買って帰ろうと思っていたのです。

このアルバムは、「阿波よしこの 夏の風景」っていうタイトルなんですが、「2004メモリアル・ライブ録音 娯茶平&お鯉の夢の饗宴」というサブタイトルっぽいのがついている通り、娯茶平という阿波踊りの有名連と、お鯉さん(三味線・唄)っていう今年御歳97歳の「阿波よしこの」の第一人者との共演アルバムです。レコーディングは、今年のお鯉さんの誕生日に行なわれたようで、これはCDにクレジットされてる曲数より実際の曲数が多い事から、その雰囲気が伝わって来て楽しいのですが、それだけではなくて、やっぱり内容も素晴らしいのでした。

他の曲も良いのですが、やっぱり「よしこの」。これが素晴らしい。一般的に「踊る阿呆に……」という文句が有名ですが、ボクが大好きなのは「いちかけ、にかけ、さんかけて」とかっていう辺りとか、あと、やっぱり「やっとさぁ」「あ、やっとやっと」っていうかけ声。夏って感じでたまりません。勿論、お鯉さんの唄も鳴りものもすんばらしいです。

で、その阿波踊りですが、今年も阿波踊りを観に行ったというソルティまさゆき氏は2004年08月28日付の日記からの情報。

今年は去年までと違って桟敷席の入場時間が設定されていて、二時間で入れ替えを行う二部制になっていました。

そうらしいのですね。テレビ――確か「ちちんぷいぷい」だった――で言ってたのは、阿波踊りって赤字で、存続が危ぶまれるくらいなのだそうな。それで、10年かけてそれを解消していく計画なのだそうです。なんせ、雨に降られたら、かなりの損失らしいですね。多分、この入れ替え制もその一環で、そのかわり今まで入手がしにくかった桟敷席のチケットを、コンビニとかインターネットとかで買える様にしたりだとかっていう事も、今年からやり始めたのだとか。

なんか、徳島の人たちって、もてなしたいっていうのがあるのか、逆に商売下手になってる所もあるのかもしれませんですね。あんな大きくて豪華なライヴを2本も無料で振る舞ったり、駐車場とか無料にしたりしてなかったかなぁ。でも、それが良い所なのですが。ただ、振る舞いすぎて潰れるんじゃ意味ないですから、そこらへんのバランスをとりつつ、素晴らしい阿波踊りを残して欲しいものです。

あぁ、来年は行けるといいなぁ……。

関連サイト

2004年08月29日(日曜日)----すぎもと

大阪CDショップ巡り

昨日は大阪でCDショップ巡り。欲しかったCDは「コンロン・ナンカロウ作品集」っていうアルバムで、オケがアンサンブル・モデルンのものでした。タワーレコードに置いてあるっていう噂をなんとなく聞いたので、行ってみたのですが、結果的にはありませんでした。残念。しょうがないので、帰って来てからAmazonで注文。結局そうなるのか……。今、Amazonは代引き手数料も無料なので大阪に行くまでの事もなかったって話でしたとさ。

アンサンブル・モデルンって言えば、リゲティのアルバムも出してるんですが、これは日本盤が出てないんだと思いますが、売ってませんですね。クロノス・カルテットってCD屋さんでもコーナーを良く見かけるくらい人気あるんですが、アンサンブル・モデルンもコーナー欲しいなぁ。そういえば、アンサンブル・モデルンの「グレッガリー・ペッカリー」の輸入版は見かけましたけれど、やっぱりコピーコントロールCDだったですね。リゲティの輸入盤もコピーコントロールだったら、ちょっと買う気しないなぁ……。

しかし、今回意外だったのは、アメ村にあるタワーレコード心斎橋店の方が、難波店より現代音楽系が充実してるって事でした。クラシックの棚的には難波店の方が多いと思ったので、あるとしたらこっちだろう……と勝手に思って行ったのですが。クラシック売り場の規模からしたら、難波店は現代音楽少なすぎ。それに比べて、心斎橋店は現代音楽の割合が多いし、そことも繋がるノイズ系というか音響系っていうんですか? その辺の新しい音楽にも力を入れてる感じで良いですね。あの辺りの音楽は、日本は他の国より2年くらい進んでるって話もききますし。それにしても、タワレコ心斎橋、シュトックハウゼンとかジョン・ゾーンとかの枚数が結構あってビックリです。BGMが現代音楽系だったのからして、他の店とは違うと感じましたです。たしかジャズと同じフロアだったのに。えーぞ、えーぞ!

その後、タワレコ心斎橋店のすぐ近くのサン・ホールとかがある建物で、イシバシ楽器がセールをしていたのでちょいと覗きました。ギターが一杯あって、ギター・キッズにはいいのでしょうけど、ドラム系がなかったので、さっさと退散。日本橋辺りの中古CD屋さんをひたすらと巡りましたです。この辺りでも意外だったのが、クラシック・コーナーが充実してる事でした。しかも現代音楽系も結構あるのですね。欲しいのが色々とありましたです。ぐっと我慢しましたけれど。

それから、Sofmapのクリエーターズ・ランドにも寄ってみました。Macコーナーと同じフロアにあるんですが、久しぶりに行ってみたら、がらっと模様替えしてましてビックリ。Macコーナーとクリエーターズ・ランドの場所が逆になったんですね。Macコーナーが縮小されて、ドンとクリエーターズ・ランドが広くなってました。何も買いませんでしたけれど、今はセール中で、今日はボクの欲しい音源モジュールのProteus Orchestraが特価になるらしいのでした。欲しい。でも、この辺りの商品はもう生産終了してるんですね。もうハードは流行らないって事ですか。

で、「アレのアレがアレ」なアップル・ストア心斎橋にもちょろっと寄ってみました。オープン初日という事ですんごい人でしたですね。2階なんかレジ待ちの列がとぐろを巻いてて、ゆっくりと商品が見れない(笑)。もっと落ち着いてから行ってみようと思いましたです。


2004年08月27日(金曜日)----すぎもと

オープン前夜

明日あたり、図書館へ本とCDを返しに行かないといけないのですが、大阪へ行く予定なので、ジョン・アダムズのヴァイオリン協奏曲――クレーメルがヴァイオリンでケント・ナガノ指揮ロンドン響のやつ――と、小曽根真の「ネイチャー・ボーイズ」――ベースがジョン・パティテゥッチで、ドラムがピーター・アースキンのやつ――を次に借りたいと思っている人が居たらご免なさい。ひょっとしたら返却時間には間に合わないかもです。それと本は「虫眼とアニ眼」(徳間書店/ISBN4-19-861539-X)――養老孟司 さんと宮崎駿さんの対談――っていうのを借りてるのです。

養老さんといえば、先週と今日の夜、NHKラジオ第二で知久寿焼さんと養老孟司さんがゲストの「日曜喫茶室」を聴きました。何年か前に放送した「心はいつも昆虫少年」っていうのの、今回は再放送という事らしいです。知久さんと養老さんのツーショットっていうのが面白かったです。内容も興味深かったのですが、実は録音してるのをいいことに、ちゃんと聴いてなかったので、聴き直したい所です。最後に知久さんがウクレレで「いなくていいひと」を歌ってたのですが、フェイド・アウトされてしまったので大変残念でした。いや、それよりも知久さんの歌を聴いてる養老さんっていうシュチエーションを想像しただけで、もう大満足ってもんですが。

想像って言えば、新撰組とタリバンの共通性について、今日は色々と考えて生きていたんです。いや、正確に言えば、それを本にしたら印税で食って行けないかなぁ……っていう下衆な想像をして、信号待ちの時間を潰していただけなのですが。

あ、「明日大阪」っていえば「アレのアレがアレなもんで行くんでしょ! アンタも好きねぇ」なんて言われそうですけれど、ボクの目的はそこじゃなくて、欲しいCDを探しに行くんです。行列嫌いなボクがTシャツ、ゲットなんて出来る訳もないです。


2004年08月26日(木曜日)----すぎもと

大仕事

CD:大仕事アンコール'94

昨日の話、時間つぶしに何気なく入った中古CDショップで、梅津和時さんのCD「大仕事アンコール'94」を発見。中古CDとしてはちょいと高めの1800円という値段設定だったのだけど、このCDはもう入手困難なので、ボクの脳中の「あれば買っとけ! CDリスト」に入ってるものなので、何のためらいもなく買ってしまいました。いや、嘘です。財布の中を見たらジャリ銭しかなかったという、なんとも中学生以下のおっさんでした。恥ずかしい。そいで、近くのATMだかいうオートマチックだかマニュアル・ミッション車だか混乱するような名前の機械に、カードっていうものを入れてお金が出て来るものでお金を下ろしてみました。2000円も。いや、社会人として本当に恥ずかしいね(笑)。

このCD、(4人の頃の)たまのメンバーとのセッションの模様が収録されてて良いです。1曲目の石川さんの「豆腐」という曲を聴いたとたん、このアルバムの凄さが分ります。本当に凄くぶっとんでるアルバムです。2曲目の知久さんが歌う、宮沢正一さんのカヴァー曲「キリストは馬小屋で生まれた」も最高。いわゆる「さよなら人類」のたまじゃなくて、本物の「たま」って感じですね。自由に好き放題で放送禁止って感じです。勿論他のミュージシャンの人たちも素晴らしくて良いので、皆様もぜひ脳中の「あれば買っとけ! CDリスト」に入れておきましょう。

プディング

このCD買ってから、小腹が減って来たので、北国銀行の所を西に入った北側にある「ヴァンセットデュグレ」っていう、ボクの大好きなパン屋さんで、ボクの大好きなプディングを買って食いました。52円です。安い。なんせ、財布の中には……(以下、恥ずかしいので略)。


2004年08月24日(火曜日)----すぎもと

再確認

すっかり更新が停まってました……。一応、その間にも牟岐町の写真パート3とか、花火の音源とかは密かにアップしてあるんですけれど。あ、徳島人チェックも項目が増えてたので、久々に更新しましたです。

なんせここ数日、眠くて眠くて、結構早い目に寝てしまう毎日だったのです。なのに睡眠不足なのは、眠りが浅いせいなのでしょう。一晩に何回も起きてしまうんです。

ちょっと前まではAMラジオを聞きながら寝てたんですが、最近はまたまた、iPodで枝雀師匠の落語を、片耳だけヘッドフォンを付けて、聞きながら眠ってます。「枝雀落語大全」の録音は、うちのスピーカーで鳴らすと枝雀師匠の喋りより観客の笑い声の音量が大きくて、寝ながら聞く音量を決められないんです。iPodのオフ・タイマーを30分にセットして聞いてるんですが、だいたい枕の途中で寝てしまうんです。それで2時間くらいしたら目が覚めて、トイレ行ったり、水を飲んだりして、その後でまた覚えてる辺りまで戻して……そういう繰り返しです。1話聞き終わるのにいったい何日かかるんだ……という毎日なのでした。いや、それでも深く眠れたらいいんですけれどねぇ。

世間ではオリンピックオリンピックで睡眠不足な人が一杯ですけれど、ボクの中では盛り上がってはないです。卓球の愛ちゃんの「シャー」か何か、訳の分からんかけ声みたいなのを聞いてたら、気分が悪くなってしまったです。あれ、だいたい自分が決めた時じゃなくて、相手がミスした時に言うでしょ? それがどうも合わないみたい。アメリカの大統領選挙の報道を見てるみたいな気分になるっていうと……分りやすくないですね。

週末には所用で京都駅にチラっと行ったんですが、何か新撰組が誰かを斬ってまして、人垣が出来てました。おぅ、やってるやってる……って横目で見ながら用事を済まし、帰る頃には、今度は新撰組が子供達何人か集めて、人殺しのレクチャーをしてましたです。それはどうなのよ! って平和主義者のマントをひるがえして歩いてたのですが、その時前から歩いて来た兄ちゃんが、平気で火のついた吸い殻をポイっと捨てやがったので、「近藤だか土方だか知らねぇが、その刀をよこしやがれ! タタッ斬ってやる!!」という気分になりました。本当に憎たらしい捨て方をしたんですよ。殺意を覚える程の。

ボクの平和主義なんて、それほどのもんだという事です。分ってましたけどね。

そうそう、9月に憂鬱と官能を教えた学校という、実に興味深い本が発売されるので、即ゲットせねば! と思ってるのですが、出版元の河出書房新社のサイトをチェックしていたら、ティム・バートン ナイトメアー・ビフォア・クリスマス メイキングブックなんて本も発見。うわぁ、欲しいなぁ。どうしよう……。



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