パザ日誌

コラムというほど大袈裟でなく、日記というほど更新もできない。
ただ、pazapのメンバーが思ったことを書き綴るページです。


2004年08月10日(火曜日)----すぎもと

来る、きっと来る

今日釣った魚

今日も午後から釣りへ。牟岐町の景気動向とローソン進出の関係や、ガリガリ君と男女差別問題、それから、濃縮還元の100%オレンジ・ジュースに香料が入ってるのに、何故100%と言い切れるのか? というような難問について考えながら釣りをしてたので、釣果は3匹でいまいち。でも、釣れた数と満足度が比例するかっていうと、決してそういう事はなくて、結果としては大満足で楽しめました。釣り面白れー! pazapメンバーに約1名、ほんまもんの釣り師が居る事だし、来年はこの町でpazap夏の合宿をして、バンドの練習1釣り9くらいの割合で合宿にしてはどうかという案を練りながら釣ってました。最終的には酒が飲める約1名は、釣れた魚を酒の肴にして飲む専門になるだろうという結論で(笑)、この案はまとまりましたが、まぁ実現は難しいでしょうね。

夜は親戚の叔父さんの所へ訪問。近い将来、必ず来るであろう南海地震と、その数分後にこの町を襲う予定の津波について、色々と話をしてました。実際に昭和21年の地震と津波を経験した人から、直に聴いたという体験談がとても興味深かったです。例えば、地震の来る2、3日前から井戸の水が枯れてしまったとか、橋の辺りで地震に遭遇して、河の水が引いて行くのを見て津波が来ると思い、山へ向かう路地を走って逃げたら、50メートル程の路地を走り終えるまでに水が腰まできたとか、津波に飲み込まれて必死で何かにしがみついたら、津波が引いてみるとハシゴが無いと降りられない屋根の上に中ぶらりんになっていたという話とか。体験者のエピソードっていうのは色々とあるんですよね。そういう話を一杯聴いてみたいなぁと思ってしまいました。

しかし、この辺りの地域では30年後かもしれないし、明日来るかもしれないけれど、大きい地震と津波が100%確実にくるだろうと言われています。原子力発電所の二次冷却水漏れは防げても、地震や津波を止める事は出来ないのです。人間は人災も止める事が出来ないだけじゃなくて、天災も人災によって被害を大きくしてしまう馬鹿馬鹿しさを持っている様なので、ひょっとしたら明後日くるかもしれない地震・津波と思って、それまでに何とか手を打って欲しいものです。少なくとも個人の力ではどうしようもない次元の話では。


2004年08月09日(月曜日)----すぎもと

海を満喫

大砂海水浴場

昨日からお腹の調子がいまいち良くないのです。何故かって言うと、寒いのですね。昨日寝る時も扇風機もなにも付けずに寝たのに、明け方寒くて起きたくらいです。どうやらお腹を冷やしてしまった模様。しかし、久しぶりの夏の帰省だったので油断したね。トレーナーくらい持って来るべきだったですよ。天気予報の最高気温なんか見てても、京都府南部と徳島県南部なんて、2、3℃京都が高いだけなんですよ。でも、特に夜なんかこんなに涼しいのか! っていうのが驚きます。というか、思い出すって感じですかね。今でもこの実家にはエアコンなんてないんですよ。やっぱり都市部の暑さは異常ですね。ブロードバンド的……あぁ、もう飽きた。

という今日は、朝から久しぶりに釣りに行ってきました。帰省して釣りに行く時は、まったくのお手軽フィッシングをテーマにしてます。安物の竿とリールで、堤防でウキ釣り。大粒のオキアミだけを買って来て、Tシャツに草履履きで、車で2、3分の堤防で気楽に釣りをする。こればっかりです。今日は1時間半くらいしか釣らなかったのですが、何十回も当たりがあったし――結局は餌だけもってかれたけれど――面白かったですよ。最終的には逃がしてやった小物2匹を除いて、白ギスが1匹だけの釣果でしたが、大満足。投げ釣りじゃなくて、ウキ釣りでキスを釣ったのは久しぶりだなぁ。250円で買った餌は半分以上残ってるし、明日も楽しめそう。

そして昼からは隣町の海南町にある大砂海水浴場へ、これまた何年ぶりかに泳ぎに行ったのでした。他にもまるっきりプライヴェート・ビーチ気分で泳げる場所もあるのですが、それに比べてこの大砂は、この辺では設備も整ってて多くの海水浴客が来る所です。国道55号線沿いにあって、場所も分りやすいし、駐車場(無料)もあるし、シャワー(無料)も更衣室(無料)も海の家もあるので良いのですよね。ただ、多くの海水浴客って言っても、例えば都市圏近郊の有名海水浴場の芋洗い状態みたいな事は一切無くて、可愛いものです。余裕でゆったりと泳ぎ回れますです。

泳ぎ終わってシャワーだけ浴びて砂を流し、海パンのまま車で家へ帰るっていうのが、いつものパターン。学生時代は朝泳ぎに行って、昼ご飯を食べて、昼から泳ぎに行って、夕方に川へ移動して泳いで帰るっていう毎日だったんですが、今から思うとよくそんなパワーがあったなと、2時間くらい休み休み泳いでヘトヘトになってる今、つくづく思いますね。

天気が良かったので、朝の釣りといい、海水浴といい、結構焼けてしまって、足や腕がヒリヒリしております。寝る時に日焼け部分にタオルケットが当たってヒリヒリするっていう、絵に描いた様な夏休みの雰囲気を、これから味わう訳であります。あー、ヒリヒリ。


2004年08月08日(日曜日)----すぎもと

時間感覚

駐車についてのお願い

いつも思うんですが、この町は時間の流れ方が違う。

「違う」って言うからには、勿論どこかと比較して……って事になるのですが、果たしてそれは今ボクが住む京都市内か? というと、そうでもあり、同時にそうじゃない気もするのです。ひょっとしたら、「ブロードバンド化されてる街」としても良いかもしれませんです。なんとなく。そして、どっちかっていうと、この町の時間感覚の方が人間的っていうか、マトモな感じがするのですよね。ブロードバンドな街はやっぱり異常な街なんだなと。

そういう時間感覚の違いを感じる看板を発見しました。ボクも通ってた牟岐小学校の横にあるパーキング・エリア――もちろん無料――なんですが、「ここへは長時間駐車しないように」と書いてある後がポイント。「長時間」という目安が「昼間は12時間、夜間は8時間」というのには驚きです。というか、ブロードバンド的な視点からは異常な時間感覚ですね。ただ、どちらの感覚が狂ってるのか、それは人に寄るでしょうけれど。ボクは、これに驚いた自分が嫌になりました……。


2004年08月07日(土曜日)----すぎもと

姫神祭り

姫神

我が故郷、牟岐町の夏祭りと言えば、「奇祭」として紹介される機会の多い「姫神祭り」。ボクがまだこっちに住んでいた頃には、8月1日がこのお祭りだと決まっていたような記憶があるのですが、いつの間にか「8月の第1土曜日」みたいな事になっていたのです。それで、「8月の第1土曜日」ならば今日がその日なので、これは今年は何年ぶりかに姫神祭りの花火大会を見る事が出来る! と思っていたのです。でも、何故か今年の姫神祭りは7月31日だったので、残念だなぁ……と思ってました。

ただ、この日は皆様覚えていると思いますが、四国に台風が上陸して、エラい事になっていた日。それなので、ひょっとしたら1週間延びたかも? と思って、今週の初めにネットで検索してみると、なんと「台風の影響で8月6日(金)に延期になりました」という事でがっくり。

なんで金曜日なんだよぉぉぉぉぉぉぉ……。と思っていたのですが、きっと土曜日は予め他の地域で、すでに花火の予定があるんだろうなぁと思って諦めてました。で、昨日京都を出発する前に、地元の友達にメールをしたら、なんと「明日(つまり今日)に延びた」との事で、大喜びで帰って来たのでした。

久しぶりの姫神祭り。そして、久しぶりのこのお祭りの主役(写真参照)。この主役を見て頂ければ、この祭りが何故「奇祭」と言われるかがお分かりになるかと思います(笑)。そう、ナニのナニがナニな訳ですな。昼間にはこのナニを船に乗せて、沖合いにある磯釣りのメッカで無人島の「牟岐大島」へ奉納(?)へ行く訳です。その様子がNHKのニュースでまで――モザイク無しで(笑)――放送され、アナウンサーが「男性のシンボルを」なんてコメントを読む訳ですから、この祭りは大らかな訳ですよ。まぁ、お祭りっていうのはそんなものであります。

夜には西の浜にテキ屋さんの夜店じゃない、町民の人たちの夜店が並ぶんです。この辺り、最近の事だと思うんですが、これがなんともいい雰囲気です。本当に町民のお祭りって感じです。それに、綿菓子なんか50円だったりするのであります。安い。ご飯食べた後でお腹いっぱいだったんですが、トウモロコシの焼いたのを食ってしまいました。海を見ながら食べて最高に美味しかったです。

その夜店から離れて、この「シンボル」が祀ってあるのですが、それがちょっと寂しそうだったのです。きっと、親子連れで訪れる場所には、ちょっと微妙な感じだからかなぁ? とか思っていたんです。お嬢ちゃんに「お父さん、あれ何?」なんて言われたら困るなぁ……みたいなね。そんな事を考えながら、前を通りかかったら、おばあちゃんに連れられた小学生がやってきたんです。そして、そのおばあちゃんが孫に賽銭を渡しながら「拝んどき、『将来立派になりますように』言うて!」って言ってました(笑)。むしろ小学生の方が困ってましたですね。ええぞ、おばあちゃん!!

夜8時から花火大会があったんで、通称「赤堤」へ。ここで花火を上げているので、ここで見るのがベスト・ポジションだと思うのですが、皆、夜店とか阿波踊りをやってる西の浜へ集まっているので、この場所にはほとんど人が居ませんでした。誰も居ない堤防に寝っ転がって花火をみるなんて、こんな贅沢はなかなか出来ません。多分、1万発の派手な花火大会を、人混みにギュウギュウにされながら、前の人たちの頭越しに見るより、350発の花火をこうやって見る方が、よっぽど値打ちがあるってもんです。

いつも、この花火を見るためだけにでも帰ってきたいと思ってたので、久しぶりに見たこの花火は最高でした。写真は撮りませんでしたが、持って行ったMDで録音して来たので、また何かのネタにでも使おうと思いますです。多分、あれ録音してたのはボクだけだろうなぁ(笑)。


2004年08月06日(金曜日)----すぎもと

2004年夏、帰省(←「北の国から」っぽい)

あまりに暑くて、先週末辺りは熱中症寸前でした。だから今日は、ドリアンを蒸したらどういう臭いになるか? っていうのを想像して、この暑さを乗り切ろうと企んだんですが、やっぱり無理でした。余計に気持ち悪くなったって訳じゃないんです。ただ、ドリアンの臭いを嗅いだ事が無いっていうのを思い出しただけなんです。

そういう今日は、夜8時半ごろに京都を出発して、実家の徳島へと帰省しました。最近は朝から出発するケースが多かったんですが、今回は「夜に走る」っていう事がテーマでして、久しぶりに夜に出発。帰省はやっぱり夜に走るに限るね……っていう訳じゃなくて、ただ単に十年選手の車のエアコンが故障してるっていうだけなのですが。この酷暑の昼間をエアコンなしで走って、もし渋滞にでも捕まった日には、正直危ないですからね。

パゴドン

そういう訳で、それでも渋滞はするだろうし、念のために冷やした2リットルのスポーツ・ドリンクを積み込んで、京都を出発したのです。運が良ければ今日中には淡路島に上陸したいなぁ……とは思っていたのですが、まったく渋滞もなくて、今日中に四国に上陸できてました。阪神高速は湊川で降りて、明石までは国道2号線を使って、明石海峡大橋は渡らずに、お得意のたこフェリーを使って、淡路島も洲本までは国道28号線を使ったにも関わらずです。フェリーなんて、フェリー乗り場に着いて、10分後には乗船できていたので、めっちゃラッキーでした。

夜走ると眠くなるのが大変なのですが、たこフェリーの中で見つけたキャラクター「パゴドン」っていうのが一体何者なのか、どういう体の構造になっているのか、それを考えているだけで眠くならなかったのもラッキーでしたですね。



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