パザ日誌

コラムというほど大袈裟でなく、日記というほど更新もできない。
ただ、pazapのメンバーが思ったことを書き綴るページです。


2002年11月10日(日曜日)----すぎもと

ライヴです

昨日は最終確認の練習でスタジオへ。個人的にはまだまだ練習不足なのですが、バンドとしてはいい感じじゃないでしょうか? さぁ半年ぶりのライヴで、しかも初めてのベースなしの3人でのライヴです。さらにギターの生野さん抜きの2人で夏に1曲だけ演奏もしたので、ボクは今年は4人、3人、2人と3ヴァージョンのpazapでライヴをする事になります。

そんなライヴ当日の朝、気分を盛り上げようと早起きして(っていっても9時からだけど)「題名のない音楽会」なんかを見ました。 ギタリストの鈴木大介さんのコラボレーション特集でした。無茶苦茶うまいっ! 当たり前だけど(笑)。渡辺香津美さんもゲストで3曲演奏されてました。MJQの「ジャンゴ」やバド・パウエルの「クレオパトラの夢」などのジャズナンバーもよかったけど、タンゴといえばこの人「ピアソラ」の曲が特にかっこよかったです。気分を盛り上げようと思って見てた筈が、すっかり圧倒されてしまってショボンとなってしまった(笑)。参りました。

さぁ、そんな気分で今日のライヴの時間が迫って来ました、リハへ行かなくては。少し早めに出ないと混んでるかも知れないですなぁ。 どうなる事やら、見てのお楽しみという事で。ボクも分かりませんので……(笑)。


2002年11月9日(土曜日)----すぎもと

枯れ葉をゴミにするのは誰だ

郵便局に行くときに国道24号線にチャリンコで出たら、物凄い渋滞でした。今京都は観光シーズンなので、それでなのか? 今年は急に寒くなったので紅葉も色鮮やかそうだし、実際街中でもいい色になってる木も見かけます。でも昨日この当たりで街路樹の剪定(というか枯れ葉が落ちないように切ってるだけ)をしてて、1車線つぶれていたので、今日もやってるのかも。

京都の紅葉の名所も色々とあるけど、ボクが一番好きなのは有名な嵐山とかでなくて、街中。それも堀川通の今出川から紫明通りの間の銀杏ですね。ここのグリーンベルトの中と街路樹の銀杏の紅葉は結構穴場なのです。道も広いし車通りも少ないしとってもキレイ。でも最近はやっぱり落ち葉の処理が大変なのか、枝ごと落としてしまってるようですね。もったいない。

ボクはこの当たりにあった車屋さんに勤めていたのですが、このシーズンは毎朝始業前は落ち葉拾いが日課でした。その時いつも思ってたのですが、いつから落ち葉はゴミになってしまったのだろう? という事でした。落ち葉は土に帰り、肥料となって新しい命の源になる筈なのに、その間に人間が自分の都合でアスファルトをしいたり、コンクリートで固めてしまう。落ち葉をゴミにしてしまう原因は、この人間の欲なのですね。結局それで落ち葉をゴミにしてしまい、その処理で本来無駄な税金を使って無駄な二酸化炭素を出し、まったく今まで通りの人間らしい生活をしている、いわゆる先進国じゃない人々の上に酸性雨を降らし、オゾンホールを空け、もしくは異常気象で雨不足にしてしまう。いったい誰が幸せになるのか? 疑問です。

こういうのは色々とあって、例えば原発が作られるのは必ず海沿いの田舎ですよね。そうすると反対する人が出てくる。「それは住民エゴだ! お前らだって電気を使うじゃないか、どこかに造らないといけないんだ!」なんて言ったりする人がいますが、例えば福島県の原発で造られる電気はどこで使われるかといえば、殆どが東京周辺の首都圏らしいですね。じゃぁ、そんなに言うんだったら東京湾に造れば良いじゃん、原発。自分らが使うんだから。と言いたくなりますよね。安全なんでしょ?

つまり金をちらつかせて結局地方に押し付ける。アフガニスタンで井戸を掘ってるボランティアの人達がいますが、アフガニスタンで雨が降らなくなったのは、アメリカをはじめとする先進諸国(もちろん日本人も)が自分達の欲望のみで好き勝手なコトをしたしわ寄せのように思えてならないのです。そこへアメリカが攻撃をして全然関係ない一般市民を殺す。それが正義というのはまったくもって茶番ですね。 そういう貧しい国やその国民に、無茶苦茶な事をし続けている事への反発が911のテロだったり、劇場占拠事件だったりしている要素のひとつでもあるような気がします。

そういう事は直接手を下してるものだけのせいじゃなくて、自分の都合だけで台所の流しに油を垂れ流しにする、ボクら一般市民の固まりが全然関係ない人を不幸にしてるのだと言う事なのでしょう。ボクらの普段食べているものが、そういう発展途上の国の環境を破壊して作られ、そしてそのほとんどがゴミとなって捨てられて行く。そういう事をもっとひとりひとりが考えなければならないのではないかなんて、つい自分の事は棚にあげて書いてしまいました。

ジェフ・バーグランドさんだったと思うのですが(ダニエル・カールさんだったかなぁ……)、日本に来て「汲み取り式」のトイレを知った時に「日本はなんて進んでるんだ」と思ったそうです(笑)。これこそリサイクルだ、と思ったそうです。そういう意味では、ボクらは発展と言う名の「退化」をしてるのかも知れませんね。これからはこういう問題が大きくなってくるのだろうと思います。地球を守るんじゃなくて、ボクら自身の生活を守るためにです。地球なんて人間が無茶苦茶しても壊れないですよ。人類が滅亡して次にゴキブリかなにかに取って変わられるだけですからね。

DCPRGでトリップしまくり

あした発売のDCPRG のアルバム"DCPRG3/GRPCD2"が代引で昨日届いていた模様。夜に帰って来たら郵便局の不在票が入ってました。今日起きてチャリンコかっ飛ばし、郵便局まで直接取りに行って来ました。

初回のみ2-CDなこのアルバムですが、本家のリミックスの方は今日は聴くのはやめとこうと思って、必死で聴きたいのをこらえている所です。実は初めて買ったリミックスのアルバムで、前にも書きましたがリミックスは聴いた事もほとんどないというボクですが、これを聴いてしまえば明日のライヴで配付予定のpazapのリミックス盤が、配付出来なくなる可能性がほぼ100パーセント(笑)。いや、恥ずかしくて配付できなくなるという事です。

明日配付のpazapのリミックスは、リミックスというよりは「pazapの曲をメドレーにしたもの」だと考えていただければ幸いです。リミックスというのもおこがましい(っていってもリミックスがどういうものかよく分かってないのですが……笑)。

という事でDCPRGのライヴ盤を iTunesで聴きながらこの日誌を書いているのですが、凄過ぎてキーボードを打つ手が止まりまくりです。最近ボクの一番のお気に入りは"PLAYMATE IN HANOI"という曲なのです。 この曲はまるごとポリリズムで、ポリリズム好きのボクとしては最高に幸せになれます。ポリリズムの基本とも言える「4」と「3(8分の6)」が同時進行で進むパターンなのですが、これが延々と続くのです(途中「4」が消えるところがありますが)。

このグループはツインドラムで、このおふたりが「4」と「3(8分の6)」を別々に同時進行してるのですが、「3」の方が6/8の裏をオープンぎみのハイハットできざんでるので、よけいにトリッキーな効果を与えてますね。途中延々と繰り返される栗原さんのベースのパターンだけ聴いてても「4(つまり3連)」にも「3(つまり16分)」にも好きな様に取れますね。もちろんグルーヴ的にも「4」にも「3」にも自由に取れる。これをライヴで踊ったら人によって4拍子でとる人と3拍子でとる人に別れるんだろうなぁ。 ボク的には「4」と「3」で行ったり来たりするのがおススメです。

しかしこの"PLAYMATE IN HANOI"っていう曲は、そういうポリリズム的な面白さだけでなく曲自体が最高にカッコイイです。ホーン.セクションが奏でるテーマもツボにハマる素晴らしいメロディー&ハーモニーです。もうボクなんかが説明するより是非聴いて欲しい曲、そしてDCPRGです。


2002年11月8日(金曜日)----すぎもと

ゲロ1トンは良いとして30キロって……

お食事中の方におかれましては、どうも申し訳ございませんです。 ゲロ1トン!吐いたのは24歳美人ナースなんていう記事がありまして。なんか過食症の女の人が総ゲロ(笑・もちろん正式な単位ではありませんよ。ちなみにゲロ袋1杯を1ゲロとして計算してくださいっ、はうまっち!・笑)1トンを超える凄まじい不法投棄で廃棄物処理法違反にて書類送検されたというニュースなのです。なんか記事を読んでいるだけで「もらって」しまいそうになりましたが、一番気になったのは次の引用部分でした。

だが、勢いは止まらない。「昨年秋からは多いときに吐き出す量は1回に30キロ程度。とてもトイレだけでは処理できず、袋に詰めて不法投棄した」(捜査関係者)

うへーっ! 一回に30キロ!! そんなアホな!!! 一回にですよ!!!! それじゃトイレどころか、浴槽じゃなきゃダメだね!!!!! 30キロってさぁ、米10キロの袋3袋分でっせ!!!!!! そんなもんどこから出るのだ? あの米の袋3袋分の胃袋って、どんなの?? ガリバーかいあんた??? だいたいその前に30キロも食えるのか???? 250グラムのステーキ120個でっせ、あんた! って、こんなもんでいいですかねぇ、つっこみは。いや、揚げ足とりって言った方がいいですか。どう考えても3キロでしょ(笑)。それとも1日30キロ? どっちにしてもスゴイけど、病気なのですからなんとも複雑ではあります。とりあえず、お大事に……。

MacIEの「バグをもってバグを制す」

最近はWeb巡回にMacOS X環境ではChimera、OS9環境ではMozillaを使っています。IEはCSSに手を入れたりすると、特に画像などをスタイルシートから読み込んだりすると、IEを再起動しないと読み込まないので使いにくいです。ボクの使い方が分かってないだけかもしれませんが。Shiftを押しながらリロードすると、キャッシュもクリアされるんでしたっけ?  何かそんなのがあったような記憶があるのですが、何を押してリロードしてもCSSを反映しないので嫌になります。

今回のCSSをメインとしたリニューアルで、初めてfirst-letterというのを使ってみたのですが、何かコイツがMacIEで見ると2byte文字が文字化けしてしまうのを発見。これは有名なのでしょうか? Mozilla系では問題ないのでMacIEの問題なのでしょうねぇ。 使うのを止めようかとか、first-letterを適用する所は英数のみにしようかとか悩んでたら、 Apple Developer Connectionから Working with CSS - CSS Hints for Internet Explorer 5というのが発表されまして、その邦訳サイト(素晴らしい!) Mac版 Internet Explorer 5 の CSS バグと回避方法コメント内のバックスラッシュでハックにて、MacIEのバグを利用したバグ回避(変なの……)を知りましたので、さっそく摘要しました。

2つのコメント/* */の間にMacIEで摘要したくないのを置いて、前のコメントの最後を/* \*/のようにバックスラッシュ(日本語だと¥)を入れると、エスケープしてくれるのだそうです。 素晴らしい。

しかし「バグを利用したバグ回避」が何故こんなに多いのでしょうねぇ。 ともあれ、ひと安心です。Winではどうなのでしょうねぇ……。また電気屋さんにWinの確認しに行かなきゃ(笑)。


2002年11月7日(木曜日)----すぎもと

無洗米デビュー

冬になりました。今日から正真正銘の冬だそうです。だから今日がこの冬一番の寒さで間違いないでしょう。明日更新されるかも知れない記録ですが、そうなれば今日の寒さはこの冬一番暖かい日になるのですね。そう世間なんてそんなもんざんす。昨日の友は明日の敵! ん? 何か違うか?? 

そんな我が家も今日から無洗米。確かに楽だしこれからの季節は手が凍る思いをするので助かるのですが、なんかナマケモノになった気分ですね。それにボクは米を洗うのが、邪魔くさいけど結構好きだったりもします。そうそう、うちは今でも二層式の洗濯機を使ってるのですが、この感覚と似たような感じですかね。全自動の方が楽なのは分かってるけど、あえて二層式を買ったのです。洗濯も邪魔臭いけど、すると楽しいと思える時もあるのですよ。多分それは二層式だからだと思います。買う時もなかなか二層式の洗濯機がなくて、あちこち探しまわりました。時代は完全に全自動ですからね。ボクはたまに洗濯機の中のウズをボーっと見ている時があったりします。 洗濯機が停まるまで見てても飽きない時があったりして、多分ボクはボーっとしている時が一日の大半を占めているのだなというのを、 そういう時に感じたりするのです。ボクを知ってる人。多分ボクが静かな時はボーっとしてる時です。そっとしておいてあげてください。金星を見てたりします(笑)。まぁ、起きてるほとんどの時間が静かにボーっとしてるのですが……。

そう、この洗濯機の件と同じような感じは、あえてマニュアルのミッション車に乗ってる人と同じような感じじゃないでしょうかねぇ。「楽」よりも「楽しい」ことに重点を置いてる感じですね。「しい」が付くだけですが、大違いなこの日本語。そしてボクはミッション車も好きですが、オートマに乗ってます(どっちやねん)。

何の話しだったっけ? あ、そうそう無洗米でした。無洗米って普通の米よりちょっと水を多くした方がいいなと思いました。いつも通りの水の量だと、ちょっと固かったです。まぁ今日はカレーだったのでちょうど良かったけど。味は特に何も気にならなかったです。

ニュースを見てたら美智子様の生家が取り壊しで、保存を求める声があるようですね。それを見ていて思い出したのは、この前に読んだ岡本太郎の本。岡本太郎が前の東京都庁に作った壁画が、今の都庁に引っ越す時に取り壊しになってしまったらしいのです。本人はしょうがないという事で了承したのですが、周りの人が残して欲しいと交渉して運動が盛り上がってきて、上手く行きそうだという所まで言ったのに、強引に取り壊され、報道陣もシャットアウトで取り壊しの日も明かにせず、秘密裏にひとつの芸術作品が破壊されたのだそうです。まったく役所なんてそんなもんなんでしょう。

石原都知事がその時に都知事だったらどうだったのかなぁ、と思いますね。ちょっと興味ある所です。


2002年11月6日(水曜日)----すぎもと

立冬前の初カイロ

いやいや、ホンマ寒くなってきましたです。ボクは昨日、この冬初めてのカイロデビューでした。初カイロ! でも「この冬」っていうのは、例えば今年の1月とか2月とはも入るのかなぁ? だったら「今年初」ではないような……。あ、それから今が「冬」かっていう問題もあるけど(まだ紅葉にも早いって感じやし)、これだけ寒かったらもう冬でいいでしょう。 こよみのページを見てみると、明日が二十四節気の「立冬」になるそうなので、暦の上では明日からが「冬」と言えそうですが……。

さて、嬉しい事に忙しいにも関わらず、毎日素晴らしい日記を更新している 菊地成孔さんですが、サイト閉鎖予告の今月10日(あ、うちのライヴがある日だった)はとりあえず今年一杯まで延びた模様ですね。嬉しい限りであります。おととい京都のメトロで「東京ザヴィヌルバッハ」のライヴがあって、昨日まで京都にいらしたようです。ライヴ行きたかったなぁ、メトロって行ったことないしねぇ。まぁボクには場違いな所の様な気がするのですが。クラブって柄じゃないしねぇ。

でも今の音楽シーンはクラブが一番熱いですね。一番面白いかもしれませんね。ボクは例えばJAZZの、それも若い人がスタンダードばっかりやってるのはあんまり好きじゃないです。いや、これも良い悪いじゃなくて、好みの問題ね。 歌うたってる人で居るでしょう、けっこう売れてる人。ああいうのなんか抵抗あるです。JAZZがクラブシーンに入っていくっていうような、何かを吸収して新しい世界を作っていく感じが面白いように思うのですが。

そういう意味で菊地さんのやってる事は凄く尊敬します。御本人は好きなことやってるだけなのでしょうけどね。だからカッコイイのですよね。

それから、またうちのライヴがある今月10日に発売される、これまた菊地さんのグループDCPRGのニューアルバムは初回販売分の予約を締め切ったという事です。初回のみおまけのライヴ盤CDがついてくるこのアルバム、締め切り数日前にサイトからオーダーしたから、ちゃんとオーダー出来ているか心配だったんですが、確認のメールも来てひと安心です。よかったぁ。でも、確認のメールにも誰の何というアルバムを予約したか書いてなくて、オーダーシステムがダメダメな様です。せっかく素晴らしいアルバムを作ってるレーベルなのになぁ。しかし、DCPRG最高! もうカッコよすぎです。タブラが入ってる所とかが個人的には気に入ってます。なんか最近タブラ好きなのでした。

昨日の日誌でなんとなく名前が出たので、なんとなく検索して文中にリンクはった 毒蝮三太夫さんのサイトですが、改めて見てみると面白いですねぇ。 一番良かったのは、 グッズの紹介で「湯のみ」があるのですが、その湯のみに「ババァ、長生きしろよ」って書いてある(笑)。なんて暖かい言葉でしょう。イヤホンマ。


2002年11月5日(火曜日)----すぎもと

料理番組

昨日ダークエンジェルを見たのですが、その前の日にも二時間やってたのですね。知っていたのにpazapの練習でスタジオに入っていたので、すっかり忘れておりました(涙)。実質2回分、しかも最終回(1シーズン目)を見逃してしまった訳で、ちょっとショックは大きいです。大きいのに「ちょっと」っていうのも「どっちやねん!」って感じですがね。やっぱりDVD借りたりするしかないですねぇ。でも声が違うっていう話も聴くしね。声が変わるっていうのは大きいのであります。

テレビの話しが出たついでに、昨日寝る前にちらっと見たNHKの「にんげんゆうゆう」っていう番組は、シルバーメニューというのをやってました。高齢者のひとが食べやすいように、且つすばやくカロリーをとるという事で、サプリメント(栄養補助食品っていうヤツですね)を使った料理を紹介していたのです。例えばスポーツドリンクをゼリーにしてみたり、食パンの上に牛乳に溶いた粉のサプリメントをのせて焼いた「強化トースト」なるものなど。見た感じ、あんまり美味しそうではなかったのですが、試食の所で「ジジィババァ」と言えばこの人、 毒蝮三太夫さんが食べる食べる。がはははは、おぃおぃ、これ番組やで! っていうくらい食いまくっておりまして面白かったです。アナウンサーの人が説明してる後ろでもう、食べる食べる。そんなの普通一切れ位でええんちゃうの? がはははは……とつっこみながら見ておりました。でもあんなに上手そうにムシャムシャと食べられると、美味しそうに見えるから不思議。これぞ毒蝮マジックなのか?

NHKっていうのは不思議な番組が結構あってツボにはまるのですが、この前に見た「中国四千年料理ショー」っていう番組は、昔中国の皇帝かなんかが食べてた料理を紹介してて凄かったです。何が凄いって、最後に出てくるその料理のレシピ。「心臓のついた羊の肺 ひとそろえ」ってどこに売っとんねん!(笑)考えられへん番組でした。まぁそういう所が面白いんですがね。

料理番組といえば「どっちの料理ショー」ですが、いつも見る度に「ホントに美味しいのか?」と疑問になります。最高級の食材ばかりを寄せ集めたから美味しい、とはとても思えないのでありますよ。適材適所っていうのがあるでしょう? もちろんそういうのも考えてやってるのでしょうが。そういえば前に何かの番組で女優の 渡辺えり子さんが「どっちの料理ショー」に出た時に物凄いまずい時があったと言ってましたねぇ。この人は性格的にまっすぐな人なので、嘘でも不味いものを上味いと言えず、スタッフとちょっとやり合ったみたいです。勿論オンエアではカットされてたのでしょうが、それを分かった上で見てみたかったなぁ。

テレビとはそういうものなので大人気ないといえばそうですが、なんかそれをバラエティだけでやってる分にはまだ許せる気もしますが、ドキュメンタリーでもニュースでもやられた日にゃぁねぇ。その辺はキッチリと分けて考えて欲しいと思う時があるのさっ。


2002年11月4日(月曜日)----すぎもと

「キンチョーの夏」じゃなくて「緊張の波」

またまたスーパーに行ったら、この前の柚子がまだ残っていた。普通の家庭ではあんまり使い道ないのかなぁ? そんなに売れてなさそうな感じです。そして今日は10個ゲット。しめて200円也。早速帰ってまた全部絞りましたです。この前の小さなビンはすでに一杯になったので、ミツカンの米酢が入ってたような中くらいのビンに、絞ったのを入れました。全部絞ってこのビンに半分ぐらいですかねぇ。普通の家庭だったらこれだけで、ポン酢を買わずともひと冬越せそうですねぇ。こんなにお得なのに、みんな知らないのでしょうねぇ。 そして今日も柚子湯にしてぽっかぽかです。ただ、量が多かったのか途中で体がかゆくなってきて困りましたが(笑)。流石にあんなに酸っぱいものなので、酸が強いのでしょうねぇ。シャワーで流したら大丈夫になりましたが。そう言えばこの前、料理用にと皮だけ切って発砲スチロールの白いトレーの上に暫く置いておいたら、酸で発泡スチロールが溶けてました。恐るべし柚子パワー!

昨日はpazapの練習だったのですが、新曲「Hell Ditty」を演奏しながら、「この曲ってエゲツナイ曲やなぁ……」と思ってしまいました(笑・今さら?)。多分pazapの曲の中で一番の大変拍子大会で、4拍子なんか数える程しか出てこないですし、部分的ですがポリリズムも入っているのです。そう言えば、前回のMOJOさんサイトのライヴレポートでは普通のロック系にはでてこないようなフレーズやらリズムやらが満載でそのうえ、女性のボーカルまでのってると書いていただいきました。

いやぁ、これは嬉しかったですねぇ。良い悪い、もしくは好き嫌いは人それぞれですから、それぞれの人が判断すれはいいだけですが、「普通のロック系とはちょっと違う」というのがボクは最高に嬉しいのです。逆に言えば普通のロックが好きな大部分の層には、受け入れられない可能性がかなり多いのかもしれませんが……。だからその大多数の層の人達が、この「Hell Ditty」を聴いたらどう思うのか、ボクは想像も出来ません。みんながどういう顔でこの曲を聴くのか、とっても楽しみな部分と、とっても不安な部分とが上手く混ざり合ったライヴ前の程よい緊張が、少しづつ静かに押し寄せてきている感じがやって来ましたね。

ボクは関西弁でいうと「緊張しぃ」と言うやつで、ギターを弾いてた時なんかライヴ直前は御飯も喉を通らないような有り様で、注文した「にしんそば」が出てきても、お腹が空いてるのにひと口ぐらいしか手がつけられなかったりした時もありました。それから胃がキリキリと痛みだして、ライヴが終わってもしばらくそれが続くような情けない状態だったのです。今ではそういうのもあの頃から比べると考えられない程軽くなって、むしろ程よい緊張をこうやって楽しめる程になってきました。ドラムを教えてもらってる孝三先生が「緊張するぐらいやったら、初めからやらんかったらエエやん。やりたくてやってるんちゃうの?」みたいな事を言ってるのを聴いて、まったくその通りだと思った事がありますのです。それから吹っ切れたのか必要以上の緊張はなくなって、大分楽になったような気がします。どうあれ、楽しんでライヴが出来たらいいなぁと思いますです。

そして聴いてくれる人には良い意味でも悪い意味でもいいから、なんかしらの衝撃を与えられたらいいなぁ。「なんか普通で良くも悪くもないね」なんて思われるのがボクには一番悲しいですね。


2002年11月3日(日曜日)----すぎもと

リニューアルです

ライヴを一週間後に控えて、サイト・リニューアルです。だいたい土壇場になって2週間前から焦り出すタイプの人間がこんなことをしていてもいいのか? 今週は配付用のCD作りと、このサイトのリニューアルに費やしたって感じですか……。しかし、練習に費やせよというつっこみはやめてあげてください。この本人が一番良く分かってる事です。という事で明日から一週間、追い込みに入ります。何をするかというと、そう、アンケート作りですね(笑)。練習をしなさい!

でもこのリニューアルは、まだ完成してなかったりするのですが、外部スタイルシートにしたせいで、楽に出来た感じです。極端な話、全てのページの文字の色をスタイルシートの一行、いや3文字で変える事だって出来るという、大変効率的な事ですな。この「パザ日誌」だって、スタイルシート以外はあんまり手を付けてないくらいですし。勿論ブラウザのスタイルシートへの対応次第に左右されるリスクもあったりしますが……。

今回のリニューアルは「 iCabとの決別」という感じになってしまいました。 Mac用の軽量ブラウザでお気に入りのソフトだったので(過去形ですが、今でも好きなので使ってます。でも今はもっぱら Chimera ですが)、前のデザインは「iCabで表示できるように」というテーマで作っていたのですが、ヴァージョンアップしてもスタイルシートへの対応は進まず、もう限界が来たという感じですかねぇ。スタイルシートに対応してないものに合わせる、ということ事体が無理な話でした、と。これからiCabがスタイルシートにちゃんと対応したら、ちゃんと見られるようになるでしょうと、気長に待つ事にしますか。

という事で、iCabでは寂しく見えても表示はされる訳です。でもこのサイトはMac用だとIE4.5とかだとアウトなんですね。つまりxhtmlを読めない。素のソース画面を表示してしまいます。 BBSで書き込んでる人のUA名やOS名が表示されてる所がありますよね。そういうBBSを見てて気付いたのですが、Mac使ってる人でIE4.5って書いてある人が多いんですよね。多分買ったデフォルトのまま、ヴァージョンアップせずに使ってるんでしょうねぇ。せめてIE5以上にはして欲しいっすねぇ(涙)。


2002年 11月 2日(土曜日)----すぎもと

久しぶりに寺町巡りなど

そろそろ表面のコーティングも剥げて、へなへなヨレヨレな事になってきているボクのスネア。そう言えばこの前交換したのは、5月のライヴの時だった(笑)。来週はライヴだし、ちょっと早いけど交換しとくか……という事で用事のついでにドラム専門店「GATE WAY」へ (って昨日の話だけど)。

REMOのヘッドの定番といえば、アンバサダーなのでしょうか? ボクはいつもパワーストローク3です。いや、単にボクのスネア(YAMAHAのSteve Gaddモデル)にもともとパワーストローク3が張ってあったからという訳ですけど(笑)。まぁ、Gaddがそういうんだから間違いはないでしょう! って事で……。いや、初めはアンバサダーも使ってみたのですが、やっぱりパワーストローク3の方が、このスネアには合っているような気がしたのです。どこがどうっていうのは説明できませんが。でもアンバサダーの方が安いので、乗り換えようかなぁ……とかも思ったりして。


そして今日はCD-Rを求めて寺町の電気街などをブラついてみたり。ずいぶんと久しぶりに来ました。前はよく来たのですが、最近は御無沙汰です。やっぱり京都駅前にSofmapが出来てからという事になるでしょうか。ちょっと寂しい感じだったので、(Joshinの一店鋪閉鎖してるし)やっぱり不況っていうのもあるでしょうが、それに加えて京都駅のSofmap、そして郊外の大型家電店が増えたりしてるせいなのでしょうかねぇ。中古CDさんなどを覗きつつ、三井化学の「フタロちゃん」を探したけど、結局どこにもなかったです(というか、CD-Rの数事体が凄く少ないように思いました。店によってはDVD-Rなどと半々みたいな感じですし。世代交代も近いのか?)。しかし、中古CDの特価になるタイトルって、なんとなくどこでも同じになるんですねぇ。あえて誰のアルバムとか言うのはやめときますが、中古で大量に出回るっていう事は大量に売れて飽きられたヒット・アルバムかと思いきや、実はそうじゃなくて「誰やねん、あんた」って言うような感じだったり、大ヒットはしてないけど名前は知ってるくらいのバンドだったり等、残るものはどこも似てくるようです。一枚一〇〇円なんてコーナーは、これだけ枚数があってよくぞここまで買う気がおこらないアルバムを揃えたなって感じです。はははは。だから投げ売り状態なのでしょうが。

晩御飯は大丸の近くに有る手打ちとんかつの「かつ屋」さんというところ。最近こういうトンカツの店に多い、御飯とかキャベツとかのお代わりが自由というスタイルで、時間も込みそうな時間だったのだけど、かなり空いてて意外でした。この近くのラーメン屋さんは、凄く行列を作っていて、並んでまで食うのは絶対に嫌なのだけど、これだけ空いていても「ひょっとしてマズイのかなぁ」とか思ってしまいます。でもカツはとても柔らかくて美味しくて幸せ。それより店員さんの感じが良くて、とても気持ちよかったです。若い店員さんはハキハキしてて愛想がいいし、年輩のヒトは心配りが利くタイプ。こういう「お代わり自由」っていう店は、お代わりって言いにくい感じがあるのですが(いや、勿論しますがね・笑)、ここはちゃんと頃を見計らって「お代わりはよろしいですか?」って声を掛けてくれるのですね。なんて事はない感じでも、この心配りはとっても嬉しかったです。でも、ヴォリュームもあったので、お代わりするまでもなくお腹いっぱいでした。ありがとう。また行きます。


2002年11月1日(金曜日)----すぎもと

柚子


小学校の給食で苦手な物は、人それぞれ色々とあったと思うのですが、僕は酢の物がダメだったのです。あの酢の臭いが嫌いで、酢の物の臭いを嗅いだだけで吐き気をもよおす程でした。今はどうかしらないけれど、ボクが小学生の頃は給食を残すのは許されない事で、この酢の物のせいで何回か昼休みが潰れ、無理矢理食べさせられた嫌な思いでがあります。

当時のスポーツ部では、水を飲んではいけないというのは当たり前の事で、どんなにのどが乾いても先輩や顧問の先生なんかは、水を飲ませてくれなかった時代でしたが、今ではそれはすっかり過去の迷信になっていますよね。ひょっとしたら今の学校では、給食を残すという行為があの頃とは変わっているのかも知れません。

もしボクに子供が出来て、今でもそんな事をしているのだったら、確実に学校に怒鳴り込みに行きますね。学校教育というものは、昔の「良い兵隊をつくる」という軍事教育を、そのまま「良い企業戦士をつくる」に摺り替えただけのもので、結局型にはまった「管理しやすい人間」をつくるためのものだという話しを聴いた事がありますが、まったくその通りだと思いますね。昔よく言われた「三角食べ」なんていう食べ方も、まったくその論理で、「好き嫌いなく効率的に食べさせる」というのが目的だったと専門家の人が言ってました。まったく、エサじゃないんだから、好きに食べさせろ! という感じです。

ボクの通ってた小学校では給食に「サンドイッチをつくりましょう」とか「ハンバーガーをつくりましょう」というメニューがあって、食パンとかハムとか、そういう具が別々にあって、自分でサンドイッチやハンバーガーを作って食べるというのがあったのです。 ボクは昔からひねくれていたので、一度も作った事がありませんでしたね。全部別々に食べてました。地味ながらも、人一倍反骨精神だけはあった、変なガキだったのです。いや、そんないいものではなくて、ただのひねくれたクゾガキだっただけですが。

だいたい小学生といえども、体の大きさはまちまちなわけで、食べられる量も同じな訳がない。それをみんな均一に食べさせるというのは、おかしいのは当たり前なのです。これは悪平等や健康の事ではなくて、まさに管理だけの事でしかない。くそう、納豆の食べられない先生に、無理矢理納豆を食べさせてやれ! 誰だって好き嫌いはあるのだ。

おっと、嫌な事を思い出してまた前置きが長くなってしまいましたが、何の話しかといえば、「酢」の話しです。ボクは何故「酢」がダメなのか、ずっと分からないでいましたが、ある時気が付きました。うちの家では「酢」というえば「柚子の酢」(ぼくの地方では柚子の事を「ゆぅ」というので、おばあちゃんとかは「ゆぅのす」と言っていました。今でもボクは「ゆぅのす」と言いますが、車じゃないですよん)の事なのです。
柚子

これはうちの裏や畑にある柚子の木からとれた柚子を、しぼっただけのもので、そのまま一升瓶とかにいれて保存し、使う分だけ小さいビンに入れて、いつでも食卓にはそのビンが置いてありました。京都でも、大手のスーパーなどにいけば、小さいビンに入れて売ってたりしますし、通販で有名になった「 馬路村」なんてのもありますが、ボクはもうこれがなければ生きていけないぐらい好きなのです。お寿司にも酢の物にも、焼き魚にもじゃこにも、冷ややっこにも、もちろん鍋には欠かせません。 うちの家にはポン酢というものは存在せず、醤油にこの柚子の酢をまぜて鍋のだしをちょっと入れて、薬味などを入れれば「ポン酢」などという商品は必要無いのです。これが旨い! ずっとこれだから、給食で出てくる米酢の酢の物が食べられなかったのです。

暫く実家に帰れてないので、そろそろうちの柚子の酢もなくなってきた頃、きのういつも行くスーパーでは柚子の特売。六個買ってきて一五〇円でした。早速洗って、皮は料理用に少しキープ。そしてオレンジを絞る器具を前に貰ってあったのを出してきて、もうこれでもかーっていう程絞りました。凄いもんですねぇ、柚子3個で写真のビン(スーパーでは四〇〇円ぐらいで売ってる小さいビン)が一杯になりました。うれしー! これで暫く大丈夫だぁ。全部絞ったあとは残った皮とかをネットに入れて柚子風呂に。これがまた良い臭いで最高。まさに柚子を全てしゃぶりつくした感じで超ハッピーなのでした。今、台所に行くとほのかにあの柚子の臭いがします。ボクが実家にいた頃は、この季節になるといつもこの臭いがしてたなぁ。これは良い意味でのトラウマみたいなものなのでしょうねぇ。あの頃は当たり前だったこの臭いですが、今は台所を通る度に犬みたいに鼻をクンクンしながら、望郷の念に浸ってますです。

マヨナカ・りみっくす

さ、寒い……。寒すぎる。寒さにはめっぽう弱いボクとしては、早く夏が来て欲しいと望むばかりですぅ。うぅ、寒くなってきたと言う事は、今年も秋の次に冬が来るんですね(涙)。あぁ、四季が春→夏→秋→夏に変わるのを心待ちにしてるボクとしては、悲しい限りでありまする(爆涙・いや、実際そうなったら困るのでしょうがねぇ……)。お前アホか! そんなこと成る訳ないやろ!! というツッコミが聞こえて来そうですが、小さい頃「人間の死亡率は一〇〇パーセントや!」なんて、自信満々に言っていたうちの親父の言葉に洗脳されてた純粋なボクも、汚れたコギタナイ普通の理屈っぽい大人になると、「何言うてんの? 人間の死亡率が一〇〇パーセントっていうのは、今までの統計的な数値であって、この先死なない人間がもし出て来たら、100%でなくなるんや」などと、さも自分が思い付いた理屈のように、人から聞いた言葉を投げ付けてしまいそうです。

あぁ、どうか1年だけでいいから、四季を春→夏→秋→夏に!!

くだらない前置きが長くなりましたが、やっと、ホントにやっとのことで、ライヴで配付する音源が完成してしまいました。
まよなか・みっくす

あぁ、ライヴでお逢いする皆様御愁傷様、こんなものを押し付けられるとはっ(笑)。でも、三十枚ぐらいしか用意してないので、全員に配るのは無理かと思われます。胸をなでおろした方、呪いますよ(笑)。今回用意したのは、名付けて「pazapマヨナカ・りみっくす」。 いや、実はジャケットにタイトル入れてないのですが、通称名を「pazapマヨナカ・りみっくす」と勝手に呼ぶことにします。実は今決めました。実は初めて「リミックス」なるものをしまして、この「マヨナカ・りみっくす」にはpazapの曲三曲とその他もろもろ、ストックしてあったパターンとか、その場で考えたものとかリミックスして9分ちょっと。1曲だけになりますが、こゆーい内容となっていると思います。

……といっても、「リミックス」っていうのがどういうものかも知らないし、そもそも「リミックス」のアルバムを聴いた記憶もほとんどないので、ホンマモンの人に笑われそうなので、物凄い恥ずかしいものに仕上がってると思います。もうほとんど「ミックスしなおしたらリミックスやろ! 文句あるんか!」(笑)っていう程の開きなおり様であります。しかし、このノウハウもネタも知識も何もないので、結構苦労しましたねぇ。始めは面白かったのですが、途中で飽きて来るしどうやったら良いか分からないし、大変でした。何か参考になるリミックス盤があればいいんですが、そんなもんないし。でも、完成したらなんか聴けそうなものには成ってると思います。ただ、これがいわゆる「リミッックス」なのか? それはボクには分かりません。だって、リミックスというのがどういうものか、ボクは知りませんし……(笑)。

さて、この「マヨナカ・りみっくす」ですが、今の所今回のライヴのみの配付となりますので、この先手に入れる事は出来ないと思われます。是非ライヴに来て頂いて、ゲットしてみてくだされ。



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