Frank Zappaの2拍3連

The Black Page

Terry Bozzioの名演奏で有名なFrank Zappaの超難曲「Black Page#1」に出てくるポリリズム。 最後に11連符なんてのも登場するけど、音型で言えば難しくなく(ボクが叩けるという意味ではない、理解出来るという話し)一番理解に苦しむのは、次の二つ。

ブラックペイジ譜例

まづ、1小節目の3拍目からの3連ですが、2拍3連に5連、5連、6連を当てはめたもの。 このかたちはBlackPage#1には多く出てきます。 まだこれは理解しやすいです。「5連、5連、6連」の頭の音は当然2拍3連と同じ位置。 つまり、3連が無いと考えて、普通に4分音符3つの所を、「5連、5連、6連」と叩くのを2拍3連の中 でやると言う事です。(簡単に言うな! と言われそうですが…笑理解の上での話です・笑) 問題は次の2小節目です。 これがBlackPage#1の超難関の音型じゃないでしょうか。 一見どういうことか分かりません。計算が合うのか? とか悩みます。 これは、一応4拍3連の表記になってますが、2拍3連がふたつと考えた方が分かりやすいです。 というよりも、2拍3連がふたつの6つの音を2分割(2+2+2)というのが分かりやすそうです。 まん中の2拍が2拍7連になっているので2拍3連がふたつ(3+3)という書き方が出来なかったのでしょうか?  割り切れませんからねぇ。


練習法

さて、こういうフレーズを叩けるようになるには、どうすればいいのかなぁ?  と考えてみても、やっぱり練習しか無い訳で。(笑) 特にこういう、もともとの体に備わって無いリズムは、やっぱり反復練習で染み付かせるしか方法はないようですので、練習法を考えてみました。

2拍3連チェンジアップ

2拍3連のチェンジアップです。 基本の2拍3連からスタートして、音を1つづつ増やしていく練習ですね。 ちなみに2小節目は普通の3連と(表記が違うだけで)同じですし、4小節目は6連と同じです。 まづ、頭の中で理解できたら、ちょっとづつ体に覚え込ませましょう! (>自分)

誰ですか? こんなもん練習して使うところがあるのか? とか言うてる人!  こういうフレーズがやりたかったら、自分の曲のなかに作ってしまうのです!  そうすればやらざるを得ない!(笑)


初出
2002年9月13日
最終更新日
2003年06月06日
文責
すぎもとともひで

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